新刊ピックアップ
音を作り出すプログラミングテクニックが満載!
本来,
サンプリングはコンピュータで音を取り扱うための基礎知識ですが,
その他にも数多くの仕組みやプログラミングテクニックが説明されています。
- 重ね合わせの原理に基づいて,
サイン波を重ね合わせることで音を作り出す加算合成の仕組み (オルガン, ピアノの楽器音を作成) - 波形に含まれるサイン波の配合比率を変化させると音色が変化する仕組みによって音色をコントロールするテクニック
(フィルタによる周波数特性の加工) - フィルタによって不必要な周波数成分を削り取ることで音を作り出す減算合成の仕組み
(音声合成やボコーダのプログラミング) - 黎明期のコンピュータに採用されたPSG音源,
いわゆるピコピコの電子音を鳴らす仕組み (ゲームミュージックや効果音) - 電子楽器の1つとして開発されたアナログシンセサイザ
(オルガン, バイオリン, ピアノ, ドラムの楽器音を作成) - 金属的な音を作り出すFM音源の仕組み
(チューブラーベル, エレクトリックピアノの楽器音を作成) - 音響合成の方式として現在の主流になっているPCM音源の仕組み
(加工技術と圧縮技術) - マイクから入力された音を加工すると同時にスピーカーから出力するリアルタイム処理のサウンドプログラミング
(ボイスチェンジャのプログラミング)
このように手元にあるコンピュータでも,
また,
なお,
記事中で紹介した書籍
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サウンドプログラミング入門――音響合成の基本とC言語による実装
コンピュータはプログラムしだいでシンセサイザのようにさまざまな音を作り出すことができます。本書では,加算合成や減算合成といった基本的な音作りの仕組みとともに...