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Webブラウザで動作するプログラムが作成できるということで注目されたJavaですが,1995年に誕生して今年で16年目を迎えます。この間,企業などの大規模システムから組み込み分野,最近ではAndroidアプリケーションの開発言語として,様々な用途で利用されています。
Javaのプログラミングをしたことがない人でも1度くらいは目にしているのではないでしょうか?
Java言語を学ぶのは難しい?
Javaがなぜこんなに普及したのでしょうか?
その理由として1つ挙げるなら,やはり「Write once, run anywhere」つまり,Javaが動作する環境(Java VM)があれば1度作ったプログラムがどんなOSでも動作する点でしょう。
しかし,そんなJavaですがプログラム初心者は「Javaは難しい」「覚えることが多すぎる」と感じているのも事実です。
一般にJavaを理解するには,次の要素が必要です。
- Javaの文法
- オブジェクト指向の考え方
- データ構造の理解
特に「Javaの文法」と「オブジェクト指向の考え方」を同時に学ばないといけないと感じているようです。しかし,そんなことはありません。まずは気にせず,完成されたプログラムを動かしながら,学んでいけばよいのではないでしょうか?
完成されたプログラムを動かすことで「同じ動作をまとめたいと思うでしょう(Javaではメソッドと言います)」さらに「クラス」という単位を知り,クラスを今度は「別のクラスで流用したいと思うでしょう(Javaではクラスの継承と言います)」…。
大事なことはどんな入門書でも良いので,実際に動かしてみることをお勧めします。何度か経験すると自然と先のような疑問を感じることでしょう。
その後に,Javaの文法をしっかり学び直しても良いですし,オブジェクト指向についてしっかり学んでみるのも良いかと思います。
最後に一冊そんな入門書を紹介します。本書はプログラムを動かすうえで必要な最低限のことしか説明していません。しかし,豊富なサンプルと練習問題で初心者が迷わず学べ,Javaプログラマの第一歩を踏み出すには適した書籍ではないでしょうか。