特集1
その場面での課題は何か？ 解決は何か？
～表組みから検索まで，シーン別デザイン事典～

ウェブをデザインするとき，そこにはいつもなんらかの“課題”があります。 たとえばウェブサイトを作るとき，その“課題”とは「ウェブサイトを作ること」ではありません。なんらかの目的や実現したいことがあり，そのためにウェブサイトを作るはずです。 あるいは，小さなアイコンをひとつ作る場合，“このアイコンで何を伝えようとしているのか”“このアイコンにはどんな機能が必要なのか”といった課題がそこにはあり，線の太さや色の調子もそこから導き出されます。ただ漠然と「かっこよくしよう」「きれいにしよう」と考えるのではなく，その場面ごとの“課題”を強く意識していれば，きっとよりよいウェブを作れます。

特集2
フルカラー編
Web配色事典

～すぐに使える！早速使おう！トーン別配色パターン集～ 小誌Vol.1，2で好評を博した「Web配色事典」，いよいよフルカラー編です。フルカラーならではの豊富な色使いのサンプル集に加え，セーフカラーとフルカラーの違いは？　フルカラーを使うときに気をつけることは？　トーンって何？　といった，押さえておきたい基礎知識もまとめました。手元において，ちょっとしたときに参考にしてください。

特集3
設計のためのサイトマップ　書き方・使い方

ここでのサイトマップは，ウェブサイト上にある“道案内”のサイトマップではなく，サイトをつくる際の“設計図”となるサイトマップのほうです。また，「どう設計するか」ではなく「設計したものをどう書き表すか」を考えています。サイトマップの目的は「サイトの姿を目にみえるかたちにして，関わる人々が同じ完成型を思い描けるようにする」ことであり，複数でサイト制作をする際にはとくに大切です。構造を視覚化するために　・どんな道具を使い，・どんな要素を，・どんな風に書き表すか？　といった問題についてまとめました。

シリーズ企画
サイトデザインの舞台裏
究極のユーザー定義，セピエント「エクスペリエンス・モデリング」の舞台裏

サイトをつくる際の出発点は「誰が何のためにサイトを使うのか？」を考えることです。今回紹介するセピエントの「エクスペリエンス・モデリング」では，現場でのユーザーの振る舞いをひたすら観察し，「なぜ？」と問いかけ，そして得られた情報を分析することで，ユーザーの抱える問題を定義し，解決法を提案します。モデリングの具体例をもとにお話を伺いました。