[決定版]プロジェクト管理 成功するソフトウェア開発の最新スタイル
2003年12月16日紙版発売
橋本隆成 著
A5判/272ページ
定価1,848円(本体1,680円+税10%)
ISBN 4-7741-1924-5
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書籍の概要
この本の概要
本書は,いまやSEにとって必須のスキルであるプロジェクト・マネジメントの基礎から実践までを幅広く網羅し,豊富な図を使って入門者でもわかりやすく解説しています。PMBOKはもちろんのことCMM,XP,RUP,Agileなどのソフトウェア開発手法やプロセスの最新がこの一冊で解かります。読み終えた後には,SEが苦悩する問題がクリアに解決されていることでしょう。
こんな方におすすめ
- プロジェクト・マネジメントの基礎からじっくり力を付けたい人
- 技術者向け
目次
はじめに
第1章 プロジェクトマネジメントの基礎
- 1-1 プロジェクトが今,注目されるのは?
- 「機能型」組織によるビジネスの限界
- 「プロジェクト型」組織がなぜ機能するか
- 1-2 プロジェクトの定義
- 一般的なプロジェクト
- 国際的な基準によるプロジェクト
- 1-3 現代的なプロジェクト管理
- モダン・プロジェクト・マネジメント
- モダン・プロジェクト・マネジメントに関する用語
- プロジェクトの成功定義
- 1-4 プロジェクト・マネジメントとは?
- プロジェクト・マネジメントの作業とは
- プロジェクト・マネジメントのモデルと知識体系
- コラム プロジェクト・マネジメントの起源と発展の歴史
- 最初のプロジェクト
- 近代的なプロジェクトの始まり
- プロジェクト・マネジメントとエンジニアリング
- 欧米のプロジェクト・マネジメントの教訓
- 日本のプロジェクト・マネジメントの現状
- 日本のPMの認知
第2章 プロジェクトの分類
- 2-1 「環境」による分類
- 「契約重視主義型」プロジェクト
- 「市場主義型」プロジェクト
- 「体質強化型」プロジェクト
- 2-2 「規模,技術的難易度」による分類
- 規模,技術的複雑度による比較
- 2-3 「組織」による分類
- 現代の「組織論」
- 組織構造とは何か?
- 「機能型」組織と「プロジェクト型」組織
- 「機能型」組織の特徴
- 「プロジェクト型」組織の特徴
- 2-4 「組織」による分類?
- ハイブリット型の組織へ
- ライン組織
- プロジェクト型組織
- マトリックス組織
- 部門調整型(弱いマトリックス組織)
- 作業分担型(中間マトリックス組織)
- リソース・プール型(強いマトリックス組織)
- 2-5 プロジェクト・マネジメント・オフィスによる分類
- プロジェクト・マネジメント・オフィス(PMO)
- 全社PMOの主な役割
- プロジェクト・マネージャに求められるもの
- 心理学,哲学,顧客対応能力,プレゼンテーション能力
第3章 成功するプロジェクト・マネジメント
- 3-1 成功のキーワード[1]モダン・プロジェクト・マネジメントを導入せよ
- 開発方法論とCASEツールの限界
- ソフトウェア開発やプロジェクト・マネジメントへの影響要因
- 3-2 成功のキーワード[2]国際標準への対応を急げ
- 国際標準がなぜ重要か?
- 国際標準の代表例
- PMIのPMBOK
- 3-3 成功のキーワード[3]
- ・適した社内標準と標準プロセスが鍵となる
- プロセスのテーラーリング
- プロセスと基準
- 3-4 成功のキーワード[4]成熟度レベルを向上させよ
- ・成熟度とは
- なぜ成熟度の向上が重要なのか?
- 3-5 成功のキーワード[5]ビジネス・ビジョンとゴールを明確にせよ
- ビジネス・ビジョン
- ビジネス・ゴールとのリンク
- 手法,方法論,プロセスに深入りしない
- 3-6 成功のキーワード[6]組織と企業文化に重きを置け
- ・企業へのプロセス,方法論の導入
- プロセス,方法論の導入の落とし穴
- 国,企業文化の関係性
- [コラム] CMM VS XP
- 3-7 成功のキーワード[7]人とプロセスの位置付けが鍵となる
- 「人」「プロセス」「技術」の3つの要素
- プロセス中心の考え方
- 人中心の考え方
- 3-8 成功のキーワード[8]成功に導く開発プロセスを理解せよ
- 「エンジニアリング・プロセス」の重要性
- 注目される開発プロセス
- 各開発プロセスのメリット
- 3-9 成功のキーワード[9]プロジェクト・マネージャは適切なスキルを身に付けよ
- マネージャにエンジニアリング知識が必要なのは
- 3-10 成功のキーワード[10]プロセスと方法論の個性を理解せよ?
- プロセスと方法論の哲学
- 3-11 成功のキーワード[11]プロセスと方法論の個性を理解せよ?
- プロセスと方法論の経緯
- Heavyweight開発方法論とは?
- Heavyweight開発方法論の特徴とメリット
- Heavyweight開発方法論の問題点
- 3-12 成功のキーワード[12]上手くプロセス,方法論を選択せよ
- 何を選択するか
- 開発方法論の採用基準
- [コラム]事例研究
第4章 プロジェクト・マネジメントの作業
- 4-1 プロジェクトの立ち上げと「プロジェクト計画」
- 「プロジェクト計画」とは
- 「プロジェクト計画書」の内容
- 「プロジェクト計画」の更新
- 「プロジェクト計画」に基づくプロジェクト・マネジメント
- 「プロジェクト計画」の流れ
- 4-2 実際のプロジェクト・マネジメント作業
- 詳細な計画作成の手順
- 見積もりを立てる
- プロジェクト作業の範囲を明確にする
- 「プロジェクトの属性の選択と見積もり
- ライフサイクルの計画
- 作業工数と費用を算出する
- [プロジェクト計画」を立てる
- プロジェクトを明確に
- 作業のバランスをとる
- 「プロジェクト計画」のレビュー
- 「プロジェクト計画書の記載項目
- プロジェクトの目的やゴールを明確化する
- 成果物の特定と規模の見積もり
- エンジニアリング・プロセスの選択と記述
- 4-3 品質保証計画
- プロセスと品質保証
- 品質保証計画の記述内容
- 品質保証活動の体制
- 監査と報告
- ISO/IECー9126
- 4-4 外注管理計画
- 外注管理計画とは?
