音楽・動画・ゲームに活用! ソフトシンセ 音作り大全
- 内藤朗 著
- 定価
- 2,728円(本体2,480円+税10%)
- 発売日
- 2019.7.13
- 判型
- A5
- 頁数
- 240ページ
- ISBN
- 978-4-297-10587-7 978-4-297-10588-4
概要
DTMアプリ(DAW)で使用する音源「ソフトシンセ」。今やソフトシンセは、音楽の音源としてだけでなく、ゲームやムービーの効果音にも利用されており、すべてのメディア制作の現場でなくてはならない存在になっています。本書は、すべてのクリエーターに向けたソフトシンセの使いこなしガイドブックです。前半でソフトシンセの基本概念と使用方法を解説し、後半ではプリセットでは飽き足らない上級者に向けて、必要なサウンドを手にするための音色エディットのテクニックを目的別に解説しています。この1冊を読めば、多種多様なソフトシンセを自在に操れるようになります!
こんな方にオススメ
- ソフトシンセの音色エディットや音色チューニングの技を知りたい人
- アナログシンセやデジタルシンセの仕組みを知りたい人
目次
第1章 シンセサイザーの基礎知識
- 1-1 最初に知っておきたいアナログ・シンセサイザーの知識
- 1-2 アナログ・シンセサイザーの音色作成プロセス
- 1-3 アナログ・シンセサイザーを構成する主なセクション
第2章 音源方式の概要とサウンドメイクのプロセス
- 2-1 デジタル・シンセサイザーの概要
- 2-2 FM音源シンセサイザー
- 2-3 PD音源シンセサイザー
- 2-4 PCM 音源シンセサイザー
- 2-5 ベクター音源シンセサイザー
- 2-6 アディティブ音源シンセサイザー
- 2-7 物理モデル音源シンセサイザー
- 2-8 その他の音源方式
第3章 エフェクターの基礎知識
- 3-1 エフェクターとは?
- 3-2 ダイナミクス系エフェクター
- 3-3 歪系エフェクター
- 3-4 フィルター系エフェクター
- 3-5 モジュレーション系エフェクター
- 3-6 空間系エフェクター
- 3-7 音程を変化させるエフェクター
- 3-8 音量を変化させるエフェクター
- 3-9 音にハリを出すエフェクター
- 3-10 シミュレート系エフェクター
- 3-11 特殊効果を演出するエフェクター
- 3-12 複数のエフェクターの併用
第4章 ソフトシンセの基本知識と音色エディット
- 4-1 ソフトシンセの基本知識
- 4-2 音色エディットの進め方と留意点
- 4-3 リード系音色のエディット
- 4-4 ベース系音色のエディット
- 4-5 ギター系音色のエディット
- 4-6 弦楽器系音色のエディット
- 4-7 管楽器系音色のエディット
- 4-8 パッド/ドローン系音色のエディット
- 4-9 ピアノ/キーボード系音色のエディット
- 4-10 鍵盤打楽器/ベル系音色のエディット
- 4-11 パーカッション系音色のエディット
第5章 効果音の基本知識と音色エディット
- 5-1 効果音制作の基本知識
- 5-2 効果音制作を行う上での基本的発想法
- 5-3 シンプルな効果音制作の実践
第6章 オリジナル音色を作成するための発想法と実践
- 6-1 アナログシンセを極める
- 6-2 FM音源シンセの音色作り
- 6-3 デジタルシンセ(PCM音源シンセ)の音色作り
- 6-4 様々なソフト音源を組み合わせた積極的なサウンドメイク
第7章 目的別“速攻”サウンドメイク術
- 高さを上げる/下げる
- 明るく/暗くする
- 立ち上がりを遅く/速くする
- 一定のサイクルで変化させる
- 時間経過と共に変化させる
- 固く/鋭くする
- 柔らかく/丸くする
- 減衰を速く/遅くする
- 余韻を長く/短くする
- 厚みを増す
- 薄くする
- ネバネバ/サラサラした音にする
- ザラザラした音にする
- ツルツルした音にする
- 冷たい音にする
- 暖かい音にする
- リッチな音にする
- チープな音にする
プロフィール
内藤朗
作編曲からレコーディング制作、ライブ演奏など多岐に渡る分野で活動中のキーボーディスト、シンセサイザープログラマー、サウンドクリエーター。NHK など各種放送媒体のテーマソング、ジングル制作、JAF のキャンペーンソングなどの楽曲制作、各種ゲームコンテンツのサウンド制作など幅広い音楽制作に携わる。また、S.E.N.S. のレコーディングサポート、安部OHJIプロデュースアーティストのレコーディング、ライブに参加するとともに、バンド「島へ行くボート」で活動中。DTM 黎明期よりDTM マガジン、コンピューターミュージックマガジン、プリプロダクション(現サウンド・デザイナー)などの月刊誌において連載記事や特集企画の執筆、デモ音源制作など、DTM やMIDI との関わりは長く、音楽制作系ライターとしても広く知られている。ヤマハのデジタルインストラクターとしての活動経験を始め、数多くの音楽専門学校、ミュージックスクールなどでおよそ30 年に渡り講師を務め、数多くの人材を輩出している。