酒場図鑑 ―酒と肴をとことん楽しむために―
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小寺賢一 著
桑山慧人 イラスト - 定価
- 1,408円(本体1,280円+税10%)
- 発売日
- 2016.10.4
- 判型
- 四六
- 頁数
- 176ページ
- ISBN
- 978-4-7741-8425-8 978-4-7741-8480-7
サポート情報
概要
「酒場」といってもいろいろある。居酒屋、立ち飲み屋、角打ち……。そして、それぞれにルールとマナーがあり、楽しみ方がある。まずは「いい酒場を見つけるコツとは」で大衆酒場の世界にご案内。さらに酒場に行く前に知っておきたい酒と肴にまつわる知識とは? 「下町ハイボールの伝説」「とりあえずビールの謎」「ホッピーの4段活用」とは何か。そしてまた煮込みとモツ焼きから串カツ、珍味ワールドへと誘う。さらにさらに、酒飲みは酒場の造りにも目配りを怠ってはならない。これらを知らずして、昭和酒場に行くべからず。これは、酒飲み初心者と呑兵衛のための、本邦初の大人の図鑑である。
補足情報
公式 facebookページ 開設のお知らせ
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書籍では取り上げなかった原稿や、イラストのもとになった写真やエピソードなどを掲載予定。新規原稿も投稿されるかもしれません。本書と合わせてどうぞご覧ください。
こんな方にオススメ
- 立ち飲み屋や酒屋の角打ちコーナーに入りにくい/独り飲みデビューをしたい男性
- グルメ(B級含む)なサラリーマン
目次
第1章 酒場めぐり始めの一歩
- 1 いい酒場を見つけるコツとは
- 2 “いい酒場”はつながって見つかる
- 3 酒場の“常連”はココが違う
- 4 立ち飲み屋のよさ
- 5 ひとりで行ける酒場とは
- 6 酒場といってもいろいろある
- 7 居酒屋での正しい注文の仕方
- 8 居酒屋での正しい飲み方
- 9 昼飲みの愉しみ方
- 10 センベロの正しい愉しみ方
- 11 「角打ち」って何?
- 12 ひとり飲みを楽しく過ごすヒント
- 13 地方での酒場の見つけ方
- 14 お勘定のスタイル
第2章 酒を飲む、呑む
- 1 下町ハイボールの伝説
- 2 脇役的存在の焼酎サワー類
- 3 「とりあえずビール」の謎
- 4 居酒屋ならではのレアなビール
- 5 ホッピーの4段活用
- 6 日本酒の種類 代表的な4つのタイプ
- 7 日本酒の味わい データに表せない繊細さ
- 8 日本酒の飲み方 その1 世界で唯一温度変化を楽しめる
- 9 日本酒の飲み方 その2 酒好きだからこその流儀
- 10 焼酎の種類・特徴 熱狂的なファンの支持が厚い
- 11 焼酎の飲み方 知る人ぞ知る“ロクヨンの法則”
- 12 特徴ある焼酎のフシギな世界
- 13 いろいろな酒を少しずつ飲める日本酒、焼酎
- 14 通好みの“梅割り”って何?
- 15 バイス、ホイスって何?
- 16 ボトルキープすることの安心感
- 17 酒の一合、二合は正確とは限らない?
- 18 つまみに合った酒を見つけるには
第3章 酒場のつまみを喰らう
- 1 定番メニュー その1 焼き鳥は呑兵衛の“自分へのごほうび”
- 2 定番メニュー その2 モツ焼き、焼きとんは呑兵衛の“パワー源”
- 3 定番メニュー その3 煮込みは呑兵衛の“ファストフード”
- 4 イラストとクイズで学ぶ 肉&ホルモン・部位カタログ ~牛編~
- 5 イラストとクイズで学ぶ 肉&ホルモン・部位カタログ~豚&鶏編~
- 6 ところで“お通し”って何?
- 7 スピードメニューは漬け物に注目!
