夢をかなえる短眠法 ~3時間で熟睡し、5倍濃く生きる
- 田村広大 著
- 定価
- 1,518円(本体1,380円+税10%)
- 発売日
- 2020.8.31 2020.8.24
- 判型
- 四六
- 頁数
- 160ページ
- ISBN
- 978-4-297-11529-6 978-4-297-11530-2
サポート情報
概要
わずかな睡眠時間でもパフォーマンスを落とさずに
1年間で1,825時間もの自由時間を作り出す方法とは?
5年連続で世界トップセールス1%の基準を達成した現役営業マンであり、さらにパーソナルジム経営者、保険募集人、金融商品仲介業、予防医療診断士、営業コンサルティングの5つの仕事をかけもちする著者が、最高のパフォーマンスを発揮する独自の眠り方を解説。
- 体調の見える化
- 食事
- 運動
- 寝る前の行動
- マインド
の5つの観点から、4週間で無理なく早起きの習慣を身につける方法が教えます。
こんな方にオススメ
- 最高のパフォーマンスを発揮したい方
- 時間に余裕をつくりたい方
目次
はじめに 眠らなければ時間が増える。時間が増えればやれることが増える。
- 短眠が5年連続世界トップセールス1%の基準達成をもたらした
- 時間が増えるから、5つも仕事をかけもちできる
1章 パフォーマンスがよくないのは「眠り足りない」からではなく「眠りすぎ」だから?
- 睡眠の誤解・その1「7時間寝ると長生きできる」
- 睡眠の誤解・その2「疲れは寝れば取れる」
- 睡眠に対する誤解・その3「病気は寝れば治る」
- 睡魔が襲ってくる原因・その1「三大栄養素のとりすぎ」
- 睡魔が襲ってくる原因・その2「満腹」
- 睡魔が襲ってくる原因・その3「混んだ空間」
2章 人生が一変! 失敗しない短眠の法則
- 短眠に必要な5つのこと
- 「何時間寝るか?」より「何時に起きるか?」
- 毎週1テーマ×4週間でしっかり短眠の習慣が身に着く
- 毎週「ふりかえり」をして「続けるための方法」を考える
- コラム たまにはあえて「悪い習慣」を
3章 【見える化】自分を知ることが睡眠のコントロールにつながる
- 自分の体調を5段階評価で「客観視」する
- 自分の「取扱説明書」をつくってみよう
- 「何のために短眠したい?」4つの質問で目標を目的をしっかり決める
- 「目標を達成したとき、自分はどのように変わっているか?」をイメージする
- 「自分だけの目標ではない」という意識を持つと、挫折しにくくなる
- 「習慣管理表」で目標を手軽に管理
4章 【食事】食べ方ひとつで眠りの質は大きく変わる
- 食事1回を消化するために使われるエネルギーは、フルマラソン1回分に匹敵
- 消化酵素は「木こり」、代謝酵素は「大工さん」
- 「生の食べ物」「発酵食品」は酵素をあまり使わずに消化吸収をおこなってくれる
- 「身体を冷やす」「糖分をとり過ぎる」という大きな誤解
- 「食べる順番」が目覚めを決める
- 生野菜や果物は、同じカロリーでも肉に比べて量を多く食べることができる
- 朝食は食べなくていい
- 「不調のときはスタミナをつける」は、弱った身体に鞭打つようなもの
- 免疫力の低下を招く「食べてはいけない」ものリスト
5章 【運動】いい睡眠とさわやかな目覚めをもたらすエクササイズ
- 朝の運動で動作疲労をためる
- 朝のウォーキングが人生の方向性を決める
- 意外と効く!?「ちょい走り」
- 脳を活性化させる「スロージョギング」
- 前頭前野が鍛えられると、仕事で使えるスキルが格段にアップする
- コラム イリノイ州の奇跡 ~運動の隠された効果とは
6章 【寝る前の行動】睡眠の質を格段にアップさせる5つのこと
- 16時以降はカフェインを控える
- 15分間の「パワーナップ」を取り入れよう
- 寝るときには靴下をはかない
- 寝る30分前にはスマホから遠ざかる
- 早く目覚めたときは「使える時間が1時間増えた!」とプラスにとらえて二度寝しない
7章 【マインド】気持ちを整えると、早起きはグンと楽になる
- 5分間瞑想する
- 無心になれる「硬貨立て」
- 20分入浴する
8章 【実践】30日でムリなく身に着く早起きメソッド
- 【1週目】ルーティンに慣れる7日間
- 【2週目】朝時間を有効利用する7日間
- 【3週目】そろそろ慣れが出はじめる油断大敵の7日間
- 【4週目】総仕上げの7日間。ここでできたらあなたは早起きマスター
プロフィール
田村広大
株式会社インテグリティ代表。予防医療診断士。
1986年、大阪府生まれ。学生時代は小学校から大学までアメリカンフットボール部に所属。現在も母校の関西大学でコーチとして10年間在籍。大学卒業後は、三井住友銀行に入行。その後は、吹田市消防本部にて消防士として勤務。現在は保険代理店で保険募集人として勤務。保険会社に転職後1年目で世界のトップ1%の基準を満たす営業成績を収めた。その後も短眠のスキルを使い、2年目は世界のトップ1%を10か月で達成、3年目は8か月で達成、4年目は5か月で達成と達成までの時間を年々短縮して達成している。過去には某保険会社にて全国5位や全国8位の実績を残す。現在は、営業マン教育に力を入れており、短眠をメインとした営業ノウハウをさまざまな営業マンに指導を実施し、業界トップ1%の営業マンを次々に輩出することで指導者としても力を発揮している。年間150回セミナーを開催。
