ずかんシリーズ深海生物のくらし

[表紙]深海生物のくらし

紙版発売

B5判/128ページ

定価2,970円(本体2,700円+税10%)

ISBN 978-4-297-14591-0

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書籍の概要

この本の概要

「深海生物って,どんなやって生きているのだろう?」
そんな疑問にこたえる,とても貴重な図鑑です!

深海生物……奇妙なかたちのものが多くて,とっても興味をそそられます。しかし,深海といえば真っ暗で,水温も低く,しかも圧力もめちゃくちゃ高い過酷な世界。しかも,場所によっては海水しかなく,よりかかるものすらありません。彼らは,いったいなぜそんな過酷な世界で暮らしているのでしょう?

本書は,そんな環境で毎日をおくる「深海生物の生き方」に着目。真っ暗で冷たい世界で,その生きものはどのように生まれ,どのように餌を確保し,繁殖相手を見つけ,命をつないでいっているのか……。いろいろな深海生物を登場させ,コミカルなイラストと美麗な写真で交えながら,彼らの暮らし方に迫ります。

こんな方におすすめ

  • 深海生物ってどうやって生きているんだろう,と疑問を持つ方
  • 深海生物のヘンテコ姿の理由について知りたい方
  • 深海生物そのものが大好きな方
監修者プロフィール

石垣幸二(いしがきこうじ)

有限会社ブルーコーナー代表。

世界30カ国,300の水族館・海洋生物研究機関に海洋生物を納入する。「情熱大陸」や「クレージージャーニー」,「ガイヤの夜明け」など,多くのテレビ番組に出演し,“海の手配師”として紹介される。漫画「釣りバカ日誌」に登場する倉田天平のモデルに。

2011年“世界初”深海に特化した『沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム』の館長に就任し,深海ブームを巻き起こす。2018年同館を退任。2022年7月“世界初”幼魚に特化した『幼魚水族館』をオープン。岸壁幼魚採集家・鈴木香里武氏を館長に迎えて幼魚水族館の運営管理をおこなう。

著書に『「水族館」革命』(宝島社新書),監修に『マグメル深海水族館』(新潮社)など多数。

目次

第1章 深海ってどんなところ?

  • 深海ってなに?
  • 深海ってどんなところ?
  • 深海ならではの環境と適応
  • 深海生物の生き残り戦略
  • もっと知りたい① 深海生物の多様性

第2章 軟骨魚類

  • ラブカ
  • ミツクリザメ
  • ゾウギンザメ
  • オンデンザメ
  • ダルマザメ
  • オロシザメ
  • ヒレタカフジクジラ
  • ムツエラエイ
  • もっと知りたい② 視るための適応

第3章 硬骨魚類

  • アカグツ
  • ヒカリキンメダイ
  • ミツクリエナガチョウチンアンコウ
  • デメニギス
  • シーラカンス
  • リュウグウノツカイ
  • アカナマダ
  • クレナイホシエソ
  • ハナビラウオ
  • サギフエ
  • オオイトヒキイワシ
  • ミツマタヤリウオ
  • ヒメコンニャクウオ
  • サケビクニン
  • ニュウドウカジカ
  • ミズウオ
  • ミドリフサアンコウ
  • アオメエソ
  • もっと知りたい③ 深海生物も恋をする?

第4章 甲殻類

  • ダイオウグソクムシ
  • タカアシガニ
  • オオタルマワシ
  • センジュエビ
  • ギガントキプリス
  • ゴエモンコシオリエビ
  • サクラエビ
  • もっと知りたい④ 深海生物と巨大化

第5章 軟体動物

  • メンダコ
  • オウムガイ
  • コウモリダコ
  • ホウズキイカ
  • ホタルイカ
  • もっと知りたい⑤ 深海の栄養源

第6章 そのほかの生物

  • ユメナマコ
  • ダーリアイソギンチャク
  • オキノテヅルモヅル
  • ムラサキカムリクラゲ
  • シンカイウリクラゲ
  • コトクラゲ
  • センジュナマコ
  • オオクチボヤ
  • ヌタウナギ
  • もっと知りたい⑥ 深海のトッププレデター

巻末付録

  • 深海を調べる① 深海生物の採集
  • 深海を調べる② 透明標本
  • 深海を調べる③ 深海生物の観察
  • 幼魚水族館の挑戦