- 8 幅広い人気の家庭料理とB級グルメ
- 9 “本日のおすすめ”に注目すべきワケ
- 10 魚介類のおいしい食べ方
- 11 干物はエスカレートするつまみ
- 12 知っておきたい呼び方のルール
- 13 鰻と泥鰌は“お任せ”で
- 14 貝、エビ、イカ・タコ図鑑
- 15 東西おでん図鑑
- 16 意外性がある酒場の豆腐
- 17 串カツの軽めの流儀
- 18 一度知ったら忘れられない珍味の魅力
第4章 酒場のほろ酔い講座
- 1 伝統的な居酒屋の店構え
- 2 居心地のいいカウンターとは
- 3 立ち飲み流・ビールケース活用術
- 4 酒場のマンウォッチング
- 5 酒場の手書き文学
- 6 酒飲み心をくすぐる赤ちょうちん、暖簾
- 7 酒器のいろいろ
- 8 お燗の魔術
- 9 “杉玉”と新酒の知る人ぞ知る関係
- 10 酒場の神々
- 11 酒場と呑兵衛の歴史 その1 江戸の居酒屋を落語に学ぶ
- 12 酒場と呑兵衛の歴史 その2 戦後ヤミ市の名残りを訪ねよう
- 13 酒場と呑兵衛の歴史 その3 酒場文化の変遷を知る
- 14 酒好きに見逃せない街① 新宿エリアをハシゴする
- 15 酒好きに見逃せない街② 中央線沿線をハシゴする 中野~阿佐ヶ谷
- 16 酒好きに見逃せない街③ 中央線沿線をハシゴする 荻窪~吉祥寺
- 17 酒好きに見逃せない街④ 北千住エリアをハシゴする
第5章 自宅で居酒屋を愉しむ
- 1 おいしい焼酎ハイボールのつくり方
- 2 おいしい三冷ホッピー&シャリキンのつくり方
- 3 アサリの酒蒸し(レシピ)
- 4 ポテトサラダ(レシピ)
- 5 肉豆腐(レシピ)
- 6 モツ煮込み(レシピ)
- 7 出汁巻き玉子(レシピ)
- 7 海老しんじょう(レシピ)
- 9 “自宅酒場”の定番アイテム
- 10 自宅メニューは工夫しだい
【コラム】
- 生湯葉といもわさびと熱燗~ 蕎麦屋で飲む~
- アジフライとマグロブツと猫の不在~ 定食屋で飲む~
- もやし炒めとビールとボブ・ディラン~ 中華料理屋で飲む~
- つくねとはんぺんと大根とカップ酒~ 商店街で飲む~
プロフィール
小寺賢一
文担当。
1961年大分県生まれ。滋賀県育ち。編集者、ライター。明治大学政治経済学部卒業後、編集プロダクション、週刊誌記者、雑誌ライターなどを経るうちに呑兵衛の道へ。新宿ゴールデン街歴は約30 年、近年は西荻窪界隈にも出没している。古本屋で見つけた本を片手に居酒屋のカウンターで過ごすのが至福の時。いつも飲む酒は焼酎またはトリスの水割り、つまみは煮込みを好む。編集・執筆に携わった作品として、『はじめての「居酒屋」オープンBOOK』(技術評論社)など店舗開業のための実用書「お店やろうよ! シリーズ」全27冊のほか、お酒に関係するものには『小さな「バル」のはじめ方』(河出書房新社)、『こだわり蕎麦屋の始め方』(ダイヤモンド社)などがある。
桑山慧人
イラスト担当。
1986年生まれ。デザイナー、イラストレーター。東京在住。京都精華大学卒業。デザイン会社プリグラフィックスに勤務。雑誌や書籍などのデザイン、イラストを手掛ける。主な仕事に「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA)、「料理のコツ 解剖図鑑」(サンクチュアリ出版)などがある。仕事の紹介はこちらから。
ホームページ:http://keito-kuwayama.tumblr.com/