酒場図鑑
―酒と肴をとことん楽しむために―

[表紙]酒場図鑑 ―酒と肴をとことん楽しむために―

紙版発売
電子版発売

四六判/176ページ

定価1,408円(本体1,280円+税10%)

ISBN 978-4-7741-8425-8

電子版

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書籍の概要

この本の概要

「酒場」といってもいろいろある。居酒屋,立ち飲み屋,角打ち……。そして,それぞれにルールとマナーがあり,楽しみ方がある。まずは「いい酒場を見つけるコツとは」で大衆酒場の世界にご案内。さらに酒場に行く前に知っておきたい酒と肴にまつわる知識とは? 「下町ハイボールの伝説」「とりあえずビールの謎」「ホッピーの4段活用」とは何か。そしてまた煮込みとモツ焼きから串カツ,珍味ワールドへと誘う。さらにさらに,酒飲みは酒場の造りにも目配りを怠ってはならない。これらを知らずして,昭和酒場に行くべからず。これは,酒飲み初心者と呑兵衛のための,本邦初の大人の図鑑である。

こんな方におすすめ

  • 立ち飲み屋や酒屋の角打ちコーナーに入りにくい/独り飲みデビューをしたい男性
  • グルメ(B級含む)なサラリーマン

補足情報

公式 facebookページ 開設のお知らせ

(2016年10月13日更新)

『酒場図鑑』公式 facebookページが開設されました!
書籍では取り上げなかった原稿や,イラストのもとになった写真やエピソードなどを掲載予定。新規原稿も投稿されるかもしれません。本書と合わせてどうぞご覧ください。

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本書のサンプル

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目次

第1章 酒場めぐり始めの一歩

  • 1 いい酒場を見つけるコツとは
  • 2 “いい酒場”はつながって見つかる
  • 3 酒場の“常連”はココが違う
  • 4 立ち飲み屋のよさ
  • 5 ひとりで行ける酒場とは
  • 6 酒場といってもいろいろある
  • 7 居酒屋での正しい注文の仕方
  • 8 居酒屋での正しい飲み方
  • 9 昼飲みの愉しみ方
  • 10 センベロの正しい愉しみ方
  • 11 「角打ち」って何?
  • 12 ひとり飲みを楽しく過ごすヒント
  • 13 地方での酒場の見つけ方
  • 14 お勘定のスタイル

第2章 酒を飲む,呑む

  • 1 下町ハイボールの伝説
  • 2 脇役的存在の焼酎サワー類
  • 3 「とりあえずビール」の謎
  • 4 居酒屋ならではのレアなビール
  • 5 ホッピーの4段活用
  • 6 日本酒の種類 代表的な4つのタイプ
  • 7 日本酒の味わい データに表せない繊細さ
  • 8 日本酒の飲み方 その1 世界で唯一温度変化を楽しめる
  • 9 日本酒の飲み方 その2 酒好きだからこその流儀
  • 10 焼酎の種類・特徴 熱狂的なファンの支持が厚い
  • 11 焼酎の飲み方 知る人ぞ知る“ロクヨンの法則”
  • 12 特徴ある焼酎のフシギな世界
  • 13 いろいろな酒を少しずつ飲める日本酒,焼酎
  • 14 通好みの“梅割り”って何?
  • 15 バイス,ホイスって何?
  • 16 ボトルキープすることの安心感
  • 17 酒の一合,二合は正確とは限らない?
  • 18 つまみに合った酒を見つけるには

第3章 酒場のつまみを喰らう

  • 1 定番メニュー その1 焼き鳥は呑兵衛の“自分へのごほうび”
  • 2 定番メニュー その2 モツ焼き,焼きとんは呑兵衛の“パワー源”
  • 3 定番メニュー その3 煮込みは呑兵衛の“ファストフード”
  • 4 イラストとクイズで学ぶ 肉&ホルモン・部位カタログ ~牛編~
  • 5 イラストとクイズで学ぶ 肉&ホルモン・部位カタログ~豚&鶏編~
  • 6 ところで“お通し”って何?
  • 7 スピードメニューは漬け物に注目!
  • 8 幅広い人気の家庭料理とB級グルメ
  • 9 “本日のおすすめ”に注目すべきワケ
  • 10 魚介類のおいしい食べ方
  • 11 干物はエスカレートするつまみ
  • 12 知っておきたい呼び方のルール
  • 13 鰻と泥鰌は“お任せ”で
  • 14 貝,エビ,イカ・タコ図鑑
  • 15 東西おでん図鑑
  • 16 意外性がある酒場の豆腐
  • 17 串カツの軽めの流儀
  • 18 一度知ったら忘れられない珍味の魅力

