ここがわからなかった!シリーズWordでつまずく縦書き文書の作り方 ここがわからなかった!
2005年10月21日紙版発売
西上原裕明 著
A5判/272ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 4-7741-2550-4
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書籍の概要
この本の概要
「Wordで縦書き文書を作りたいけど,参考書は見あたらないし,Wordはわけわかんないし」。そんな方はぜひこの本を。縦書きならではの文字の扱いや文書体裁の整え方,Wordならではの段落や表組み,罫線,印刷設定の方法をみっちり1冊にまとめました。
こんな方におすすめ
- 縦書きにしてみたけれど、なんとなく紙面が読みにくい、かっこわるいと悩んだ方
- 横書きでは慣れていた操作が、縦書きではうまくいかずに困った方
- 表や図のレイアウトが思い通りにならないと悩んだ方
目次
PART0 縦書き文書で知っておきたいこと
- 0-1 縦書きと横書きは何が違う?
- こんな質問に心当たりはありませんか?
- 意外にややこしい縦書きの世界
- Wordは縦書きが苦手!?
- 0-2 Wordで縦書き文書を作るための準備
- 作業によって画面サイズを使い分けよう
- 上下の余白を隠せば表示文字数を増やせる
- ツールバーを横に置くという手もある
- 縦長のページなら「印刷プレビュー」も便利
- 原稿書きに集中するなら「下書き」表示を利用する手もある
- ルーラーは必要なときだけ呼び出せばいい
- 「編集記号」を表示させておこう
PART1 ここがわからなかった! 〜バランスよく読みやすい文書体裁の決め方
- 1-1 きっとここがわからない 〜縦書き文書の体裁
- 縦書きと横書き,違いは文字の方向だけ?
- 読むときの「目の動き」を考えてみよう
- ページ番号や柱はどこに置けばいい?
- 1-2 縦書き文書を作る手順
- 文書を作る前に,プリンタを決めておこう
- ページ全体の仕様は大きい要素から順に決める
- 用紙の大きさは仕上がりサイズまたはその倍サイズにする
- 印刷形式と用紙の置き方を決めてから余白を決める
- 本文の基本となるフォントを決める
- 1ページの行数,1行の文字数を決める
- コラム:既存文書の基本フォントを変える場合は要注意
- 1-3 ページの見た目は余白で決まる
- 本文領域の設計に便利な黄金分割
- [標準],片面印刷では綴じる側の余白を広めにする
- 見開きの体裁では左右の一体感に配慮する
- 余白の割り当てにも便利な黄金分割
- コラム:綴じしろの使いみち
- 1-4 本文の読みやすさはフォント,1行文字数,行幅で決まる
- 本文には明朝系のフォントが向いている
- 知っておきたいフォントの「ピッチ」
- 縦書きの1行文字数は多くても50字以内に
- 本文の行送りはフォントサイズの1.5〜2倍が適当
- コラム:縦書きの多段組みでは綴じしろに注意
- 1-5 意外に難しいページ番号と柱の入れ方
- ページ番号と柱の予備知識
- ページ番号と柱は専用の場所に置く
- 「ページ設定」でページ番号と柱の上下位置を決める
- ページ番号を入れるには専用のボタンを使う
- ページ番号の体裁を変える2つの方法と使い分け
- ページ番号の文字種とフォントを変えてみる
- ページ番号の左右位置はインデントと行配置で決める
- ページ番号を途中から振るには「セクション区切り」を使う
- コラム:ページ番号を入れるだけなら専用コマンドが簡単
- ページ番号がわかれば柱は簡単
- 文書管理情報を柱に入れるには「フィールド」が便利
- 章見出しを柱に入れるにはスタイルとフィールドの連携が便利
- ページ番号と柱の入れ方,総まとめ
PART2 ここがわからなかった! 〜句読点,英数字,全角,半角…,文字はどう扱う?
- 2-1 きっとここがわからない 〜縦書き文書の文字の扱い
- 横書きから縦書きへ〜句読点やカッコ類の扱いは?
- 横書きから縦書きへ〜全角だけなら大丈夫?
- 縦書きでは英字,数字の向きはどうすればいい?
