図解でやさしい 電子回路シミュレータ multisim8
2005年11月30日紙版発売
松本幸夫 著
A5判/216ページ/CD1枚
定価2,068円(本体1,880円+税10%)
ISBN 4-7741-2590-3
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書籍の概要
この本の概要
「multiSIM」は,部品メニューが豊富で,デジタルとアナログ両方の回路に強く,アナログとデジタル混在回路のシミュレーションがシームレスに行えるといった優れた特長を持つ,市販のシミュレータとしては最高峰ともいうべきソフトです。プロ仕様のソフトでありながら,直感的に操作できるので,電気を少しでもかじったことがある人なら簡単に扱えます。
本書は,multiSIM8のフル機能が45日間使える体験版(インターネットへの接続環境が必要)を付属CD-ROMに収録し,実際にソフトを使いながら回路の製作やシミュレーションの実行がマスターできるように図解でわかりやすく解説しています。
こんな方におすすめ
- エンジニア
- 電子工学を本格的に学ぶ学生
- 電子回路を基礎から学習したいホビーユーザー
目次
第1章 multiSIM8をはじめよう!
- 1-1 デジタルにもアナログにも強いmultiSIM8の特長
- マウスだけで直感的に使える簡単な操作性
- 膨大な数の部品データベースを装備
- デジタル回路開発にも心強い豊富な測定器
- デジタル,アナログの混在回路が扱える
- ゲートアレーなどの開発をサポート
- 視覚的に変化するリアルなシミュレーション
- プリント基板ソフトへの回路データ自動渡し
- 豊富なSPICE解析機能
- 1-2 本書付属CD-ROMのコンテンツ収録内容
- 収録コンテンツ一覧
- 1-3 収録のmultiSIM8とultiBOARD8の機能制限
- 収録アプリの制限一覧
- 1-4 multiSIM8の動作環境とインストール
- DesignSuite版の動作環境
- DesignSuite版のインストール
第2章 multiSIM8で回路図を作ろう
- 2-1 基本ゲートを組み合わせた全加算回路を作ってみよう
- デジタルに強いmultiSIM8を実践しよう
- 2-2 multiSIM8の起動と各部の名称
- multiSIM8の起動
- multiSIM8の起動画面と各部の名称
- 2-3 本書の操作説明に用いている使い勝手のよい画面設定方法
- multiSIM8の画面カスタマイズ
- 2-4 部品(コンポーネント)を回路画面に配置する
- 1:部品を選ぶ
- 2:部品を回路画面に配置する
- 3:間違って配置した部品を削除する
- 4:ほかの必要部品を配置する
- 2-5 部品をきれいにレイアウトする
- 部品の回転と移動操作
- 2-6 部品のパラメータを変更する
- 電源の電圧を変更する
- スイッチ操作のキー割り当てを変更する
- 2-7 配線する
- 自動配線機能で配線する
- マニュアル操作で配線する
- ジャンクションで配線自由度を上げる
- 何もないところから配線を引く
- 配線を編集する
- 配線(ワイヤー)の色を変更する
- multiSIM8のキャプチャー規則
- 回路が完成したら動作を確認してみよう
- 2-8 回路図の中に,注釈文や図形,写真,コメントを入れる
- 「注釈」ツールバーを使いこなそう
- 注釈や図形の線種や色を編集する
- 2-9 3D仮想部品を使ってみよう
- 3種類ある仮想部品の使い分け方
- 3D仮想部品の使い方
- 3D仮想部品回路を動作させてみよう
- 2-10 大規模回路の設計に有効な階層化設計
- 階層化設計の概念
- モジュールの登録準備
- モジュールの保存
- 登録したモジュールを利用する
- 2-11 回路図を印刷する
- 回路図印刷の手順
- 部品発注表(BOM)印刷の手順
- 2-12 作った回路を保存する
- 回路の保存