第4章 酒場のほろ酔い講座

  • 1 伝統的な居酒屋の店構え
  • 2 居心地のいいカウンターとは
  • 3 立ち飲み流・ビールケース活用術
  • 4 酒場のマンウォッチング
  • 5 酒場の手書き文学
  • 6 酒飲み心をくすぐる赤ちょうちん,暖簾
  • 7 酒器のいろいろ
  • 8 お燗の魔術
  • 9 “杉玉”と新酒の知る人ぞ知る関係
  • 10 酒場の神々
  • 11 酒場と呑兵衛の歴史 その1 江戸の居酒屋を落語に学ぶ
  • 12 酒場と呑兵衛の歴史 その2 戦後ヤミ市の名残りを訪ねよう
  • 13 酒場と呑兵衛の歴史 その3 酒場文化の変遷を知る
  • 14 酒好きに見逃せない街① 新宿エリアをハシゴする
  • 15 酒好きに見逃せない街② 中央線沿線をハシゴする 中野~阿佐ヶ谷
  • 16 酒好きに見逃せない街③ 中央線沿線をハシゴする 荻窪~吉祥寺
  • 17 酒好きに見逃せない街④ 北千住エリアをハシゴする

第5章 自宅で居酒屋を愉しむ

  • 1 おいしい焼酎ハイボールのつくり方
  • 2 おいしい三冷ホッピー&シャリキンのつくり方
  • 3 アサリの酒蒸し(レシピ)
  • 4 ポテトサラダ(レシピ)
  • 5 肉豆腐(レシピ)
  • 6 モツ煮込み(レシピ)
  • 7 出汁巻き玉子(レシピ)
  • 7 海老しんじょう(レシピ)
  • 9 “自宅酒場”の定番アイテム
  • 10 自宅メニューは工夫しだい

【コラム】

  • 生湯葉といもわさびと熱燗~ 蕎麦屋で飲む~
  • アジフライとマグロブツと猫の不在~ 定食屋で飲む~
  • もやし炒めとビールとボブ・ディラン~ 中華料理屋で飲む~
  • つくねとはんぺんと大根とカップ酒~ 商店街で飲む~

著者プロフィール

小寺賢一(こでらけんいち)

文担当。
1961年大分県生まれ。滋賀県育ち。編集者,ライター。明治大学政治経済学部卒業後,編集プロダクション,週刊誌記者,雑誌ライターなどを経るうちに呑兵衛の道へ。新宿ゴールデン街歴は約30 年,近年は西荻窪界隈にも出没している。古本屋で見つけた本を片手に居酒屋のカウンターで過ごすのが至福の時。いつも飲む酒は焼酎またはトリスの水割り,つまみは煮込みを好む。編集・執筆に携わった作品として,『はじめての「居酒屋」オープンBOOK』(技術評論社)など店舗開業のための実用書「お店やろうよ! シリーズ」全27冊のほか,お酒に関係するものには『小さな「バル」のはじめ方』(河出書房新社),『こだわり蕎麦屋の始め方』(ダイヤモンド社)などがある。


桑山慧人(くわやまけいと)

イラスト担当。
1986年生まれ。デザイナー,イラストレーター。東京在住。京都精華大学卒業。デザイン会社プリグラフィックスに勤務。雑誌や書籍などのデザイン,イラストを手掛ける。主な仕事に「ダ・ヴィンチ」(KADOKAWA),「料理のコツ 解剖図鑑」(サンクチュアリ出版)などがある。仕事の紹介はこちらから。
ホームページ:http://keito-kuwayama.tumblr.com/