ご存知のようにオーディオデバイスは勝手に増殖します。よっぽどのことがない限り耳も口も増えることはないはずなのに,
オーディオデバイスを切り替えるとは
現在のUbuntuはサウンドサーバーとしてPulseAudioを採用しています。PulseAudioはざっくりと説明すると,
- 注1
- 最近はより
「低レイテンシー」 を売りにしたマルチメディアフレームワークである 「PipeWire」 が登場しています。Ubuntuでも22. 04ではビデオ再生用にPipeWireが最初からインストールされているものの, まだPulseAudioがメインのサウンドサーバーのままです。2022年10月にリリースされる予定の22. 10では, オーディオでもPipeWireに置き換わる予定です。
本連載でもサウンド関連の記事は多く存在します。PulseAudioが絡んでくる代表的な記事だけでもリストアップすると,
- 第106回
「PulseAudioでリモートスピーカを使う」 - 第137回
「PulseAudioを活用する」 - 第165回
「Ubuntuでマイクを使う」 - 第177回
「サウンドシステムの使いこなし」 - 第681回
「BluetoothヘッドセットでHD Voiceを使う」
内容が古い記事もあるものの,
さて,
また,
しかしながらFirefoxをはじめとする大抵のアプリケーションは,
- 注2
- Firefoxなども,
上図のようにリモートミーティングのように個別に録音やカメラの利用を許可する必要があるサイトであれば, オーディオデバイスを選択可能です。また拡張機能などを入れればもう少し柔軟に設定できる場合もあります。
もちろんPulseAudioの設定をきちんと書けば,
今回はそこまで細かな設定は不要で,
Sound Input & Output Device Chooser
「Sound Input & Output Device Chooser」
他にもデバイス単位の音量や表示・
UbuntuにおけるGNOMEの拡張機能は現状,
- 注3
- 過去にはGNOME Tweaksでも拡張機能のインストールができましたが,
GNOME Tweaks 40からこの機能は削除されています。