組込みプレスSelectionシリーズこれだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法

[表紙]これだけは知っておきたい組込みシステムの設計手法

紙版発売

A5判/280ページ

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4014-8

ただいま弊社在庫はございません。

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

この本の概要

組込みプレスSelectionシリーズの第三弾の設計編です。組込みシステムの設計では,ハードウェアが関わる分,エンタープライズシステムなどとは異なる配慮が必要になります。たとえば,設計工程で開発するドキュメントにデータシートやブロック図などが含まれていたり,ハードウェア関連の要件を検討するという点があります。また,効率的に品質の高い製品を開発するためには,プロダクトライン,アジャイルなどの開発手法も求められます。本書は,開発現場で役立つ実践的な基礎知識を学ぶための土台を提供します。

こんな方におすすめ

  • 組込みシステム設計者
  • プロダクトラインに関心のある方
  • 組込みにおけるアジャイルを知りたい方

著者プロフィール

坂本裕司(さかもとゆうじ)

Part 1

組込みソフト開発エンジニア。1960年熊本県生まれ。いくつかの企業を渡り歩いて組込み・制御系ソフトウェア開発を行う。

現在はフリーランスとして開発を請け負っている。OSなし組込み制御,RTOS,Linux環境を得意とする。


中佐藤麻記子(なかさとまきこ)

Part 2(共著)

学生時代は言語学(自然言語のほう)が専門だったはずが,社会人になったとたん別種類の言語(プログラミング言語)を渡り歩くことになり,メインフレームのエディタとUNIXのviとVisual Studioを同時に使う「ひとりでマルチプラットフォーム」な日々を送る。目指すは,最新の技術がインプットできて,それをほかの人に自分の言葉でアウトプットできる技術者。最近の関心事は「非機能要件と実装はどこまでトレース可能か」。

※プロフィールは掲載当時のものです。中佐藤さんは現在,㈱テクノロジックアートでコンサルティング・トレーニングを担当しています。


島田健二(しまだけんじ)

Part 2(共著)

1978年よりこの業界に関わる。アセンブラでプログラムを作り始めた当初に味わった苦い経験がもとで,ソフトウェア可視化の必要性を痛感し,プログラミングと共にモデリングの世界に注力するようになった。デジタルな仕事をする一方で,システムは人が作るものだからその考え方の根底はアナログな世界が基本という考えを持つ。オブジェクト思考(志向ではありません)に大いに興味を持ち,身の回りの世界の成り立ちにシステムとの関係を見い出すことに一種の喜びを感じている。職場では,理論と実践のギャップを埋めるべく,開発現場で無理なく実践できる見える開発の実現と普及に日々奮闘中。


安部田章(あべたあきら)

Part 3

九州工業大宅情報システム研究科博士課程修了後,健康機器および医療機器の開発に従事。最近の興味はプロダクトライン開発に加え,ソフトウェアテストおよびプロセス改善手法で日夜実践適用に取り組んでいる。


山崎進(やまざきすすむ)

Part 4

現在,北九州市立大学で講師を務める。研究テーマは,プロダクトラインの要求定義と品質保証で,経営戦略やマーケティング計画から,品質保証計画を含めたアーキテクチャ構築までを体系化することに取り組んでいる。


樽本徹也(たるもとてつや)

Part 5

利用品質ラボ代表。日本では数少ないユーザビリティ工学の専門家。独立系コンサルタントとしてWebサイトから携帯電話まで幅広い製品のユーザインタフェース開発プロジェクトに参加している。ブログ『人机交互論』で最新情報を発信中。


平鍋健児(ひらなべけんじ)

Part 6(Chapter 24)

UMLエディタ「」開発,アジャイル型開発を実践する「見える化」コンサルタント。翻訳『XPエクストリームプログラミング導入編』,『リーンソフトウェア開発』など多数。「ハート駆動型コミュニケーション」をモットーに,人に感動を与えられるコンサルタントを目指している。毎年世界のアジャイル啓蒙者2名に与えられるGordon Pask Awardを2008年日本で初めて受賞。


前川直也(まえかわなおや)

Part 6(Chapter 25)

業務システム開発後,パナソニックに移籍し,組込みソフト開発,部門のSEPGを経て,再び開発現場に戻る。パナソニックグループ研修所にてアジャイル研修講師も担当。社内だけにとどまらずプロジェクトファシリテーションやアジャイル開発の普及に励んでいる。共著『システム開発現場のファシリテーション』がある。エンジニアでありながら,箏と三味線の師匠という一面も持つ。