Papervision3Dではじめる Flash 3Dアニメーション
- ハヤシカオル 著
- 定価
- 3,960円(本体3,600円+税10%)
- 発売日
- 2009.7.31[在庫なし]
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 376ページ
- ISBN
- 978-4-7741-3937-1
概要
Papervision3Dをご存知でしょうか? 最近の企業サイトでは、3Dで商品をディスプレイするようなFlashコンテンツが目立つようになりましたが、Papervision3Dはこのような3D表現を簡単に実現するために開発されたActionScript 3.0の外部ライブラリであり、無償で入手することができます。ActionScript 3.0でのコンテンツ制作を行っている方にとって、Papervision3Dは、ローコストで表現の幅を一気に広げるまたとないチャンスを意味しています。本書では、Papervision3Dの導入から基礎、応用まで解説しています。
こんな方にオススメ
- Flashで3Dのアニメーションを作りたいと考えているひと
- ActionScriptについて初級レベルの知識があるクリエイター
目次
Part1 準備編
Chapter1 Papervision3Dとは
- 01-01 Flash 3Dの世界
- 01-02 Flash 3Dライブラリ
- 01-03 Papervision3Dの特徴とバージョン
- 01-04 本書の目的
- 01-05 本書で使用している環境
Chapter2 Papervision3Dのインストール
- 02-01 Subversionクライアントのインストール
- 02-02 Subversionの使い方
- 02-03 Papervision3Dのファイル構成
- 02-04 Flashの環境設定
Chapter3 3D座標の基礎知識
- 03-01 2D座標空間
- 03-02 左手座標系と右手座標系
- 03-03 複数の座標空間
- 03-04 基本軸周りの3D回転
- 03-05 階層構造を持つ座標空間
- 03-06 Papervision3Dの3D座標
- 03-07 Flash Player 10の3D座標
- COLUMN① Papervision3Dのオフィシャルサイト
Chapter4 ActionScript 3.0の基本
- 04-01 データ型
- 04-02 クラスの設計と継承
- 04-03 イベント処理の基本
- 04-04 ループ処理
- 04-05 ステージのリサイズイベント
- 04-06 マウスイベント
- 04-07 キーボードイベント
- 04-08 階層構造を持つ座標空間の2Dサンプル
Part2 基礎編
Chapter5 DisplayObject3Dオブジェクトの表示
- 05-01 3D空間とレンダリング
- 05-02 マウスとカメラ位置の連動
- 05-03 プリミティブオブジェクト
- 05-04 マテリアル
- 05-05 カメラ
- 05-06 基本形となるドキュメントクラス
- 05-07 BasicViewクラス
Chapter6 インタラクティブに動かす
- 06-01 DisplayObject3Dオブジェクトの移動と回転
- 06-02 カメラの移動と回転
- 06-03 複数のviewport
- 06-04 DisplayObject3Dのイベント処理
- 06-05 FileLoadEventクラス
- COLUMN② Math.atan2()メソッドで角度を計算する
Chapter7 ライティングとシェーディング
- 07-01 PointLight3Dとshadematerials
- 07-02 ShaderとShadedMaterial
- 07-03 ReflectionViewクラス
Chapter8 フィルターとエフェクト
- 08-01 ViewportLayerクラス
- 08-02 フィルターの適用
- 08-03 ColorTransformクラスの適用
- 08-04 BitmapEffectLayerクラス
Part3 応用編
Chapter9 Tweenerを使った3Dモーション
- サンプルの概要
- Tweenerのインストール
- 素材となるビットマップデータの読み込みとリンケージの設定
- クラスのインポート
- プロパティの宣言
- Mainクラスの初期化処理
- スライドの配置
- Tweenerの使い方
- 画面クリック時の処理
- COLUMN③ マテリアルをタイル状にマッピングする
Chapter10 3Dモデリングデータの読み込み(Google SketchUp)
- Papervision3Dで読み込める3Dモデリングデータのファイル形式
- サンプルの概要
- KMZ形式の書き出し
- クラスのインポート
- プロパティの宣言
- Mainクラスの初期化処理
- KMZファイルの読み込み
- オープニングアニメーションの作成
- 画面ドラッグ時の処理
- KMZにFlatShadeMaterialを適用する
- COLUMN④ Mouse3Dでオブジェクト上のワールド座標を取得する
Chapter11 Text3Dモーション
- サンプルの概要
- クラスのインポート
- プロパティの宣言
- Mainクラスの初期化処理
- Text3Dオブジェクトの作成
- オープニングアニメーションの作成
- ランダムなタイミングの回転運動
Chapter12 Ribbon3Dモーション
- サンプルの概要
- Ribbon3Dクラスのダウンロード
- プロトタイプ
- クラスのインポート
- プロパティの宣言
- Mainクラスの初期化処理
- DisplayObject3DオブジェクトとRibbon3Dオブジェクトの作成
- ランダムな数値を返す関数とオブジェクトをトゥイーンする関数
- リボンとカメラを動かす処理
- 複数のリボンの処理
- cameraLookAtTargetStationの切り替え
Chapter13 3Dギャラリーの制作
- サンプルの概要
- クラスのインポート
- プロパティの宣言
- Mainクラスの初期化処理
- container内にDisplayObject3Dオブジェクトを配置する
- Tweenerで作るオープニングのアニメーション
- cameraとcontainerを動かすループ処理
- Cubeオブジェクトのイベント処理
- displayButtonのイベント処理
- まとめ
Appendix
- 三角関数
- Flex SDKでの開発
プロフィール
ハヤシカオル
1972年、神戸生まれ。1996年頃よりインターネットに興味を持ち、形にとらわれずに独学。2000年「DEEP KICK.com」を設立し、Webデザイナー・Flashクリエイターとして独立。著書に「これからはじめる Flashの本」、「ActionScriptクリエイティブテクニック」などがあるほか、Webデザイン関連誌への寄稿多数。北千住在住。趣味はテニス。
Web site:http://deepkick.com/