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Adobeのリッチインターネット戦略 Cold Fusionが担う役割
2007年3月,アドビシステムズ(株)による同社の新技術説明会が開催された。それに伴い,Cold Fusionを担当するTim Buntel氏,Adam Wayne Lehman氏,Jason Delmore氏の3名が来日した。今回,3名にCold Fusionのこれからについて伺うことができたので,その模様をお届けする。
Cold Fusionの現在
編集部:
Cold Fusionの特徴,Adobe製品の中での位置付けを教えてください。
Tim Buntel氏:
Cold Fusion(以降CF)は,J2EEに準拠したWebアプリケーション開発・デプロイソリューションです。Flex 2を利用したRIA(リッチインターネットアプリケーション)のバックエンドとして,データの提供を行うサーバとなります。Flex Data Services(FDS)により,データプッシュを実現します。
このように,CFはAdobe製品群の中でハブ(つなぎ役)となるソリューションで,FlashやPDFなどの技術と高い親和性を持っています。
次期バージョン コードネーム“Scorpio”について
編集部:
Cold Fusionの今後の展開はどのようになっていますか?
Tim Buntel氏:
次期バージョン(コードネーム:Scorpio。http://labs.adobe. com/wiki/index.php/Scorpio)は,2007年夏にリリース予定です。このリリースは,Adobeからの,最初のリリースとなるCFです。この点が,まず重要なポイントの1つですね。なぜなら,今後はAdobeの技術を直接搭載して提供できるからです。
具体的な機能では,「サーバのモニタリング」「.NET Frameworkオブジェクトのサポート」「オンデマンド型プレゼンテーション」「PDF機能の追加拡張」などが挙げられます。
Adam Wayne Lehman氏:
今挙げたうち,後ろの2つを紹介します。
まず,「オンデマンド型プレゼンテーション」は,Flash上にデータをデプロイし,配信する機能です。CFサーバ上でナレーション付きのスライドショーを生成します。画像や音声の他,ビデオクリップなどをサポートし,配信先のルック&フィールのカスタマイズが行えます。
「PDF機能の追加拡張」は,生成したPDFに対して新しいデータの事前挿入/抽出を行ったり,既存のPDF文書を操作するものです。
これらを実現するために,非常に多くのCFタグが追加されています。CFタグの特徴は,オブジェクト指向での開発を実現しながら,コンポーネント指向のライブラリを作れる点です。
Apolloとの関係性
編集部:
多くのWeb制作者/開発者から,御社の新技術Apolloへの注目度が高まっています。CFとApolloはどのような関係になるのでしょうか?
Tim Buntel氏:
おっしゃるように,現在,Apolloは非常に多くのWeb制作者/開発者から注目され,期待されていると感じています。
Apolloは,脱ブラウザを意識した新しいWebテクノロジのUIを実現するものです。
CFは,Apolloをはじめとしたユニバーサルクライアント(Flash Player,Webブラウザ,Adobe Reader)のバックエンドに位置するソリューションとなります。先ほど述べたように,FDSを介してデータを配信し,RIAを実現します。
このように,バックエンドからフロントエンドまで,すべてのソリューションをAdobe製品で担うことができるのは,当社の一番の強みです。今後は,それぞれの親和性をさらに高めて,より大きな効果が出せる製品展開をしていきます。中でも,CFはすべての製品の中心を担う,非常に重要なソリューションの1つです。
読者の皆さんにも,ぜひCFに触れていただき,効率的かつ簡単なWebアプリケーションの実現を目指していただければと思います。
編集部:
ありがとうございました。
- アドビシステム(株)
- URL:http://www.adobe.com/jp/
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