こんにちはこんにちは!! なんと今号は15周年記念号です！ Vol.1が発売されたのが15年前の2000年末。みなさんはそのころ，何をしていましたか？ ぼくはろくに仕事もせずにネットゲームばかりしていました。オンラインゲームが流行りはじめた時代ですね。ゲーム仲間との交流用のCGIスクリプトをいじったりもしていました。そういうところからWeb開発の世界に入った人も多いんじゃないでしょうか。懐かしいですね。

Vol.89の特集1

• 身近なだけにまとまった勉強をしたことがなかったので，特集1「⁠［⁠詳解］Chrome Developer Tools」は役に立ちました。
  熊本県熊本市　Tomoyuki Kawanoさん

前号特集1は，待望のChrome Developer Tools の解説でした！

Chromeってブラウザの？なにかツールがあるの？

Chromeに内蔵されている開発ツールのことだよ。右クリックメニューの「要素を検証」で出てくるやつ。

あっ，はまちちゃんがよく開いてるアレね！

• 豊富な機能が魅力で，使えれば便利なものだとは知っていたので，かゆいところに手が届く今回の特集はありがたかったです。
  宮城県仙台市　オミオさん

開発ツールってどう便利なの？

一番よく使うのは，HTMLの要素を調べる機能と，Console 機能だね。いまどきのWebサイトは動的に要素が変化するからHTML のソースを見る機能だけだと開発やデバッグが難しいんだ。

なるほど～，Consoleの機能は？

開発中にいろいろなログを出力できるし，実はちょっとしたお試しプログラミングもできるよ。

お試しプログラミング？ちょっと楽しそう。

Consoleを開いて，1+1って入力すればほら，2って出るでしょ。ここにJavaScriptのコードを書けば，すぐに実行結果を見ることができるんだ。

なるほど～，べんり！

• パフォーマンスなどについてどんな問題が起こり得て，Developer Toolsのどの機能を使ってどう対処するとよいかが説明されていたため，興味深く読むことができました。自作の7並べゲームでDeveloper Toolsを使ってみたら，ソースコードが丸見えなうえconsole.tableで相手NPC（Non Player Character）の手札が丸見えになったので，いろいろと考えさせられてしまいました。
  広島県広島市　ろっぺさん

クライアント側のソースコードが簡単に見えてしまうのはWebアプリケーションの宿命ですね。いかにして「見られても問題ない設計」にするかがポイントだと思います！

7並べとかだとどうするの？

手札の情報はサーバ側だけで処理して，クライアント側に渡す情報はオープンにした札だけにするとかかな？

Vol.89の特集2

• 深層学習が気にはなっていたものの，とっつきにくい印象もありなかなか一歩を踏み出せていませんでしたが，今回の特集2「はじめての深層学習」で概要が知れました。いろいろと使い道がありそうなので，もっと勉強したいと思います。
  愛知県刈谷市　toru81さん

深層学習……また難しそうな言葉だよ～。

ディープラーニングって聞いたことないかな？

あっ，それならネットで話題になってるの見た！ それって何なの？

注目されている人工知能の技術で，コンピュータが学習するための手法のひとつだよ。

コンピュータが学習？ 言葉とかを？

最近だと画像を使ったデモンストレーションが話題になったね。

あっ，「⁠人工知能が見た夢」っていうやつね。見た見た～！

• 友人が深層学習の研究をやっていて興味を持っていたところでした。実際のコードが付いていてとても参考になりました。
  愛知県豊橋市　Roido03さん

ぜひ応用して新しいものを作ってみてください！

そのうち人工知能の作家さんとかも，でてくるのかなぁ……？

流行りの小説やイラストを学習させて……そんな未来もありそうだね。

• 「ニューラルネットワーク」という言葉は知っていたものの，実際にどういうものなのかはわかっていなかったので勉強になりました。目視で確認できない傷の検出などに活かせそうだなと感じました。
  埼玉県上尾市　キャプテンさん

そっか，機械で画像認識すればそういうこともできるんだ～。

工業製品の品質管理や，医療分野など，さまざまな分野への発展も期待できそうですね！