情報Ⅰ 大学入学共通テスト プログラミング問題対策 ステップアップで身に付く練習帳

著者の一言

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プログラミング問題を得点源にしよう!

学校の情報Ⅰの授業でプログラミングは習ったけれど,大学入学共通テストの模擬試験のプログラミングの問題で点数が伸び悩んでいる方も多いでしょう。プログラミングの問題は,⁠正しい手順」で勉強すれば,短期間で得点を伸ばすことが可能です。

情報Ⅰで扱うプログラミング言語には,主にPython,JavaScript,VBA,Scratchがあり,どの言語を授業で習うかは学校によって異なります。このような背景から,共通テストでは特定言語の知識を前提としない日本語で表記された大学入試センター独自のプログラム表記(共通テスト用プログラム表記)が用いられます。

本書では,共通テスト用プログラム表記を用いて,プログラミングの基礎となる基本文法の習得から始め,短めのプログラムの問題から徐々にステップアップし,最終的に共通テストの問題が解けるレベルに達することができます。また,解説動画やプログラム実行環境の「PyPEN」を併用することで,実際にプログラムを動かしながら,効率的に理解することができます。

最後に,本書執筆にあたり,監修をしてくださった能城茂雄先生はじめ,多くの方々にお力添え頂いたことに,心より感謝いたします。そして,この本を手に取ってくださった読者の皆様への感謝も述べさせていただきます。ありがとうございます。

本書を通してアルゴリズムとプログラミングの分野を得意分野にしていきましょう!

著者プロフィール

植垣新一(うえがきしんいち)

情報教育系人気YouTuber(YouTubeチャンネル「情報処理技術者試験・高校情報教科対策の突破口ドットコム」運営者)。大分県出身,大分大学教育福祉科学部卒業。

大学卒業後,地元教育関連企業のパソコンインストラクターとして経験を積んだ後,上京し約15年に渡りIT企業にてさまざまなシステム開発に携わり専門スキルを磨く。退職後,高校生に楽しんでITを学んでもらいたいとの思いから,高等学校教諭一種免許状(情報)を取得。以降は教材制作およびYouTuberとしての活動の重点を情報科に置いている。

情報処理関連の保有資格は,情報処理安全確保支援士,プロジェクトマネージャ,システムアーキテクト,ソフトウェア開発技術者など多数。情報教育者としての実績に,情報Ⅰデジタル教材(ベネッセコーポレーション)の問題執筆・解説動画制作などがある。著書は,『情報Ⅰ 大学入学共通テスト対策 会話型テキストと動画でよくわかる』(インプレス),『講義形式で学ぶ「情報Ⅰ」大学入学共通テスト問題集』(大修館書店,共著)。


能城茂雄(のしろしげお)

東京都立三鷹中等教育学校 情報科 指導教諭。奈良先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士前期課程情報システム学専攻修了(工学修士)

GIGAスクール構想という言葉が生まれる以前(平成28年度)から,東京都教育委員会指定事業「ICTパイロット校」として,一人1台端末の運用・研究活動を行い,現在も情報関係研究指定校の主担当として活動を続ける。文部科学省学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業等協力者(共通教科情報)として,学習指導要領,同解説に作成に関わり,文部科学省高等学校情報科「情報I」「情報II」教員研修用教材検討委員,同WG委員も務めた。