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1.表計算ソフト新仕様の概要と本書の対応

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表計算ソフト仕様の改訂と「基本情報技術者らくらく突破表計算」の対応

去る7月11日に,情報処理技術者試験センターから,この秋期試験より新たな「表計算ソフトの機能・用語(以下「新仕様」と表記)⁠を適用する旨が発表されました。突然の仕様変更であったため,現在の「基本情報技術者らくらく突破表計算(以下,本書と表記)⁠では,新仕様への対応ができておりません。

そこで当記事では,本書を使い,平成23年度秋期試験を受験される方に向けて,新仕様で変更・追加になった項目を解説していきます。

(新仕様の全文は,情報処理技術者試験センターのWebページに掲載されている試験で使用する情報技術に関する用語・プログラム言語など Ver 2.0の,⁠表計算ソフトの機能・用語(基本情報技術者試験用)⁠をご覧ください)

新仕様の主な変更点

今回の仕様改訂は,表計算ソフトの機能追加が主となっています。この機能追加は,大きく2つに分けられます。ひとつは,従来からある関数(本書『13試験仕様表計算ソフトが備える「関数」p76~77参照』⁠の機能が増え,さらに新しい関数が仕様に加えられたこと。もうひとつは,マクロ」として「擬似言語」で記述した処理を,表計算ソフト上で使用できる』と定義されたことです。

マクロ(本書『07処理を自動化する便利な「マクロ」機能 p.30~35』⁠の仕様追加は,プログラム言語の学習経験が浅い受験者にとって,気が重い変更です。ただし,午後試験ではアルゴリズム問題(問8)として擬似言語が必須解答問題となっているため,選択する言語の種類に関わらず,すべての受験者が擬似言語を習得する必要があります。そう考えると,C言語やJavaなどのプログラム言語を一から勉強するよりは,⁠表計算ソフト+擬似言語」で受験した方が,学習の負担は少ないでしょう。

新仕様・本書・当記事の対応表

2.関数の機能追加と新関数の定義<その1>
  • 『19データ群の特徴を求める「標準偏差関数」p.94~97』←関数名変更・新関数追加
  • 『24条件に合うセルを数える「条件付個数関数」p.112~113』←書式変更
  • 『結果の値を合計する「照合合計関数」p.158~159』←関数名変更・書式変更
  • 『35いろんな場面で出現する「切上げ関数」p.162~165』←機能追加
  • 「切捨て関数」←新関数追加
  • 「四捨五入関数」←新関数追加
  • 「結合関数」←新関数追加
  • 「乱数関数」←新関数追加
3.関数の機能追加と新関数の定義<その2>
  • 『照合範囲のなかでの順位を返す「順位関数」p.170~171』←機能追加・一部機能変更
  • 「表引き関数」←新関数追加
  • 「照合検索関数」←新関数追加
  • 「照合一致関数」←新関数追加
  • 『33定番の主役級関数「垂直照合関数」p.150~155』←新関数追加・機能追加
  • 「水平照合関数」←新関数追加
4.新しいマクロ機能の追加
  • マクロでの擬似言語使用
  • 「擬似言語マクロ」の仕様
  • マクロ擬似言語を使った処理の例