知りたい!サイエンスシリーズ金メダリストは知っていた!
−スポーツ科学が明かす陸上競技の新常識−
2007年6月27日紙版発売
水城昭彦,東京大学名誉教授小林寛道 監修
四六判/240ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3138-2
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書籍の概要
この本の概要
日本のトップアスリート達の活躍の裏には,科学理論に基づく記録挑戦があった。陸上競技でいえば,速く走るための走法が科学的に明らかにされ,かつての常識が完全に否定されている。具体的な内容を写真・図を使い,最新スポーツ科学を初心者にもわかりやすく解説する。
こんな方におすすめ
- 科学的に速く走りたい人、
- 陸上競技を楽しく見たい人
- 陸上競技に関する科学的なことを知りたい人
著者の一言
世界3大スポーツイベントの一つ,世界陸上大会を10倍楽しめます。
目次
序章 スポーツ科学のおもしろさ
1 走る
- 一〇〇メートル走で早くトップスピードに乗るのは有利か
- 最速の走法の常識が変わった
- 一〇〇メートル走のチャンピオンは最速ランナーか
- 速く走るのに必要な筋肉は体のどこにあるか
- 速く走るのに最適なのはどんな形の脚だろう
- 一〇〇メートル走では本当に息を止めて走るのか
- 走るエネルギーはどのように生み出されるか
- フィニッシュするとき,両腕を後ろに伸ばすのが有利な理由
- 一〇〇メートルの記録は風の影響でどう変わるか
- 標高の高い土地で記録がよくなる種目と悪くなる種目
- 高地トレーニングが効果的な本当の理由
- 四〇〇メートル走の最後の直線が苦しい理由
- マラソンを走り切るエネルギー源はどこにある?
- マラソンの「三五キロの壁」の正体にせまる
- 日本の女子長距離選手の走りは世界のトップ選手と違っている
- 短距離選手と長距離選手の筋肉はどこが違う
- ハードルを跳ぶときに上体を前傾させるのはなぜ?
- 女子のハードル走は走りの速さで勝負が決まる
2 跳ぶ
- 走り高跳びの背面跳びが有利な理由
- 走り高跳びの助走がカーブを描くのには理由がある
- 棒高跳びは助走のスピードを高さに変える
- 走り幅跳びの空中動作で記録は伸びるか
3 投げる
- 砲丸投げの理想的な投射角は本当に四五度か
- 砲丸投げの回転投法で砲丸は円を描いていない
- 円盤投げの飛距離は向かい風のほうが伸びる
- ハンマー投げの飛距離は投げ出す速度で決まる
- やりの先端を右に向けると飛距離が伸びる
- 投げ出す角度よりやりの先端を低くするのが理想的
4 記録への挑戦
- 未来の記録を予測するのは難しい
- 記録を向上させるためにはどうすればよいか
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