知識ゼロでもわかる統計学
仮説を検証し母集団を調べる 検定・推定超入門
- 前野昌弘 著
- 定価
- 2,068円(本体1,880円+税10%)
- 発売日
- 2011.5.28[在庫なし]
- 判型
- A5
- 頁数
- 160ページ
- ISBN
- 978-4-7741-4688-1
概要
検定、推定を実際に行おうとする場合、適切なデータの性質と量が肝心です。本書では、まず、調査対象の意味をきちんと理解するために、身近な例(缶詰工場や会社の社員旅行調査など)を挙げて考えていきます。正規分布や代表値等の基本をしっかりおさえれば、t分布、F分布といった検定の違いも見えてくるはずです。
こんな方にオススメ
- 統計学を学びはじめたばかりの人
- 数字やデータから何をどうよみとったらいいのか、調べたらいいのか分からない人
- 検定方法があっているかどうか、あいまいな人
目次
- まえがき
- キャラクター紹介
第1章 全体から一部を取り出す
- 1-1 母集団と標本(1) 一を聞いて十を知る方法
- 1-2 母集団と標本(2) 母集団から標本を選ぶ
- 1-3 母集団と標本(3) 母集団から標本を選ぶ方法
- 1-4 標本の選び方
- 1-5 有限母集団と無限母集団
- 1-6 推定と推測
第2章 統計によく使われる分布
- 2-1 統計の基本は正規分布
- 2-2 数字のグループの代表値
- 2-3 集団の特徴をとらえる
- 2-4 分散と標準偏差
- 2-5 不偏分散
第3章 検定・推定の分布トリオ
- 3-1 標本の分布はt分布
- 3-2 標本分散の分布はカイ2乗分布
- 3-3 分散比の分布はF分布
第4章 統計的に推定する方法
- 4-1 推定と検定の関係
- 4-2 点推定と区間推定
- 4-3 信頼率と信頼区間
- 4-4 正規分布による母平均の区間推定
- 4-5 t分布による母平均の区間推定
- 4-6 カイ2乗分布による区間推定
- 4-7 母比率の区間推定
- 4-8 母平均推定と母比率推定の標本数
付録
プロフィール
前野昌弘
兵庫県神戸市出身。東京大学大学院工学系研究科修了(工学博士)
化学系企業の研究所長を歴任後、東京理科大学材料工学科 教授および米国イリノイ州立大学客員教授
主な著書:『実験計画法レクチャーノート』(日刊工業新聞社)『図解でわかる統計解析』(前野昌弘・三国 彰/日本実業出版社)など20数冊。
研究実績:論文、発明特許、研究の企業化に対し、多数受賞。現在、公立技術センターにて研究指導に当たる。