脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?
――ロボティクス研究者が見た脳と心の思想史

[表紙]脳の中の「私」はなぜ見つからないのか?――ロボティクス研究者が見た脳と心の思想史

四六判/288ページ

定価(本体1,880円+税)

ISBN 978-4-7741-3166-5

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書籍の概要

この本の概要

ロボット工学者である前野隆司教授は,工学者の視点から脳の機能解明の研究をはじめて,「心は脳が作り上げた幻想である」という考え「受動意識仮説」に至りました。

本書はその仮説を古今東西の思想を通して検証していきます。

こんな方におすすめ

  • 自分探しをしてしまう方に

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脳を科学する時代
脳の表面積は新聞紙1枚程度です。しわくちゃに折りたたまれて頭蓋骨の中に納まります。そして大脳皮質の厚さは数ミリ程度で,脳を構成する細胞のほとんどは配線です。

目次

プロローグ

第1章 意識とは何か

  • (1)一元論と二元論
  • (2)クオリアの問題
  • (3)結び付け問題と心の社会

第2章 東洋思想と宗教

  • (1)釈迦
  • (2)老子
  • (3)荘子
  • (4)キリスト教とイスラム教
  • (5)中世日本の無常観

第3章 西洋哲学

  • (1)デカルトの二元論
  • (2)スピノザの汎神論
  • (3)ヒュームの知覚の束
  • (4)ニヒリズムと実存主義
  • (5)現象学
  • (6)構造主義
  • (7)ポスト・モダン

第4章 現代心理学・科学・心の哲学

  • (1)心理学
  • (2)認知心理学
  • (3)自律分散システムと創発系
  • (4)複雑系
  • (5)ニューラルネットワーク
  • (6)脳の計算理論
  • (7)心の哲学

第5章 哲学者との対話

  • (1)現象学(慶應義塾大 斎藤慶典先生)
  • (2)生態学的心理学(玉川大 河野哲也先生)

エピローグ