- 外注化および外注管理の手順
- 外注化の方針の目的とメリット
- 外注管理計画の作成
- 外注化する場合の目的と方針
- 外注先選定
- 外注進捗管理
- 受け入れ試験
- 4-5 リスク管理計画
- 「リスク管理」とは何か?
- リスクの種類
- リスク管理の方法
- リスクの抽出方法
- リスクの定性化と定量化
- リスク対応策
- 4-6 構成管理計画
- 構成管理とは何か?
- 構成管理の作業
- 構成管理対象
- 構成管理委員会
- ベースライン管理
- 双方向の追跡可能性
- ベースライン監査について
- 4-7 進捗管理
- 進捗管理の目的
- 進捗管理作業の流れ
- 見積もり値と実績を比較
- 関係者関与の監視
- プロジェクト計画書の更新と利害関係者への通知
第5章 Rational Unified Process
- 5-1 RUPの全体像
- RUPの位置付け
- 汎用かつ包括的な方法論
- 5-2 RUPの特徴
- カスタマイズが可能
- アーキテクチャ中心開発
- ユースケースドリブン開発
- よく管理された反復型開発
- 5-3 RUPの開発スタイル
- サイクルの概要
- 5-4 RUPのプロセスと反復型アプローチ
- 管理された反復型開発の狙い
- 反復型開発の効果
- 5-5 RUPのプロセス・アーキテクチャ
- RUPの構成
- フェーズとマイルストーン
- 各フェーズの作業計画
- 5-6 RUPのワークフローとアクティビティ
- ワークフロー
- アクティビティ
- 5-7 「4+1」ビューによる開発アプローチ
- 「4+1」ビューとは?
第6章 組織成熟度モデル 〜SW-CMM/CMMI〜
- 6-1 CMMとは〜CMMの歴史と経緯〜
- CMM誕生の経緯
- SWーCMMの世界的状況
- SWーCMMの概要
- SW-CMMの解釈
- [コラム]CBA-IPIとSEIリード・アセッサー
- 6-2 SW-CMMの構造
- SW-CMMのアーキテクチャ
- 成熟度レベル(Level)
- ゴール(Goal)
- キー・プロセス・エリア(KPA)
- キー・プラクティス(KP)
- ゴール(Goal)とキー・プラクティス(KP)
- コモン・フィーチャー
- 制度化コモン・フィーチャーとそのほかのコモン・フィーチャー
- SW-CMMのプロセス区分
- 6-3 SW-CMMによるプロセス改善とその効果
- 成熟度レベルごとのプロセス能力
- 各成熟度レベルのプロセスの可視性
- 6-4 IDEALモデル
- 組織の改善モデルの意味
- 6-5 開始(初期)フェーズ
- SPIの活動経費
- SPI活動体制
- トレーニング
- 6-6 診断フェーズ
- 診断フェーズの目的
- Miniアセスメントによる評価
- アセスメント手法(CBA-IPISCAMPIによる評価)
- アセスメント期間
- アセスメント体制
- レベルの評価とその基準
- 6-7 確立フェーズ
- 確立フェーズの目的
- 計画策定プロセスの選定と組織ビジョンのレビュー
- キーとなるビジネスの問題を決定する
- 過去の経験からSPI活動戦略を立てる
- SPI活動における修正とコミットメント
- 6-8 活動(実行)フェーズ
- 活動フェーズの目的
- プロセス中心アプローチ〜プロセスを修正する〜
- 問題中心アプローチ〜問題を分析し,修正する〜
- 組織の導入戦略とテンプレート作成
- ソリューションの展開
- 6-9 学習フェーズ
- 得られた教訓の収集
- 得られた教訓の分析
- 組織的アプローチを見直す
- 高いレベルのゴールを確立する
- 6-10 SPI活動における課題
- SPI活動によくみられる課題
- 「BOOTSTRAP」モデル
- [コラム]そのほかのCMMとさまざまなモデル
- [コラム]いろいろなモデル
- [トピック]SW-CMMとCMMIについて
- CMMIモデルの構造
- CMMIの組織成熟度とプロセス・エリア
- 6-11 PMI/ PMBOKとは
- PMBOKとPMP
- PMBOKガイドの知識体系
- プロジェクト・マネジメント「知識エリアの範囲」
- プロセス・グループ
- 9つの知識エリア
- PMIの成熟度モデル(OPS3 モデル)
第7章 Agile開発方法論
- 7-1 Agileとは
- Agileアライアンス
- Agile出現の経緯と価値体系
- Agile会hつ方法論同士の関係
- 7-2 Agile Modeling
- Agile Moderingの位置付け
- AMの基本理念
- プラクティス
- 7-3 Scrum方法論とは
- Scrumから見た従来の方法論への疑問
- Scrumの背景的理論
- Scrumの特徴
- Scrumのプロセス・アーキテクチャ
- Scrumの作業見積もりと進捗管理
- 7-4 Adaptive Software Developmentとは
- ビジネス環境を最大限に考慮した方法論
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