生きる技術!叢書シリーズ「だまし」に負けない心理学

[表紙]「だまし」に負けない心理学

紙版発売

四六判/248ページ

定価1,518円(本体1,380円+税10%)

ISBN 978-4-7741-5066-6

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書籍の概要

この本の概要

世の中に情報があふれればあふれるほど,どれが正しくどれが間違っているのか,見分けるのがむずかしくなる。人を不安に陥れるような言説もたくさん飛び交うなか,人はいったん不安にとらわれてしまうと,冷静な判断力を失い,正しい情報や科学的な答えをではなくて,不安を取り除いてくれそうな人や言葉を求めてしまう。

なぜ人はだまされるのか。それに対抗するためにはどうすればよいのか。占い・予言,マインドコントロールから〈橋下徹的わかりやすい極論〉まで,危ない言説にだまされない処方箋を,心理学,コミュニケーション理論をもとに解説。カモにならない生き方を!

こんな方におすすめ

  • 心に不安を抱えているひと

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「だまし」にも負けず,閉塞感にも負けないための2冊
ご好評いただいております「生きる技術!叢書」,4月は2冊の刊行です。

目次

1.ウソでもいいから安心させてほしい

2.ひとは自分と近いものを見たがる

3.はずれない予言のからくり

4.洗脳とマインドコントロール

5.〈私〉はどこへ行ったか

6.医療現場のやさしいウソ

7.「全か無か」に傾くネットの言論

8.自分で考えられない時代

9.「わかりやすい極論」はなぜ支持されるか

10.死後の世界があろうとなかろうと

著者プロフィール

香山リカ(かやまりか)

精神科医・立教大学現代心理学部映像身体学科教授。1960年北海道生まれ。東京医科大学卒。学生時代より雑誌等に寄稿。その後も臨床経験を生かして,新聞,雑誌で社会批評,文化批評,書評なども手がけ,現代人の“心の病”について洞察を続けている。専門は精神病理学だが,テレビゲームなどのサブカルチャーにも関心を持つ。主な著書に『「看取り」の作法』『気にしない技術』『そこからすべては始まるのだから 大震災を経て,いま』『がんばらなくていい生き方』『3・11後の心を立て直す』『「うつです」というその前に』『私はのんびり生きてきた。』『<不安な時代>の精神病理』『世の中の意見が〈私〉と違うとき読む本――自分らしく考える』などがある。