- 2-13 保存した(サンプル回路)を読み込んで開く
- multiSIM8で読み込めるファイルの形式
第3章 シミュレーションの実行と測定の基本
- 3-1 シミュレーションの実行方法
- シミュレーションの基本操作
- 3-2 回路動作をシミュレーションで検証する
- 全加算器回路の動作を検証する
- 3-3 測定器の基本的な取り扱い方
- 測定器の2つの形「アイコン」と「顔」
- 測定器の配置と使い方
- 3-4 マルチメータの使い方
- マルチメータの概要
- 電流の測定
- 電圧の測定
- 抵抗の測定
- デシベルの測定
- 3-5 オシロスコープの使い方
- オシロスコープの設定
- 3-6 電圧計の使い方
- 電圧計のモード設定
- 電圧測定と表示結果
- 3-7 電流計の使い方
- 電流計のモード設定
- 電流測定と表示結果
- 3-8 ファンクションジェネレータの使い方
- フロントパネルの概要
- 発生信号の設定
- 波形を観察する
- デューティーサイクルを変えてみる
- オフセットを変えてみる
- 立ち上がり/立ち下がり時間を変えてみる
- 3-9 周波数カウンタの使い方
- フロントパネルの概要
- 周波数を測定する
- パルス幅を測る
- 周期と立ち上がり/立ち下がり時間を測る
- 3-10 電力計の使い方
- 電力計の結線と概要
- 電力の計測と結果確認
第4章 デジタル開発ツールを使いこなそう
- 4-1 デジタル回路開発ツールの概要
- multiSIM8のデジタル回路開発ツール
- 4-2 ロジックアナライザの基本を理解しておこう
- ロジックアナライザの概要
- 4-3 ロジックアナライザを使ってみよう
- カウンタ回路を測る
- ロジックアナライザのクロック設定
- ロジックアナライザのトリガー設定
- シミュレーションを実行する
- カウンタ回路の動作を調べる
- 4-4 ワードジェネレータを使ってみよう
- ワードジェネレータの概要
- ワードを連続して送出する方法
- ワードパターンの保存と呼び出し
- アップカウンタパターンを作る
- ロジックアナライザで確認してみる
- 順次半分や2倍になるパターンを作る
- 4-5 ロジックコンバータを使ってみよう
- ロジックコンバータの概要
- 回路から真理値表を生成する
- 真理値表から論理式,そして回路を生成する
第5章 アナログ測定器を使いこなそう
- 5-1 アナログ回路設計用測定器の概要
- multiSIM8のアナログ回路用測定器
- 5-2 ボーデプロッタ(周波数特性測定器)を使ってみよう
- ボーデプロッタの設定
- 利得周波数特性の解析
- 5-3 ひずみ率計を使ってみよう
- ひずみ率計の概要
- 周波数ごとの全高調波ひずみを測定する
- ひずみ率計の設定
- シミュレーションを実行して測定する
- 5-4 4チャンネルオシロスコープを使ってみよう
- 2チャンネルオシロスコープとの操作の違い
- 4チャンネルオシロスコープを使ってみる
- シミュレーションの実行と波形観察
- 5-5 メジャメントプローブを使ってみよう
- メジャメントプローブの使い方
- 表示ボックスを非表示にしておく
- 表示ボックスの書式を変更する
- 5-6 フィルタ設計ツールを使ってみよう
- フィルタウィザードの使い方
第6章 ultiBOARD8で基板実装を体験しよう
- 6-1 ultiBOARD8の概要と特徴
- ultiBOARD8の概要
- ultiBOARD8の特徴
- 6-2 プリント基板(PCB)設計を体験しよう
- ultiBOARD8の使い方
- PCBレイアウトデータの活用法
付録 実践活用インデックス
- 付録-1 TOOLBAR INDEX
- 付録-2 COMPONENT DIRECTORY
- 付録-3 ERRORメッセージの対処法
- 付録-4 WORD INDEX
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