ずかんシリーズ深海生物のくらし
2024年11月22日紙版発売
2024年11月22日電子版発売
石垣幸二 監修
B5判/128ページ
定価2,970円(本体2,700円+税10%)
ISBN 978-4-297-14591-0
書籍の概要
この本の概要
「深海生物って,どんなやって生きているのだろう?」
そんな疑問にこたえる,とても貴重な図鑑です!
深海生物……奇妙なかたちのものが多くて,とっても興味をそそられます。しかし,深海といえば真っ暗で,水温も低く,しかも圧力もめちゃくちゃ高い過酷な世界。しかも,場所によっては海水しかなく,よりかかるものすらありません。彼らは,いったいなぜそんな過酷な世界で暮らしているのでしょう?
本書は,そんな環境で毎日をおくる「深海生物の生き方」に着目。真っ暗で冷たい世界で,その生きものはどのように生まれ,どのように餌を確保し,繁殖相手を見つけ,命をつないでいっているのか……。いろいろな深海生物を登場させ,コミカルなイラストと美麗な写真で交えながら,彼らの暮らし方に迫ります。
こんな方におすすめ
- 深海生物ってどうやって生きているんだろう,と疑問を持つ方
- 深海生物のヘンテコ姿の理由について知りたい方
- 深海生物そのものが大好きな方
- 監修者プロフィール
石垣幸二(いしがきこうじ)
有限会社ブルーコーナー代表。
世界30カ国,300の水族館・海洋生物研究機関に海洋生物を納入する。「情熱大陸」や「クレージージャーニー」,「ガイヤの夜明け」など,多くのテレビ番組に出演し,“海の手配師”として紹介される。漫画「釣りバカ日誌」に登場する倉田天平のモデルに。
2011年“世界初”深海に特化した『沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム』の館長に就任し,深海ブームを巻き起こす。2018年同館を退任。2022年7月“世界初”幼魚に特化した『幼魚水族館』をオープン。岸壁幼魚採集家・鈴木香里武氏を館長に迎えて幼魚水族館の運営管理をおこなう。
著書に『「水族館」革命』(宝島社新書),監修に『マグメル深海水族館』(新潮社)など多数。
目次
第1章 深海ってどんなところ?
- 深海ってなに?
- 深海ってどんなところ?
- 深海ならではの環境と適応
- 深海生物の生き残り戦略
- もっと知りたい① 深海生物の多様性
第2章 軟骨魚類
- ラブカ
- ミツクリザメ
- ゾウギンザメ
- オンデンザメ
- ダルマザメ
- オロシザメ
- ヒレタカフジクジラ
- ムツエラエイ
- もっと知りたい② 視るための適応
第3章 硬骨魚類
- アカグツ
- ヒカリキンメダイ
- ミツクリエナガチョウチンアンコウ
- デメニギス
- シーラカンス
- リュウグウノツカイ
- アカナマダ
- クレナイホシエソ
- ハナビラウオ
- サギフエ
- オオイトヒキイワシ
- ミツマタヤリウオ
- ヒメコンニャクウオ
- サケビクニン
- ニュウドウカジカ
- ミズウオ
- ミドリフサアンコウ
- アオメエソ
- もっと知りたい③ 深海生物も恋をする?
第4章 甲殻類
- ダイオウグソクムシ
- タカアシガニ
- オオタルマワシ
- センジュエビ
- ギガントキプリス
- ゴエモンコシオリエビ
- サクラエビ
- もっと知りたい④ 深海生物と巨大化
第5章 軟体動物
- メンダコ
- オウムガイ
- コウモリダコ
- ホウズキイカ
- ホタルイカ
- もっと知りたい⑤ 深海の栄養源
第6章 そのほかの生物
- ユメナマコ
- ダーリアイソギンチャク
- オキノテヅルモヅル
- ムラサキカムリクラゲ
- シンカイウリクラゲ
- コトクラゲ
- センジュナマコ
- オオクチボヤ
- ヌタウナギ
- もっと知りたい⑥ 深海のトッププレデター
巻末付録
- 深海を調べる① 深海生物の採集
- 深海を調べる② 透明標本
- 深海を調べる③ 深海生物の観察
- 幼魚水族館の挑戦