- 2-2 縦書きで知っておきたい文字の「向き」
- 文字の向きは基本的には全角・半角で決まる
- 英数字は全角・半角を使い分ける場合もある
- コラム:英数字のフォントはオプションに注意
- 2-3 英字の体裁は基準を決めることが大切
- 縦書き中の英字は横向きが基本。ただし略号などは縦向きにしてもよい
- 全角の英字並びは行分かれに注意
- ピリオド,カンマは使わない
- 「!」「?」は縦向きとし,そのあとを1文字分空ける
- 2-4 数字のポイントは桁数,位取りカンマ,小数点
- 縦書きの数字表記は漢数字が基本
- 漢数字は表記方法をきちんと決めておく
- アラビア数字は「横並び」の扱いを決めるのがポイント
- アラビア数字と漢数字を使い分ける場合もある
- 位取り読点は字間を詰めたほうがよい
- 小数点には「ナカグロ」を使う
- 数量単位はカタカナ表記が基本
- 添え字付きの文字は横向きが基本
- 2-5 縦書き文書のための文字処理テクニック
- 日本語入力システムの設定を「句読点」にしておこう
- 全角・半角の使い分けは日本語入力システムの変換オプションが便利
- 1文字だけの半角英数字を全角に変える
- 半角英大文字だけの文字並びを全角に変える
- 縦書き中の文字を横並びにする(縦中横)
- 数字と英字を個別に縦中横文字にする
- 特定の文字並びだけを縦中横にする
- コラム:目次のページ番号を縦中横文字にする
- 全角の英字並びが2行に分かれないようにする
- アラビア数字を漢数字に変える
- 位取り読点の字間をまとめて詰める
- ナカグロ小数点をまとめて半角にする
- コラム:知っておきたいワイルドカード
PART3 ここがわからなかった! 〜字下げ,タブ,行端処理…,縦書きでの「段落」は難しい
- 3-1 きっとここがわからない 〜縦書き文書での段落の扱い
- 段落って何?
- ルーラーが使えない……インデントやタブはどうすれば?
- ルビを振ったら行間が拡がってしまう。なぜ?
- 3-2 行送りと字送りはオプションが決め手
- 行の幅はページ設定と段落の書式で決まる
- コラム:ルビを振ったら行幅の設定に注意
- 字送りはページ設定と段落の書式で決まる
- 3-3 水平ルーラーを使わずにインデントとタブを設定する
- インデントの種類と使いみち
- インデントはショートカットキーが便利
- タブ設定はダイアログボックスでのキー操作が決め手
- 横書きまたは横向きにすればルーラーが使える
- コラム:「グリッド」でインデントマーカーの位置を強制する
- コラム:Wordの使用単位を変える
- 3-4 インデントとタブをまとめて設定するテクニック
- インデントやタブをコピーする
- 「書式の履歴」機能を使う
- 置換機能でインデントやタブ位置を設定する
- 「段落スタイル」を使えば,すっきり解決
- 3-5 字間処理と行端処理を忘れずに
- カッコ類はフォントに注意
- 行頭のカッコはインデントとオプションで処理
- 禁則処理は調整方法のオプションに注意
- ぶら下げ組みは使わない
- 3-6 原稿用紙の体裁にする
- 罫線付きで仕上げるならウィザードが便利
- 文字を原稿用紙に合わせるにはオプションを使う
- ルビ行の付いた原稿用紙に合わせる場合は余白で調整
- コラム:行を便箋に合わせて印刷するには
PART4 ここがわからなかった! 〜Word流の罫線を使いこなす
- 4-1 きっとここがわからない 〜Wordの「罫線」の意味
- 罫線を引こうとすると四角形になってしまう……
- 本文中に罫線を引こうとしたら妙な枠線が……
- もしかしたら本文に罫線は引けないのでは?
- 4-2 Wordの罫線を理解しよう
- Wordには3種類の罫線機能がある
- 「罫線」メニューと「罫線」ツールバーは誤解のもと
- 4-3 囲み線,段落罫線,網かけを使いこなそう
- 囲み線と段落罫線のいいところ
- 「囲み線」と「段落罫線」は「罫線」ツールバーが便利
- 立体効果の罫線はコマンドを使う
- 罫線書式は引き継がれる
- コラム:空欄に囲み線を付けたい
- コラム:囲み線を付けたら行間が空いてしまった!?
