図解でわかるシリーズはじめての電子回路

[表紙]はじめての電子回路

紙版発売

A5判/360ページ

定価2,508円(本体2,280円+税10%)

ISBN 4-7741-1422-7

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書籍の概要

この本の概要

本書は半導体の原理やトランジスタ回路の考え方を,基礎から丁寧に説明しています。計算や数式の説明は,1行ずつ途中の過程を省かず示しています。理解を助ける図を随所に入れています。初学者以外にも,苦手意識のある人や,やりなおそうという人にもぴったりです。

こんな方におすすめ

  • 初めて電子回路を作る学生
  • 電子回路の仕組みを知りたい方

目次

第0章 計算と回路の基本

  • 0-1 文字の入っている式の計算
  • 0-2 指数計算と接頭語
    • 指数
    • 接頭語
  • 0-3 常用対数
    • 積の対数値は対数の和
  • 0-4 電子部品の図記号と外形
  • 0-5 電流と電圧
  • 0-6電気の基本計算式

第1章 ダイオード

  • 1-1 半導体とは
  • 1-2 半導体の構造と電流
  • 1-3 真性半導体・p形半導体・n形半導体
    • 真性半導体
    • p形半導体
    • n形半導体
    • アクセプタとドナー
  • 1-4 キャリヤ・多数キャリヤ・少数キャリヤ
    • キャリヤ
    • 多数キャリヤと少数キャリヤ
  • 1-5 pn接合ダイオード(ダイオード)の構成と内部動作
    • 基本構造
    • 拡散と空乏層
  • 1-6 ダイオードに電源を付けてみよう
    • 順方向電圧,順方向電流
    • 逆方向電圧,逆方向電流
  • 1-7 ダイオードの基本特性
    • 電気的特性
    • 拡散電位と電位障壁
    • 整流作用
    • アバランシェ現象とツェナー効果
  • 1-8 ダイオードの図記号と実際の外形
    • アノードとカソード
  • 1-9 その他いろいろなダイオードの紹介
    • 発光ダイオード(LED)
    • ツェナーダイオード(定電圧ダイオード)
  • 1-10 整流回路
    • 交流
    • 直流
    • 半波整流回路
    • 全波整流回路(両波整流回路)
    • 脈流とリプル
  • 1-11 平滑回路
    • コンデンサを用いた平滑回路
    • コイルを追加した平滑回路

第2章 トランジスタの基本

  • 2-1 トランジスタの基本構造
  • 2-2 トランジスタの動作
  • 2-3 トランジスタの接地法
    • 増幅と減衰
    • 増幅度と利得
    • 電流利得G_i,電圧利得G_vを導こう
    • 利得は便利
  • 2-4 トランジスタの増幅作用と増幅率
    • トランジスタの増幅作用
    • 増幅率
    • ベース接地増幅回路の電流増幅率h_FB,h_fb
    • エミッタ接地増幅回路の電流増幅率h_FE,h_fe
    • ベース接地の電流増幅率αとエミッタ接地の電流増幅率βの関係
  • 2-5 トランジスタの静特性とhパラメータ
    • トランジスタの静特性
    • 第1象限 VCE−IC特性
    • 第2象限 I_B−I_C特性(電流伝達特性)
    • 第3象限 IB−VBE特性(入力特性)
    • 第4象限 VCE−VBE特性(電圧帰還率)
  • 2-6 トランジスタの等価回路
    • 等価回路
    • hパラメータの測定
  • 2-7 hパラメータと増幅度
    • ●電圧増幅度A_v
    • ●電流増幅度A_i
    • ●電力増幅度A_p
  • 2-8 バイアス回路
    • バイアス回路の必要性
    • バイアス回路のいろいろ
  • 2-9 簡単な低周波増幅回路の設計
    • 負荷線と動作点
    • 最適な動作点の決定
  • 2-10 増幅回路の負荷をトランスで結合する
    • トランスによるインピーダンスの変換
    • トランス結合増幅回路の設計
  • 2-11 直接負荷増幅回路とトランス結合増幅回路の電源効率
  • 2-12 コレクタ損失P_C
  • 2-13 周波数特性
    • 低域が下がる理由
    • 高域が低下する理由
  • 2-14 負帰還増幅回路の特徴
    • 負帰還回路の効果
  • 2-15 B級プッシュプル電力増幅回路
    • クロスオーバー歪み
    • B級プッシュプル電力増幅回路の電源効率η
  • 2-16 その他の半導体(主にトランジスタ)
    • (1)電界効果トランジスタ
    • (2)サイリスタ
    • (3)その他のトランジスタの名前の紹介
  • 2-17 トランジスタの便利な使い方
    • (1)ダーリントン接続
    • (2)トランジスタの並列接続

第3章 Op.Amp

  • 3-1 Op.Ampの基本
    • Op.Ampの電気的特徴
    • Op.Ampの図記号と端子名
    • Op.Ampの電源の与え方
    • オフセット電圧
    • Op.Ampの基本動作
    • 仮想短絡と仮想接地
  • 3-2 ボルテージコンパレータ(電圧比較器)
  • 3-3 反転増幅回路
  • 3-4 非反転増幅回路
  • 3-5 ボルテージフォロワ回路
  • 3-6 反転加算回路
  • 3-7 減算回路(差動増幅回路)
  • 3-8 Op.Ampの外形とピンアサイン

第4章 2進数と16進数

  • 4-1 2進数と簡単な計算
    • 2進数とは
    • 10進数←→2進数
    • 2進数の演算
  • 4-2 2進数の負値と2の補数
    • 2の補数
    • 2の補数の求め方
    • 8bitで表現できる10進数の数
  • 4-3 2進数の小数
  • 4-4 16進数
    • 16進数の数
    • 2進数→16進数
    • 16進数→2進数
    • 16進数→10進数
    • 10進数→16進数
    • 16進数同士の足し算
    • 16進数の引き算
    • かけ算
    • わり算

第5章 論理回路

  • 5-1 論理回路の規則
    • 図記号と真理値表
    • 0,1と規則
  • 5-2 OR回路 −論理和−
  • 5-3 AND回路 −論理積−
  • 5-4 NOT回路 −否定−
  • 5-5 EX−OR −排他的論理和−
  • 5-6 NOT回路と組み合わせましょう
    • NOR回路
    • NAND回路
    • NOT回路作ろう

第6章 パルスと発振回路

  • 6-1 パルス
  • 6-2 発振の原理
  • 6-3 パルス発振回路
    • トランジスタを用いた無安定マルチバイブレータ
    • インバータ(NOT)回路を使ったパルス発振回路
    • R_Sの必要性

第7章 変調と復調

  • 7-1 電波
  • 7-2 変調とは
  • 7-3 AM変調方式
    • 周波数スペクトラム
    • AM変調回路
    • SSB変調回路
  • 7-4 FM変調
  • 7-5 PCM変調
  • 7-6 AM復調
    • 復調とは
    • 希望の周波数を選択
    • 復調の原理
    • SSB復調の原理
  • 7-8 FM復調
  • 7-9 PCM復調
  • コラム
    • どっちがアノード・カソード?
    • 指数が前に出て掛けられるわけ
    • 添字について
    • 動作点は静止点
    • 2進数などの10進数以外の表現方法
    • コンピュータの計算結果は絶対?
    • ヘルツとは