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Software Designは今年,創刊20 周年を迎えます。本誌はインターネットの勃興,Linux やFreeBSDといったPC-UNIX ブームなど,コンピュータの進化による技術的可能性の広がりを取り上げながら,読者の皆さまと共に歩んでまいりました。
そして今,OS,ネットワーク,ソフトウェアフレームワークなどのシステム基盤が整備される中で,エンジニアの役割も変わりつつあります。かつてはOS やミドルウェアのインストール,ネットワークなどのサーバ設定といった手順をコツコツと踏むことで,エンジニアはスキルを養ってきました。しかし,クラウドコンピューティングが進む昨今では,オープンソースソフトウェアであってもセットアップは自動化されています。さらにiPhone,Android に代表されるモバイルデバイスやWeb OS が登場しようとする中で,ユビキタスなコンピューティングはいよいよ一般化してきました。
こうした中,エンジニアに求められる役割としては,高い専門性や経験が求められる一方,技術をいかにサービスとしての付加価値につなげるかという観点がより重要になっているのは,Twitter,iPhone などのプロダクツがキャズムを超えて広まっていることからも明らかです。
本誌は,こうした流れの中で,これまでも取り上げているシステム管理のためのノウハウはもちろん,仮想化,分散化,大規模システム化,ユビキタスプラットフォームなどなど,読者の方々が今,知っておきたい知識と技術に対する考え方・見方を,充実した執筆陣による解説を通して,わかりやすくお伝えしていきます。
また5月号より,これまで970円とさせていただいていた定価を1,280円に改めさせていただきます。読者のみなさまにご満足いただける誌面をお届けできるよう,編集部一同,努めてまいりますので,今後ともご愛読のほど,なにとぞよろしくお願いいたします。
Software Design 編集部
- ◎体裁
- 判型:B5判
- 発売日:毎月18日(18日が日曜日の場合は17日)
- ページ数:208ページ(号によって変更する場合もあります)
- 新定価:1,280円