大人の自由時間(大人の自由時間mini)
うまい日本酒を知る、選ぶ、もっと楽しむ
~酒達人が教える、知って飲んで通になる本
- 飲食店日本酒提供者協会 監修
- 定価
- 1,408円(本体1,280円+税10%)
- 発売日
- 2016.4.14 2016.4.15
- 判型
- B6
- 頁数
- 160ページ
- ISBN
- 978-4-7741-8073-1 978-4-7741-8139-4
サポート情報
概要
近年ブームの「日本酒」の世界。全国に散らばる個性的な蔵元から、新しい世代のつくるお酒が続々と生まれ、状況は一変。醸造法や飲み方も多彩に花開き、日本酒好きにはうれしい時代を迎えています。酒販第一線の君嶋哲至氏、お酒番の多田正樹氏などうまい酒を「知り・選び・楽しむ」その道のプロに話を聞き、長年の日本酒好きから入門者までためになる情報を満載。味覚と知識の両方を駆使して楽しみたい人に、いまの日本酒の世界がまるごとわかる1冊です。注目の「生もと」を軸に、いま飲みたい銘柄も選りすぐりで推薦。
こんな方にオススメ
- 趣味としてこれから日本酒の世界を楽しみたい方
- 生もと、山廃、速醸など酒造りを基礎から知りたい方
- 日本酒が好きで個性的な地酒を探している方
目次
序章 日本酒の基本を学ぶ
- 日本酒の定義
- 日本酒を分類する
- 「造り」の違いを知る
- 「酒米」の違いを知る
- 「酵母」の役割を知る
- 日本酒の醸造方法を学ぶ
- 日本酒の「味わい」を知る
- 日本酒を楽しむテイスティング
- 日本酒の用語集
第一章 日本酒の「酛」の世界
~横浜君嶋屋 君嶋哲至~
- 生酛とテロワールで醸す日本酒の未来
- 「酛」はいかにして生まれるか?
- 3つの「酛」造り
- 生酛の現場を訪れて~泉橋酒造~
- ◎君嶋哲至さんが選ぶ今飲むべき生酛・山廃20選
第二章 老舗デパートに学ぶ日本酒の「選び方」
~三越伊勢丹 小幡尚裕~
- 伊勢丹バイヤーが教える日本酒を「選ぶ」方法
- 理想の1本の選び方① 地域と味の関係を知る
- 理想の1本の選び方② 季節の移ろいを味う
- 理想の1本の選び方③ 日本酒で場を華やげる
- 理想の1本の選び方④ ラベルを読み解く
- ◎小幡尚裕さんが選ぶシーン別20選
第三章 日本酒の味を引き出す「温度」と「酒器」を学ぶ
~月よみ庵 多田正樹~
- 温度による味の変化
- 燗のつけ方を知る
- 酒器の選び方を学ぶ
- ◎多田正樹さんが選ぶ和・洋・中に合う20選
終章 日本酒を楽しむプロのテクニック集
~大塚 はなおか 花岡賢~
- 保存を学ぶ
- デキャンタージュを学ぶ
- 30分でキンキンに冷やす方法を学ぶ
- スパークリングの開け方を学ぶ
- 飲み進めるセオリーを学ぶ
- 対談〝家飲み日本酒〟の心得とは
- 日本酒/酒造 索引
プロフィール
飲食店日本酒提供者協会
監修者
一般社団法人 飲食店日本酒提供者協会(RESSA)
飲食店における日本酒提供者のサービス向上、プロフェッショナルの育成、そのための資格認定制度の確立を目的として設立された飲食店従事者のための団体。有名蔵元を招いての勉強会、唎き酒ワークショップ、講習会など、飲食業界の現場で活用できる知識やテクニックを学べる環境を整え、同時に一般参加者向けにも日本酒の魅力に触れられる講座を開催している。2015年に立ち上げた「日本酒提供者マイスター」制度では、毎年検定試験を実施し、飲食店業界全体の技術向上を目指している。
著者の一言
米から酒へ。
世界一醸造が複雑で、醸造酒では世界一アルコール度数が高くなる日本酒。
冷酒からお燗酒まで、これほどに幅広い温度で楽しめるお酒は、なかなかありません。
日本が世界に誇る「國酒」です。
弥生時代の「口噛み酒」が日本酒の始まりとされていますが、それから約2000年の間、日本酒は時代とともにおいしく進化してきました。
今、過去最高においしい、日本酒の時代が来ています。
淡麗辛口だけでなく、華やかな香りの酒から米の旨みをしっかり感じる酒、シュワシュワした発泡タイプ、デザートワインのようなタイプまで多種多様です。
そのため、以前よりも「お酒選び」や、「飲み方」が難しくなってきていないでしょうか?
この本では、日本酒の各分野のプロフェッショナルが「日本酒ってなんだ?」「どうすればおいしく飲める?」というみなさまの疑問にお答えして、“日本酒通”へと指南いたします。
嗜好は、千差万別。飲み方も人それぞれ。
自分に合った、日本酒の楽しみ方を見つけてください。
本を手にとっていただいた方が、日本酒の新しい1ページを開くお手伝いができたら幸いです。
(「はじめに」より)