デジタルアンプキット+PICマイコンではじめる電子工作

[表紙]デジタルアンプキット+PICマイコンではじめる電子工作

紙版発売

B5判/208ページ

定価2,618円(本体2,380円+税10%)

ISBN 4-7741-2872-4

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書籍の概要

この本の概要

■デジタルアンプを作る,聴く,楽しむ

真空管アンプは手強そうだと二の足を踏んでいる方に,アンプ作りにはまった方に,デジタルアンプの製作をしてみたいと思っている方にお勧めします。「高音質のデジタルアンプキット:TA2020KIT-SP」,これを見逃す手はありません。

■アクセサリを組み込んで楽しむ

音楽を聴くだけでは物足りないという方には,PICマイコンを組み込んで,機能アップした自作アンプに変身させる方法を紹介します。VUメータを搭載する,リモコン音量調整機能付きにするなど,楽しみ方はいろいろ。アクセサリの製作は簡単です。また付録CD-ROMのプログラムを利用すれば,プログラムの作成は必要ありません。

■モデルチェンジは自由

すばらしい音質のアンプを,単体で楽しむか個性派アンプに変身させるかの選択ができます。

こんな方におすすめ

  • 高音質デジタルアンプで音楽鑑賞を楽しみたい方
  • 機能アップした自作アンプに変身させたい方
  • TA2020KIT-SPなら簡単に製作でき、高音質を実感できます

目次

第1章 デジタルアンプの概要

  • 1-1 デジタルアンプの概要
  • 1-2 デジタルアンプ用IC
    • 1-2-1 TA2020-020の概要
    • 1-2-2 TA2020-020の性能
  • 1-3 デジタルオーディオアンプキット

第2章 デジタルステレオアンプの製作

  • 2-1 デジタルステレオアンプの全体構成
    • 2-1-1 デジタルステレオアンプの構成
    • 2-1-2 デジタルステレオアンプの外観
  • 2-2 キットの製作
    • 2-2-1 キットの構成
    • 2-2-2 積層セラミックコンデンサ(CP1〜CP10)の取り付け
    • 2-2-3 ダイオード(D1〜D4)の取り付け
    • 2-2-4 抵抗(R1〜R8)の取り付け
    • 2-2-5 ピンヘッダ(JP1〜JP3)の取り付け
    • 2-2-6 フィルムコンデンサ(C7〜C10)の取り付け
    • 2-2-7 電解コンデンサ(C1〜C6)の取り付け
    • 2-2-8 インダクタコイル(L1〜L4)の取り付け
    • 2-2-9 IC(U1)の取り付け
  • 2-3 ケースへの組み込み
    • 2-3-1 回路構成と使用部品
    • 2-3-2 組み立て
    • 2-3-3 ケース内のレイアウト
    • 2-3-4 穴あけ
    • 2-3-5 電源周りの配線
    • 2-3-6 スピーカ出力の配線
    • 2-3-7 RCAジャックの取り付け方
    • 2-3-8 入力のシールド線の配線
    • 2-3-9 電源ランプの配線
    • 2-3-10 AC電源の配線
    • 2-3-11 完成
    • 2-3-12 試聴

第3章 アナログメータによるVUメータの製作

  • 3-1 VUメータの構成
  • 3-2 VUメータ制御部の製作
    • 3-2-1 使用部品一覧
    • 3-2-2 プリント基板,組立図
  • 3-3 メータの接続と調整

第4章 発光ダイオードアレイによるVUメータの製作

  • 4-1 メータ本体の構成
  • 4-2 レベルメータ制御用IC LM3915の使い方
  • 4-3 発光ダイオードアレイによるVUメータの製作
    • 4-3-1 使用部品一覧
    • 4-3-2 プリント基板,組立図
  • 4-4 接続と調整

第5章 液晶表示器によるVUメータの製作

  • 5-1 メータの構成
  • 5-2 PICによる液晶表示器の制御
  • 5-3 メータの製作
    • 5-3-1 使用部品一覧
    • 5-3-2 プリント基板,組立図
    • 5-3-3 液晶表示器の実装
  • 5-4 プログラムの製作
    • 5-4-1 液晶表示器ライブラリ関数
    • 5-4-2 プログラムリスト
  • 5-5 接続と調整

