組込みエンジニアBooks――Computer Scienceシリーズ組込みシステム実践プログラミングガイド〜ITRON仕様OS/T-Kernel対応
2008年7月5日紙版発売
社団法人トロン協会 著,坂村健 監修
B5変形判/264ページ
定価3,168円(本体2,880円+税10%)
ISBN 978-4-7741-3528-1
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書籍の概要
この本の概要
本書は,ITRON仕様OSやT-Kernelを使用したシステムアプリケーションプログラムを開発するためのガイドブックです。組込みシステムにおけるプログラミングの基礎知識と応用方法,高度なテクニック,さらに用語集,μITRON3.0,ITRON4.0,T-Kernelの仕様の差などを記載し,実際に開発業務に従事する技術者に必要な情報を盛り込んでいます。
また,具体的なシステムの初期化方法として「ルネサステクノロジ」「富士通マイクロエレクトロニクス」「NECエレクトロニクス」「東芝」「グレープシステム」社製のOSでのタスク起動方法についても解説しています。
こんな方におすすめ
- ITRON仕様OSやT-Kernel仕様OSを仕様した開発に従事する方
- 組込みシステムの開発に従事しようと考えている方
- 組込みシステムの教育を実施する先生や担当者
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
目次
Part 1 組込みシステムと開発方法
- Chapter 1 組込みシステムの概要
- Chapter 2 リアルタイムオペレーティングシステム
Part 2 組込みプログラミング入門編
- Chapter 3 システム初期化の流れ
- Chapter 4 タスク間の同期
- Chapter 5 タスク間通信
- Chapter 6 排他制御
- Chapter 7 定間隔処理(ポーリング)
- Chapter 8 ハンドラとタスク
Part 3 組込みプログラミング応用編
- Chapter 9 排他制御の応用例
- Chapter 10 起床待ちと自タスクの遅延の使い分け
- Chapter 11 タスク間通信の応用例
- Chapter 12 ラウンドロビン処理
- Chapter 13 チャタリングの除去
- Chapter 14 データキュー機能の実装例
- Chapter 15 ミューテックス機能の実装例
Part 4 高度なプログラミングテクニック編
- Chapter 16 タスク分割と優先度の設定
- Chapter 17 割込み処理モデル
- Chapter 18 例外処理モデル
- Chapter 19 カーネルオブジェクトの属性
- Chapter 20 タスクのスタックサイズ
- Chapter 21 時間の分解能についての注意
- Chapter 22 電源ONからタスクの実行まで
Appendix 参考情報
- Appendix 1 用語集
- Appendix 2 参考文献
- Appendix 3 仕様書の読み方
- Appendix 4 μITRON3.0,μITRON4.0,T-Kernelの仕様の比較
- Appendix 5 組込みリアルタイムOSのセミナーについて
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