- 段落罫線の幅は段落の行送り設定で決まる
- 段落罫線の高さは上下のインデントで決まる
- 段落罫線と中身との空きはオプションで調整できる
- 囲み線,段落罫線をはずすにはショートカットキーが便利
- コラム:行の中に罫線を引きたい
- 罫線がわかれば網かけは簡単
- 4-4 ページ罫線を活用しよう
- ページ罫線はセクションの書式
- ページ罫線はオプションが決め手
PART5 ここがわからなかった! 〜縦書きでの最難関「表作り」を突破!
- 5-1きっとここがわからない 〜縦書き文書の表作り
- 表を作ると変な場所に配置されてしまう……
- 表の行を増やしていったら,途中から勝手に次のページに送られてしまった……
- 5-2 縦書き文書で表を作る
- 表作りのおすすめ手順
- 表の大きさを決める場合は列幅のオプションと行高に注意
- 位置決めのポイントは水平位置の基準
- 表は「直前の行」と同じページに置かれる
- 「直前の行」を利用して表の位置を確定する
- 5-3 縦書きの表を作ってみる
- 表の中の文字を縦書きにする
- 縦書きの表の列幅を調整するには工夫が必要
- 縦書きの表の行高は自動調整されない
- 5-4 縦書き文書で表を扱うテクニック
- 本文幅より高い表を作るにはテキストボックスを使う
- 表の上下から本文を追い出すには空きオプションを使う
- 表を段落間に置くにはテキストボックスを使う
- 表のタイトルを表の上に置くにはセルを「結合」する
- 複数ページにわたる表を作るには段落罫線とタブを使う
PART6 ここがわからなかった! 〜写真や図を思い通りの場所に置く
- 6-1 きっとここがわからない 〜写真や図をうまく配置するには?
- 文書に入れた写真が動かせない……どうすればいい?
- 本文を書き加えると図が動いてしまう……なぜ?
- 描画キャンバスがとんでもない大きさになってしまう!?
- 6-2 知っておきたい位置決めの基本
- 写真や図の置き方には「行内配置」と「浮動配置」がある
- 配置形式を変えるには[図]ツールバーが便利
- コラム:写真や描画キャンバスのオプションを使いこなそう
- 6-3 行内配置の位置決めは段落書式がポイント
- 上下の位置はインデントと段落配置で決める
- 左右の位置は「文字配置」で決める
- コラム:写真や図を行内配置した段落は行送りに注意
- 前後にタイトルを置く場合は分離を防ぐオプションが便利
- コラム:直線を行の中に描く
- 6-4 浮動配置の基本は本文の折り返しと配置面
- 浮動配置には6つの形式がある
- 図の配置面と重ね順を変える
- 図の折り返し点を変える
- 6-5 浮動配置の位置決めは「連結」がポイント
- まずはアンカーを表示させておこう
- 1ページの文書なら,ドラッグが簡単
- 写真や図の思わぬ動きを避ける方法1〜アンカーの連結先を工夫する
- 写真や図の思わぬ動きを避ける方法2〜ページか余白を基準にして位置を決める
- 「浮動配置」の[配置]タブは要注意
- コラム:アンカーを「行」や「文字」に連結させるには,先に位置決めの基準を変えておく
- 6-6 描画キャンバスの使いみち
- 複数の写真や図を組み合わせるには描画キャンバスを使う
- 縦長のページでは描画キャンバスのサイズに注意
- 描画キャンバスでも中身の絵柄に合わせて折り返し点を調整できる
- 描画キャンバスを使えばタイトル付けも簡単
- 複数の図をきれいに並べるには「整列」機能が便利
PART7 もっと知りたい! 〜文書作りを楽にするテクニック
- 7-1 よく似た文字書式や段落書式をたくさん使うには
- スタイルは書式のかたまり
- スタイルを適用するには[スタイルと書式]作業ウィンドウを使う
- 覚えておきたい段落スタイル
- まずは既存のスタイルを利用してみよう
- 「標準」スタイルの変更は控え目に
- 箇条書きスタイルはインデントとタブがポイント
- 見出しスタイルは番号付けがポイント
- 本文の体裁に凝る場合は「本文」スタイルを使う
- 新しいスタイルを作るには2つの方法がある
- 7-2 よく似た表や描画キャンバスをたくさん作るには
- 何でも登録できる「定型句」
- 表の基本形を定型句として登録する
- 描画キャンバスを定型句として登録する
- 登録した表や描画キャンバスを呼び出す
- 定型句を削除する
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