第6章 赤外線リモコン音量制御ユニットの製作

  • 6-1 音量制御ユニットの構成
  • 6-2 LM1972の使い方
  • 6-3 赤外線通信とデータフォーマット
    • 6-3-1 赤外線受信モジュール
    • 6-3-2 通信フレーム形式
  • 6-4 音量制御ユニットの製作
    • 6-4-1 使用部品一覧
    • 6-4-2 プリント基板,組立図
  • 6-5 プログラムの製作
    • 6-5-1 プログラムの工夫(1)
    • 6-5-2 プログラムの工夫(2)
    • 6-5-3 ステートマシン
    • 6-5-4 ステートの状態と遷移
  • 6-6 プログラムの詳細
    • 6-6-1 宣言部とメイン関数部
    • 6-6-2 タイマ1の割り込み処理
    • 6-6-3 音量制御出力のサブ関数部
  • 6-7 アンプへの組み込みと調整
  • 6-8 ケースへの組み込み
    • 6-8-1 ケース内部のレイアウトと穴位置確定
    • 6-8-2 穴あけ
    • 6-8-3 部品の取り付け
    • 6-8-4 VUメータの位置調整
    • 6-8-5 完成

第7章 赤外線リモコン送信機の製作

  • 7-1 機能と構成
  • 7-2 可変抵抗器の使い方
  • 7-3 赤外線発光ダイオードの使い方と通信フォーマット
    • 7-3-1 トランジスタを使った駆動回路
    • 7-3-2 赤外線発光ダイオードの制御方法
    • 7-3-3 通信の誤り対策
  • 7-4 回路設計と組み立て
    • 7-4-1 使用部品一覧
    • 7-4-2 パターン図,組立図
    • 7-4-3 動作確認
    • 7-4-4 ケースへの実
  • 7-5 プログラムの製作
    • 7-5-1 プログラムの全体構成
    • 7-5-2 宣言部と初期設定
    • 7-5-3 メインループ
    • 7-5-4 割込み処理部
  • 7-6 プログラムの書き込みとテスト

第8章 赤外線リモコンプリアンプの製作

  • 8-1 全体構成
  • 8-2 イコライザIC TA2078Pの使い方
  • 8-3 リモコン制御プリアンプの製作
    • 8-3-1 使用部品一覧
    • 8-3-2 パターン図,組立図
    • 8-3-3 組み立て
    • 8-3-4 プログラムの製作
  • 8-4 アンプへの組み込みと調整
    • 8-4-1 信号線の配線
    • 8-4-2 プリアンプの調整
    • 8-4-3 イコライザ基板の特性

第9章 音楽イルミネーションの製作

  • 9-1 機能仕様と全体構成
    • 9-1-1 機能仕様と全体構成図
    • 9-1-2 イルミネーションの制御方法
  • 9-2 回路図と組み立て
    • 9-2-1 制御部基板の回路図
    • 9-2-2 使用部品(制御基板)一覧
    • 9-2-3 パターン図と組立図
    • 9-2-4 制御部基板の外観,ケースへ実装
    • 9-2-5 発光部の回路図
    • 9-2-6 使用部品(発光部)一覧
    • 9-2-7 パターン図(発光部),組立図(発光部)
    • 9-2-8 発光部基板の外観
  • 9-3 プログラムの製作
    • 9-3-1 プログラムの全体構成
    • 9-3-2 宣言部
    • 9-3-3 A/Dコンバータの割り込み
    • 9-3-4 メイン関数
  • 9-4 動作確認

付録 「プリント基板の作り方」,「PICへの書き込み方法」

  • A-1 プリント基板の作り方
    • A-1-1 プリント基板製作の手順
    • A-1-2 用意するもの
    • A-1-3 パターン版下の作成
    • A-1-4 露光の仕方
    • A-1-5 現像の仕方
    • A-1-6 エッチングの仕方
    • A-1-7 感光剤の除去
    • A-1-8 穴あけ
    • A-1-9 仕上げて基板完成
    • A-1-10 基板の切断
  • A-2 MPLAB IDEのインストール方法
    • A-2-1 MPLAB IDEの入手
    • A-2-2 インストールの開始
    • A-2-3 MPLAB IDEの起動
  • A-3 PICへの書き込み
    • A-3-1 USBドライバのインストール
    • A-3-2 MPLAB ICD2の接続
    • A-3-3 書き込みの実行
    • A-3-4 ICD2用アダプタソケットの作り方

著者プロフィール

後閑哲也(ごかんてつや)

1947年生まれ。子供のころに電子工作に魅了され,大学,仕事とすべて電子の世界を歩む。この子供のころからの電子工作の趣味の世界と,仕事としているコンピュータの世界を融合した遊びの世界をホームページや書籍で紹介し続けている。