Software Design plusシリーズ小飼弾の コードなエッセイ
――我々は本当に世界を理解してコードしているのだろうか?

[表紙]小飼弾の コードなエッセイ ――我々は本当に世界を理解してコードしているのだろうか?

紙版発売

A5判/200ページ

定価2,288円(本体2,080円+税10%)

ISBN 978-4-7741-5664-4

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書籍の概要

この本の概要

ブログ「404 Blog Not Found」でおなじみ小飼弾氏による,「コード」を語りつくしたエッセイ集です。「コンピュータの基本原理」「ハードウェアを知ることの重要性」「エレガントなプログラムは目指すべき?」「プロのプログラマに求められる条件」「ファイルシステムがない世界」「コードとデータの関係」「デザイナーなれどクリエイターにあらず」「必須アルゴリズム11選」…縦横無尽に語りながら,読者に,ソフトウェアエンジニアとしての根源的なあり方を問いかけます。

こんな方におすすめ

  • ソフトウェアエンジニアに必要な技術について知りたい方
  • アルゴリズムやデータ構造などに興味のある方

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小飼弾が「コード」について考えた
ブログ「404 Blog Not Found」でおなじみの小飼弾さん。

目次

  • #0●堂々とevaろう。でもevaりすぎにご用心。
    ーコンピュータの基本原理
  • #1●Y談。
    ープログラムをデータとして扱う楽しみ
  • #2●I/O止めないで
    ー関数型言語のありがたみ
  • #3●メモレカス,ナマケモノドモ
    ー遅延評価でできること
  • #4●殺速と複殺
    ー実行しやすさを意識したプログラミング言語
  • #5●OS,SOS
    ーカーネルにお願いするということ
  • #6●自縄自縛のススメ
    ーハードウェアを知ることの重要性
  • #7●Body and Soul
    ー自分でデザインすること
  • #8●Mathコミュニケーション
    ー数学的に考えられますか?
  • #9●コードと法律の共通点
    ー「誰が読んでも1つの理解」はアリエナイ
  • #10●バカと電脳は使いよう
    ーエレガントなプログラムを目指すべき?
  • #11●データは人のためならず
    ー「つながる」ことの大切さ
  • #12●Connect
    ー「つながる」ことの怖さ
  • #13●いまそこにある夢
    ー我々は自ら夢見るコードを生み出せるのか
  • #14●最後のファイルシステム
    ーZFS on Mac OS Xについて
  • #15●ファイルシステムの終わり
    ーファイルシステムがない世界
  • #16●From Jobs' Apple to Apple's jobs
    ーJobsのいないApple
  • #17●Too Beautiful to be Windows
    ーWindows 8のユーザインターフェース
  • #18●点と線
    ー死に続けるOS,unix
  • #19●1%のコードと99%のコンフィギュレーション
    ーソフトウェアを構成するコードとデータ
  • #20●言語のチュウス[ウイ]
    ーJavaScriptの根幹にある火種について
  • #21●並べ方と並べ替え方
    ーnot creator but designer
  • #22●参照にしか値しない
    ー参照されるに値する何かを手に入れる
  • #23●働いたら負けなら,働いてもらえばいいじゃない
    ー働いてくれる「もの」を持とう
  • #24●安物買いの安全失い
    ー「もったいない」が生む無駄遣い
  • #25●Not Even Odd
    ー問題を解くにはどうしたらよいかを考える
  • #26●安増税の税失い
    ー民主主義というコードを考える
  • #27●たまには( )つけてみよう
    ープログラマを惹きつけてやまないLispとは
  • #28●ニシキヘビに呑み込めないもの
    ーPythonの美点をぶち壊しているもの
  • #29●三位<一体
    ーハード,コード,データがUXに集約されるポストPC時代
  • #30●Where do(es) you(r heart) want to go today
    ーMicrosoftのimagenationを体現していないWindows 8 PC
  • #31●The Round Lens in the Square Hole
    ーデジカメが銀塩カメラそっくりの形をしている件
  • #32●Can we still stay hungry?
    ーポストハングリー時代に何を売るべきか
  • #33●Where has all the foolish gone?
    ーCan you stay foolish forever?
  • Ex.0●美しいプログラムの美しくないソース
    ープロのプログラマに求められる条件とは?
  • Ex.1●アマグラマのすすめ̶美徳その1:怠慢
    ー全体の労力を減らすために手間を惜しまない
  • Ex.2●アマグラマのすすめ̶美徳その2:短気
    ーコンピュータが怠慢なときに怒りを感じる
  • Ex.3●アマグラマのすすめ̶美徳その3:傲慢
    ー神罰が下るほど自尊心が過剰
  • Ex.4●プログラマでなくても名前ぐらい覚えておきたいアルゴリズム×11
    ーユークリッドの互除法からTrieまで
  • Ex.5●プログラミングいつまでに学ぶ? なぜ学ぶ?
    ープログラミングはいつでも学べるが……

著者プロフィール

小飼弾(こがいだん)

1969年生まれ。1999~2001年,株式会社オン・ザ・エッヂ(旧:ライブドア)でCTOとして勤務。現在は,執筆,講演,プログラミング,Encode Module のメンテナンス,投資などマルチにこなす。著書に『弾言』『小飼弾の「 仕組み」進化論』『「中卒」でもわかる科学入門』『本を読んだら,自分を読め』など。
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Twitter:@dankogai