ITエンジニアのための機械学習理論入門
2015年10月17日紙版発売
2015年10月17日電子版発売
中井悦司 著
A5判/256ページ
定価2,838円(本体2,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-7698-7
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書籍の概要
この本の概要
現在話題となっている機械学習(Machine Learning)のツールやライブラリは内部でどのような計算をしているのか? 計算で得られた結果にはどのような意味があり,どのようにビジネス活用すればよいのか?――という疑問を持つエンジニアが増えています。本書は機械学習理論を数学的な背景からしっかりと解説をしていきます。そしてPythonによるサンプルプログラムを実行することにより,その結果を見ることで機械学習を支える理論を実感できるようになります。
こんな方におすすめ
- 機械学習を知りたい方
- しくみを正しく知ってビジネスに役立てたい方
著者の一言
筆者は,業務システムでのオープンソースの活用を促進する企業に勤務しており,日々の業務で直接に機械学習に関わっているわけではありません。機械学習の理論については,大学時代に学んだ統計学(統計物理学)の知識を基に,個人的な興味で学習を続けてきました。そのような中,「業務として機械学習に関わらざるを得ない」というITエンジニアが増えていることに気が付き,機械学習の基礎知識をエンジニア仲間に広げていきたいと考えるようになりました。
いまは,機械学習のツールやライブラリーがオープンソースで誰でも自由に利用できる時代です。しかしながら,その背後にある「理論」こそが万人に解放されるべきものだと信じています。機械学習は,高度な数学の理論が現実世界の問題解決に役立てられる舞台であり,ITエンジニアの知的探究心を刺激する最高の素材です。機械学習の面白さを知れば,「学校の数学は社会で役に立たない」なんて,まったくの勘違いだとわかるでしょう。
本書をきっかけに,「もう一度,数学を学びなおして,より高度な機械学習の理論をマスターしよう」と考える読者が現れることを心待ちにしています。
https://github.com/enakai00/ml4se/raw/master/ml4se.zip
本書で使用しているサンプルプログラムは上記GitHubページよりダウンロード可能です。本書を読み進める際に,機械学習理論の確認のためにご利用ください。
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本書のサンプル
本書の一部ページを,PDFで確認することができます。
- サンプルPDFファイル(871KB)
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
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