新刊ピックアップ

仕事に使えるWindowsタブレット

この記事を読むのに必要な時間:およそ 0.5 分

タブレットの販売台数が大幅に伸びていて,再来年にも通常のパソコンの販売台数を上回ると予想されている。iPad,Androidタブレットより一足遅れて登場したタブレットPCが,OSにWindows8,もしくはWindowsRTを採用したWindowsタブレット(以下,Winタブレット)だ。

iPad,Androidタブレットのメイン用途が⁠遊び⁠だったのに比べて,Winタブレットは仕事に使う人におすすめのタブレットPCと言える。それは次のようなアドバンテージがあるためだ。

これまでのアプリやOfficeが利用できる

iPad,Androidタブレットのように,タッチ操作を前提としたアプリ⁠ストアアプリ⁠は,質,量ともにまだまだ出揃っているとは言いがたい。しかしWin8版では,これまでWindows7のPCで使っていたアプリ⁠デスクトップアプリ⁠のほとんどをそのまま利用することができる。ビジネスで必須のOffice(Word,Excel,PowerPoint,OneNote)も,もちろん利用可能で,多くのモデルがOffice2013を標準搭載している。これはMicrosoftが,Office2013のWinタブレットへのライセンス価格を下げているためだ。ちなみにRT版は旧デスクトップアプリを利用できないものの,すべてのモデルでOfficeを標準搭載している。

外部モニタに出力できる

Winタブレットは,ほとんどのモデルでディスプレイ出力端子を備える。つまり外部モニタにつないで,マルチディスプレイ環境が構築可能なのだ。オフィスや自宅では大きな画面で作業ができる。モバイル機として持ち歩くだけでなく,メインマシンとしても使えるということだ。

拡張性に優れる

WinタブレットはUSBポート標準搭載,また多くの機種でSDカードスロットを搭載している。そのためデータの保存先,外部ストレージに不自由しないばかりか,キーボード,マウス,プリンター,スキャナーなど多くのPC用周辺機器を利用することができる。出先の周辺機器で印刷したり,メディアを焼いたり,データを吸い上げたり,なんてことも可能だ。

ちなみにiPadやAndroidタブレットの場合,拡張にはBluetoothか専用ケーブルを利用することになるので,利用できる周辺機器には限りがある。

いかがだろうか? タブレットPCにはそれぞれ得手不得手があり,個人の目的にあったものを利用すればいいのだが,仕事に使うのならWinタブレットが有力候補になることがおわかりいただけたと思う。