あけましておめでとうございます。2016年になりました。
このコラムも今回で6回目。小学校で言えば来年は卒業です。この間,
この間のコラムについては以下をご覧ください。
- 2011年の電子出版ビジネスはどうなる?
(2011年) - 主戦場はWebへ――3年目に向けた電子出版ビジネス
(2012年) - EPUB3の普及と専用端末へのアプローチ――電子出版業界,
2012年の振り返りと2013年の展望 (2013年) - コンテンツの数と発売タイミングが大切になる1年――電子書籍と電子出版ビジネスの2013年→2014年
(2014年) - 次のフェーズに進むには?
~2015年の電子書籍と電子出版ビジネス (2015年)
2015年の電子出版市場とここ数年の推移を考察~ついに2,000億市場が見えてきた
まずは2015年の電子出版市場の振り返りです。
インプレス総合研究所が6月に発表した
この数字に関しては,
成長要因には,
2015年の電子出版市場の成長要因 (その1) :読み放題サービスが花開いた電子雑誌
まずは
昨年のコラムでも取り上げていますが,
課題があるとすれば,
また,
2015年の電子出版市場の成長要因 (その2) :電子出版市場を牽引し, 新しい市場を開く電子コミック
2つ目の要因は元々市場としても大きかったものが,
2015年12月までの各社の発表によると,
- 『LINEマンガ』
(1,000万) - 『comico』
(1,000万) - 『マンガボックス』
(900万) - 『少年ジャンプ+』
(450万) - 『MangaOne』
(150万)
と,
とくに6インチ前後のスマートフォンが出たことが,
さらに注目したいのが,
2015年の電子出版市場の成長要因 (その3) :出版社が意識しはじめた最適な配信
最後に注目したいのが出版社が考えるエコシステムが動き出したことです。いわゆる紙と電子版を同時に発売するサイマル出版の浸透です。
2年ぐらい前まで,
その結果,
筆者が関わる専門書の場合,
電子書籍・ 電子雑誌が特別視されない時代へ
このように,
その点で,
電子版の場合,
仮にサイマルで発売された場合,
2016年の数字見込みとその先
続いて,
2016年度は2,350億円という数値を見込んでおり
次に,
紙の市場の落ち込みが大きいのは事実です。しかし,
出版市場を,
(これは筆者の主観が強いですが)
ここ数年の動きを見る限り,
なお,