ホームページ:https://herculesfactory.com/
著者の一言
眠らなければ時間が増える。時間が増えればやれることが増える。
私は毎日、夜23時に寝て、午前2時に起きる生活を送っています。睡眠時間3時間。「眠くなりませんか?」「睡眠時間足りていますか?」と聞かれますが、日々とても快適です。これより長く寝ると、かえって1日の調子が狂います。
短眠のよさを実感するために、10日に1回ほど、あえて遅くまで寝ることがあります。たくさん寝たから頭がすっきりするかと思うかもしれませんが、むしろ逆効果。起きた後も頭がうまく働かず、1日中ボーっとして霞がかかったような感じになります。「脳を効率的に働かせるには、やはり短眠は重要だな」とそのたびに思います。
短眠が5年連続世界トップセールス1%の基準達成をもたらした
私は、新卒で銀行に入り、その後、消防士に転職。現在は、保険会社でファイナンシャルプランナーとして働いています。ちょっと変わった経歴ですよね(笑)。外資系生保のトップセールスの川田修さんが家族に「3年間、自分は死んだと思ってくれ」と伝え、その間一人暮らしをして仕事に励んだ、というエピソードを本で読み、今の仕事に就くときに「自分もとにかく3年間はがむしゃらにがんばろう!」と決意したのです。
ありがたいことに、転職1年目にして世界のトップ1%に入る営業成績を収めることができ、その後5年連続でトップ1%の基準を達成できました。短眠の習慣をつけるようになってから、達成スピードが格段に上がったのです。2年目は10カ月でしたが、短眠をはじめた入社3年目には8カ月、4年目は5カ月と、1年目の半分以上の速度でトップ1%入りを達成しました。
最初の2年くらいは、はっきり言って「夜の接待を盛り上げることが仕事だ」と思っていました。毎晩食べたり飲んだり。自分の体力と人生を削って、人と会う時間を増やしていました。その結果、消防士だったときの何倍も稼ぐことはできましたが、家族と過ごす時間もなければ、自分のことをする時間もない。暴飲暴食を繰り返していましたから、みるみるうちに体重は増えるし、体調は悪くなる。
「お金はたしかに稼いでいるけれど、これって本当に幸せなのかな?」
そう思ったときに、スティーブ・ジョブスの「最期の言葉」と言われている文章を読んだのです(最期の言葉かどうかについては諸説あるようですが)。
これを読んだとき、「ああ、健康にもっと気をつけなあかんな」と心から思いました。いくら稼げても、身体を壊しては元も子もないということに気づいたのです。
短眠するようになってからは、営業のスタイルも大きく変わりました。夜の接待はゼロ。忘年会すら行かなくなりました。しかし、前よりも働く時間は短くなったのに、成績は今までよりも上がったのです。
先にもお話ししたように、世界のトップ1%の成果に到達するスピードもかなり早くなりました。それはなぜかといえば、やれることが増えたからです。朝、時間ができたので、お客さんが必要とする情報をいろいろと調べるようになりました。調子がいいときには、本1冊は読了できます。その本の中に出てきた別の本を入手して、翌日以降にさらに知識を深めていきます。こうして、夜の接待でお客さんを楽しませる代わりに、知識の面でお客さんに貢献できるようになりました。そして、お客さんも私に付加価値を感じてくれるようになったのです。先日、事務所の引っ越しでこれまでに読んだ本を段ボールに詰めていたのですが、大きな段ボール8箱分にもなりました。すべて早起きして読んだ本です。
時間が増えるから、5つも仕事をかけもちできる
私の本業は保険の営業ですが、それ以外に5つほど仕事をしています。パーソナルジム経営者、保険募集人、金融商品仲介業、予防医療診断士、営業のコンサルティング業です。通常だったら手が回らないところですが、朝の時間を使えるので、このようにいくつもの仕事がかけもちでできます。
先日は、ある会社の社長さんにダイエット法を教えたところ、「社員の女性たちがダイエットについて聞きたがっているから、セミナーをしてもらえないか」という依頼がありました。ほかには、マイホームを買うくらいの年代の方に住宅ローンの裏ワザや銀行でのお金の借り方などもお話ししています。「保険の話だけでなく、お金全般にまつわる困ったことを気軽に相談してもらえたらいいな」と思っているからです。そういうネタを増やすことができるのも、短眠のおかげだと思います。
それを可能にするのが、短眠というわけです。
本書で解説するのは、すべて私の実体験に基づいて編み出した独自のメソッドです。実際にこれまで1000名の方にも教えていますが、私がサポートした期間中は達成率90%を誇るすごい方法です。
今日から、ぜひ私といっしょに短く質のいい睡眠をとる方法を身につけて、限りある時間を有効に使いましょう。