改訂版 Pythonユーザのための Jupyter[実践]入門
- 池内孝啓,片柳薫子,@driller 著
- 定価
- 3,608円(本体3,280円+税10%)
- 発売日
- 2020.8.24
- 判型
- B5変形
- 頁数
- 424ページ
- ISBN
- 978-4-297-11568-5 978-4-297-11569-2
概要
JupyterLabは、Jupyter Notebookをベースにして誕生し、Pythonユーザを中心に人気の高いオープンソースのデータ分析環境です。Jupyterはインタラクティブにコードを実行でき、その結果を多彩なグラフや表などによって容易に表現できます。本書では、Jupyterをこれから利用する方はもちろんのこと、すでに利用している方にとっても役立つことを目指し、実践的な活用ノウハウを豊富に交えて解説します。また、可視化に際しては、Pythonで人気のライブラリ「pandas」「Matplotlib」「seaborn」を中心に解説します。さらに、最終章では「Google Colaboratory」の使い方を紹介します。
こんな方にオススメ
- PythonとJupyterでデータ分析や多様なグラフを出力したい人
- 「pandas」「Matplotlib」「seaborn」の実践的な利用法を知りたい人
目次
第1章 JupyterLabを導入しよう
- 1.1 Project Jupyterとは
- 1.2 Anacondaを利用したPython環境の構築
- 1.3 condaコマンドの使い方
- 1.4 Anaconda Navigatorの使い方
- 1.5 日本語フォント環境の準備
第2章 JupyterLabの操作を学ぼう
- 2.1 JupyterLabでコードを実行
- 2.2 JupyterLabのインターフェイス
- 2.3 JupyterLabの使いこなし
第3章 pandasでデータを処理しよう
- 3.1 pandasとは
- 3.2 サンプルデータについて
- 3.3 Series
- 3.4 DataFrame
- 3.5 さまざまなデータの読み込み
- 3.6 データの前処理
- 3.7 テキストデータの処理
- 3.8 時系列データの処理
- 3.9 基本統計量の算出
- 3.10 データの結合
- 3.11 データの集計
- 3.12 データの可視化
第4章 Matplotlibでグラフを描画しよう
- 4.1 Matplotlibとは
- 4.2 グラフの描画
- 4.3 折れ線グラフ
- 4.4 散布図
- 4.5 棒グラフ
- 4.6 ヒストグラム
- 4.7 箱ひげ図
- 4.8 円グラフ
第5章 Matplotlibを使いこなそう
- 5.1 グラフの構成要素
- 5.2 フィギュアとサブプロットの書式設定
- 5.3 グラフの軸と目盛りの設定
- 5.4 凡例の設定
- 5.5 線の書式設定
- 5.6 色の設定
- 5.7 文字列の書式設定
- 5.8 描画スタイルの適用
- 5.9 グラフをファイルに出力
- 5.10 Matplotlibでグラフを描画する2つのアプローチ
第6章 seabornでデータを可視化しよう
- 6.1 seabornとは
- 6.2 APIの概要
- 6.3 グラフの描画方法
- 6.4 データの関係の可視化
- 6.5 カテゴリデータの可視化
- 6.6 データ分布の可視化
- 6.7 回帰の可視化
第7章 seabornを使いこなそう
- 7.1 ファセットの活用
- 7.2 ペアグリッドの活用
- 7.3 ジョイントグリッドの活用
- 7.4 axes-level関数の利用
- 7.5 グラフのスタイルと書式の設定
第8章 Colaboratoryを使おう
- 8.1 Colaboratoryの基本
- 8.2 ファイルの読み込み
- 8.3 Colaboratoryの活用
プロフィール
池内孝啓
株式会社Hakali 取締役CTO
ITベンチャー数社を経て2011年に株式会社ALBERTへ入社。2015年に東証マザーズ上場を経験後、独立・起業し、BtoB SaaSプロダクトをリリース。2019年、株式会社Hakali 取締役CTO に就任。心のセルフケア・アプリ「Awarefy」を開発。著書に『Pythonエンジニアファーストブック』(2017年、技術評論社)、『これからはじめるSQL入門』(2018年、技術評論社)などがある。PyData Tokyo発起人のひとり。
片柳薫子
農研機構 農業環境変動研究センターにて研究に従事。PyLadies Tokyo運営スタッフ。2014年からデータ解析にPythonを活用。
@driller
デリバティブを中心とした金融データの分析にPythonを活用している。Python×金融のコミュニティfin-py主宰。