運用改善の教科書
~クラウド時代にも困らない、変化に迅速に対応するためのシステム運用ノウハウ

この本の概要

システム運用はいま,転換期を迎えています。DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やクラウドサービスの普及により,運用に求められる考え方は急速に変化しました。クラウドをどう管理していくのか?サービスマネジメントに最適な運用とは?セキュリティへの意識は今のままでいいのか?時代の最先端に常にキャッチアップできる運用チームを作り上げるための,継続的な運用改善ノウハウをまとめました。

こんな方におすすめ

  • 運用改善のノウハウを知りたいシステム運用担当者,インフラエンジニア

著者の一言

システム運用はいま,転換期を迎えています。要因は2つあります。1つ目は世界のデジタル化が進み,ITが完全に社会インフラとなったこと。もう1つは,デジタル化に伴いあらゆるビジネスがサービス化してきていることです。
運用者が維持管理している対象はシステムからサービスへ変化してきています。ITのテクノロジーは,すぐに簡単に利用できるクラウドサービスが中心となり,運用の負担の少ないマネージドサービスも充実してきています。サービスが扱うデータ量はこれまでとは比べものにならないぐらい膨大な量となり,この巨大なデータを分析して新しい価値を生み出すことが,新しい商品を生み出すことと同じぐらい重要になっています。
そんな状況に対応するために必要な運用ルールは何なのか?ITを超えたサービスマネジメントの時代にフィットさせるためには,どのような運用改善が必要なのか?サービスを運用して継続的に改善を行っていくためには,メンバーにはどんなスキルが求められるのか?「これから」の運用のために必要な運用改善のエッセンスを一冊にまとめました。

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著者プロフィール

近藤誠司(こんどうせいじ)

1981 年生まれ。運用設計,運用コンサルティング業務に従事。オンプレからクラウドまで幅広いシステム導入プロジェクトに運用設計担当として参画。そのノウハウを活かして企業の運用改善コンサルティングも行う。趣味は小説を書くこと。第47 回埼玉文学賞にて正賞を受賞。著書に『運用設計の教科書』(技術評論社)がある。