イラスト・図解シリーズそこが知りたい 電磁波と通信のしくみ

[表紙]そこが知りたい 電磁波と通信のしくみ

紙版発売

四六判/336ページ

定価1,958円(本体1,780円+税10%)

ISBN 4-7741-2860-0

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書籍の概要

この本の概要

電磁波は目に見えないため,初心者にとってわかりずらかったり誤解しやすい点があった。本書では,直感でわかるように実験を交えながら,目に見えない電磁波と通信を,やさしく図解しています。むずかしい数式は登場しないので,すらすらと読める入門書です。

目次

1章 波とは何?

  • 1.1 いろいろな波
  • 1.2 波をあらわす情報
  • 1.3 波は伝わると弱くなる
  • 1.4 身近な波の作られ方

2章 電気と磁気の関係

  • 2.1 電気と磁気の共通する性質
  • 2.2 電流で生じる磁界,磁界が作る電流

3章 電波の性質,光の性質

  • 3.1 電流から電波へ
  • 3.2 光速や電波の速度は何で決まる?
  • 3.3 種々の電磁波
  • 3.4 光の性質

4章 波長(周波数)で違う電波の用途

  • 4.1 低い周波数の電波から使われた
  • 4.2 波長(周波数)による電波の分類と性質
  • 4.3 電波の周波数帯ごとの主な用途
  • 4.4 電波を使うためのルール

5章 電波の伝わり方

  • 5.1 電波が伝わる空間
  • 5.2 自由空間の伝搬
  • 5.3 大気圏の伝搬
  • 5.4 電波の伝搬を妨げる自然
  • 5.5 電離層の役割

6章 電波を検出する

  • 6.1 電波の存在を検知する
  • 6.2 初期の通信を支えたコヒーラ
  • 6.3 鉱石ラジオ

7章 送信と受信の仕組み

  • 7.1 真空管の発明で発展した無線通信
  • 7.2 送信機の構成
  • 7.3 受信機の構成

8章 電波で情報を送る変調

  • 8.1 電波に情報をのせる
  • 8.2 振幅変調と角度変調
  • 8.3 振幅変調と角度変調の特徴
  • 8.4 デジタル変調の例

9章 送る信号−ベースバンド信号

  • 9.1 種々の情報源とベースバンド
  • 9.2 デジタル化の利点

10章 理想の通信−移動体との通信

  • 10.1 移動通信の進歩−大から小へ
  • 10.2 移動通信の種々の形態
  • 10.3 移動通信とゾーン・伝搬
  • 10.4 能率的に回線を利用する−多元接続方式

11章 人工衛星による通信

  • 11.1 衛星通信のはじめ
  • 11.2 衛星の姿勢をコントロールする
  • 11.3 人工衛星が地球を回る理由
  • 11.4 軌道から見た通信用衛星の分類
  • 11.5 衛星通信の諸問題

12章 放送もデジタルに

  • 12.1 デジタルテレビ
  • 12.2 OFDMとその特徴
  • 12.3 チャンネル割り当てが簡単なOFDM
  • 12.4 ワンセグ
  • 12.5 中波帯,短波帯ラジオのデジタル化

13章 電波をつなぐアンテナ

  • 13.1 基本的なアンテナ
  • 13.2 アンテナの利得と指向特性
  • 13.3 八木・宇田アンテナの場合
  • 13.4 パラボラアンテナ
  • 13.5 ホーンアンテナ
  • 13.6 アンテナの実効長(高)
  • 13.7 受信アンテナ
  • 13.8 アンテナにおける工夫のかずかず
  • 13.9 アンテナのまとめ

14章 電波で測る

  • 14.1 電波による計測
  • 14.2 計測における電波の利用の仕方
  • 14.3 反射を測定するレーダー
  • 14.4 どこにいるのかを測る−測位−
  • 14.5 自然の電波を利用する計測(測地)
  • 14.6 電波で合わせる時計

15章 電波で温める−電磁環境問題

  • 15.1 電波で熱する
  • 15.2 熱で接着する−誘電加熱
  • 15.3 身近になった電磁調理器−誘導加熱
  • 15.4 人体への熱効果
  • 15.5 電波の人体への影響
  • 15.6 超低周波(ELF)の影響
  • 15.7 電磁環境問題

16章 電波と雑音

  • 16.1 いろいろな電波雑音の発生源
  • 16.2 雑音と通信

17章 電波と無線に囲まれた世界?

  • 17.1 ますます深まる生活の中の無線と電波

Appendix 補足

  • A.1 共振の原理
  • A.2 電気,電波でよく使われるギリシャ文字

こらむもくじ

  • エーテルが光を伝えた?
  • 送信所には温水プールがあった
  • 便利な単位dB(デシベル)
  • 携帯電話はどこへ
  • 国際電話は短波を使った
  • 単位の接頭語
  • 洗面器の中を覗く屈折の実験
  • アメリカ−キューバ間の散乱波通信回線
  • 常識とは違う雨粒の形
  • 電波の記念日
  • 配線を整理する!
  • 短波の受信機を持っていると罰せられた
  • 流れ星で情報を送る!
  • 真空管の発明にもエジソンが貢献?
  • 受信回路と高層ビルのエレベータの類似点
  • 「宇宙の天気予報」がある
  • 移動通信のデジタル化は警察無線から
  • 無線局は半世紀で2万倍になった
  • 高速回線では電波や電気が早く走る?
  • 飛行船を通信に使う
  • 陸上の移動通信はシカゴから?
  • 北欧は移動通信の先進国?
  • テキカンミユ
  • 通信はデジタルで始まった
  • 静止通信衛星はSF作家のアイデア
  • 関東大震災と無線通信
  • カバレッジが日本だけ?の放送衛星
  • 人工衛星の寿命
  • 宇宙から電力を地上へ送る
  • 初期のカラーテレビは移動禁止だった
  • 音を追いかける電波
  • アンテナと無線機をつなぐ給電線
  • パラボラアンテナとスーパーボール
  • 縦に置かれたアンテナ
  • レーダーは兵器として開発された
  • 将来が期待されるITS
  • 日本の時刻はどこで決めているのか?
  • 10万年に1秒狂う?
  • ICタグ,ICチップは人も管理する?
  • 鉱石ラジオも高値の花だった
  • 劇場映画もデジタル化へ
  • 電波のエネルギーを使う兵器
  • アンテナは高くなる?
  • タイタニックと遭難信号