ずかん 貝のからだ

「貝のからだ」のカバー画像
著者
倉持卓司くらもちたかし 監修
清水洋美しみずひろみ 文
友永たろともながたろ 絵
定価
2,948円(本体2,680円+税10%)
発売日
2022.12.10 2022.12.8
判型
B5
頁数
128ページ
ISBN
978-4-297-13238-5 978-4-297-13239-2

概要

「貝のからだ」に焦点を当てた、ありそうでなかった図鑑の登場です。

アサリにサザエにカタツムリ。子ども、大人を問わず人気のある生き物の一つ「貝」。「貝」の本はそれなりにあるけれど、ほとんどの本は「貝殻」がメイン。中身が入った「生物としての貝」を中心に扱った図鑑は、ほとんどありません。

本書は、そんな「貝の中身」にひたすらスポットを当ててみました。

実は、貝は生態が謎だらけ。「アサリ」ですら、いったい何の貝なのかよくわかっていなかったりします。本書は、そんな謎に迫りながら、美しい生態写真とともに「貝の魅力」を存分に披露。他では味わえない貝のディープな世界。ご一読頂くと、「貝」に対する見方が変わることでしょう。とっても面白いので、ぜひ一度手に取ってみてください。

こんな方にオススメ

  • 貝が大好きな方
  • 貝の生態について知りたい方
  • 生物好きの小学校中学年以上

目次

  • この本の使い方
  • 貝ってなんだろう?
  • 貝のすむ環境について
  • はじめに

第1章 殻と体にびっくり! な貝

  • タカラガイの仲間
  • ウミウサギの仲間
  • ベッコウタマガイ
  • コラム・外とう膜ってなに?
  • ヒラスカシガイ
  • ミズガイ
  • コラム・貝の一生
  • マガキガイ
  • ホラガイ
  • びっくり! ホラガイの仲間
  • 貝図鑑① 美しい貝
  • ホネガイ
  • タケノコガイ
  • 貝図鑑② 形がふしぎすぎる貝
  • ヤカドツノガイ
  • イナズママメアゲマキ
  • ユキミノガイ
  • シャコガイの仲間
  • 貝図鑑③ 大きな貝
  • 貝図鑑④ 小さな貝
  • オキナエビス
  • クマサカガイ
  • ウロコフネタマガイ

第2章 生き方がびっくり! な貝

  • アンボイナ
  • ヤドリニナの仲間
  • ちょっと失礼! ほかの生き物と生きる貝
  • 貝の卵図鑑 海中のアート
  • アコヤガイ
  • コラム・貝が作る宝石 美しい真珠図鑑
  • コラム・真珠だけじゃない 工芸品になる貝
  • オオヘビガイ
  • ニオガイ
  • フナクイムシ
  • ルリガイ
  • クチキレウキガイ
  • カメガイ
  • ハダカカメガイ
  • ゾウクラゲ

第3章 貝殻を捨てた貝

  • アメフラシの仲間
  • アオウミウシ
  • こだわりグルメな ウミウシ図鑑
  • 貝を捨てきれない貝 ウミウシっぽい貝たち
  • イソアワモチの仲間
  • イカの仲間
  • タコの仲間
  • オウムガイ
  • 貝っぽいけど貝じゃない シャミセンガイ

第4章 岩礁や砂浜でおなじみの貝

  • カラマツガイ
  • マツバガイ
  • 岩礁で会えるよ! カサガイ図鑑
  • イシダタミ
  • ナツモモ
  • 岩礁で会えるよ! 巻貝図鑑
  • ヒザラガイ
  • コラム・貝たちに会いに行こう!
  • 貝図鑑⑤ 色や模様がきれいな貝
  • アサリ
  • マテガイ
  • サクラガイ
  • ムラサキイガイ
  • ツメタガイ
  • ダンベイキサゴ
  • アラムシロ
  • コラム・二枚貝のサバイバル作戦

第5章 おいしくてびっくり! な貝

  • アワビの仲間
  • サザエの仲間
  • マガキ
  • コラム・海の農場で育つカキ 赤ちゃんを集めて育てる養殖
  • ホタテガイ
  • タイラギの仲間
  • ハマグリ
  • ナミガイ

プロフィール

倉持卓司くらもちたかし

1973年、神奈川県横須賀市生まれ。葉山しおさい博物館勤務。専門分野は海洋生態学。共著に『超ディープな深海生物』(祥会社新書)、『ナマコ学』(成山堂書店)がある。

清水洋美しみずひろみ

出版社勤務ののち、フリーランスで児童書を中心に本の編集・執筆を手がける。プランクトンから宝石まで、自然のあれこれに幅広い興味がある。技術評論社のずかんシリーズでは『細胞タウンの大冒険』、『ずかん数字』などを担当、本書で8冊目。

友永たろともながたろ

魚を愛するイラストレーター。絵本や児童書の挿画やイラストを数多く手がけるほか、水族館のポスターや展示イラストなどでも活躍中。近作に『ぼくのすいぞくかんシリーズ たんけん! ウニすいぞくかん』(なかのひろみ著・アリス館)がある。