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AIやデジタルトランスフォーメーション(DX),データサイエンスがバズワードとして盛り上がり,いまではすっかり普段使いされる言葉に落ち着きました。
AIやDXは一時のブームを超えて,私たちが今後も文化的な生活を持続的に営んだり,よりよい社会を目指して進歩するための不可欠なツールになっています。
私たちはAIやDX,データサイエンスを正しく理解し,使いこなす必要があります。人間の知性を代替できるAIは当面生まれません。人が得意な分野,AIが得意な分野を切り分け,互いに一番いいところを出し合えるようものごとをデザインする能力が求められています。
内閣府,文部科学省,経済産業省は協力して数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度(リテラシーレベル)を制定しました。これからの時代に必ず必要になる知識や技能をまとめて習得できる教育パッケージを提供している学校を政府が認定するものです。これから時代の中核を担う人が身につけるに相応しい内容になっています。
文系・理系を問わず,すべての大学生や高専生が履修可能な内容です。大学,短大,高等専門学校に正規の課程としておかれるので,ふだんの学習のなかで無理なく自分の能力と価値を高めていけます。
認定制度に対応した大学に与えられる「認定教育プログラム(リテラシーレベル)」
一定の条件を満たした学校には,「認定教育プログラム」,より高度な条件を満たした学校には「認定教育プログラムプラス」の称号が与えられます。ご自分が所属している学校にそうした制度があるか,調べてみるのもよいでしょう。