この記事を読むのに必要な時間:およそ 1 分
新しく導入されたUWPとは
OSがWindows 10になったことで,Windowsアプリ開発の環境も大きく変わろうとしています。今回,Windows 10から導入された「ユニバーサルWindowsプラットフォーム(以降UWP)」について紹介していきます。
UWPアプリのメリット
Windows 10は1つのOSでPhone, Tablet, Laptop, Desktop, Surface Hub, Xbox, IoTなど,様々なデバイスで使用できるように設計がされています(図1)。
図1 Windows 10がサポートするデバイス
これまでのWindowsのアプリケーション開発ではWindows Phone用のアプリ,デスクトップ用のアプリは分けて開発する必要がありました。UWPアプリケーションのメリットは開発者がデバイスを気にすることなくアプリケーションの開発を行える点です。
UWPアプリの環境構築
それでは,どのように開発していけば良いのでしょうか?
時期リリース予定のVisual Studio 2017では意識しないで今までの開発手順と同様に,Visual Studioを軌道してメニューの[ファイル]→[新規選択]を選択します。すると「新しいプロジェクト」ダイアログが表示されるので,「空白のアプリ(ユニバーサルWindows)」を選択すれば,後は基本的にディスクトップアプリ開発と同じように進めることができます(図2)。
図2 新規プロジェクトの作成
Visual Studio 2015では「ユニバーサルWindowsアプリ開発ツール」と「Visual Studio拡張性ツール」を別途インストールする必要があります。また,実際に開発していくにはC#とXAMLの知識も必要となります。ですが,一度開発を体験してみるとUWPアプリの便利性を体感できることでしょう。
最後に「15時間でわかるUWPアプリ開発集中講座」という書籍を紹介しておきます。本書籍にはC#の基礎的な文法からUWPアプリ開発で必要なコントロールの解説などを網羅し,3種類のアプリ開発を体験できます。是非本書籍を片手にUWPアプリ開発にトライしてみてください。