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あの『FreeBSD Expert』が電子版で帰ってきた! 『FreeBSD Expert 2012 Digital Edition』発売

技術評論社の馮です。こんにちは。

21世紀最初の年,2001年11月に1つのFreeBSD専門誌が登場しました。あれから10年の歳月を経て,あの『FreeBSD Expert』がデジタル版として復活! 技術評論社が提供する電子出版サービス「Gihyo Digital Publishing(GDP)」にて,HTML5(Web)/EPUBで読めるコンテンツとして,本日2月10日,発売します。 ここでは,電子版の特徴,そしてコンテンツの内容についてご紹介します。

HTML5/EPUB3で提供される電子コンテンツ!

今回,紙ではなく電子,HTML5/EPUB3での提供となっています。電子ならではのメリットであるリンク埋め込みやソースコードのコピーなども自由に行えます。

これまでGDPではHTML5/EPUB3形式で,いわゆる書籍タイプのコンテンツを提供してきましたが,今回初めて雑誌スタイルにチャレンジしました。デザイン・制作パートナーとして,星海社の電子出版にも携わったSINAPさんにご協力いただいております。GDPとして初となる外部パートナーと創り上げたアウトプットとして,ぜひご覧いただければと思います。

今回の制作の裏側については,改めて本ブログでご紹介します。

FreeBSDの最新かつ有用な情報がてんこ盛り!

続いて,内容についてご紹介します。久しぶりに,初心者から上級者まで有用なFreeBSDの最新情報をまとめて手にする機会をお届けできると自負しています。

最新FreeBSD 9.0Rの魅力を徹底解剖!&インストールガイド

2012年1月12日,FreeBSDのメジャーバージョンアップが行われました。今回リリースされたFreeBSD 9.0-RELEASEは,2年間の開発期間を経て公開されるFreeBSDの最新安定版で,時代の流れに合わせた技術の取捨選択が行われています。

特集では,今回のバージョンで特徴的なポイントとして,大きく「ファイルシステムの新機能」「ネットワークの新機能」の2つに分けて取り上げ,その機能や活用法を徹底的に解説します。

ファイルシステムでは,ZFSv28やNFSv4,USF2などバージョンアップで大きく機能アップしたシステム別に,その特徴をわかりやすく紹介します。一方,ネットワークの新機能では,今回のバージョンアップの目玉の1つであるTCP輻輳制御アルゴリズムのダイナミック変更への対応について,アルゴリズム実装の解説のほか,通信性能の計測など,実際のパフォーマンスについても数字を挙げて紹介しています。

また特集3では,実際にインストールメディアから最新のFreeBSD 9.0Rをインストールする手順,基本設定までをていねいに解説しています。これを読めば,エントリユーザの方もFreeBSD 9.0Rをすぐに利用できます。

ZFS環境の構築

特集2では,9.0Rになり,ますます使い勝手とパフォーマンスが向上したZFS上でFreeBSD環境を構築する手順とポイントを取り上げます。PC-BSDの利用,手動によるZFS環境の構築など,単にZFS上に環境構築するだけではなく,実用に即した内容となっているのが特徴です。

最小特権オペレーションを実現する革新的技術「Capsicum」

もう1つの目玉記事は「Capsicum」の解説記事です。gihyo.jpのFreeBSD Daily Topicsでも回数を割いて紹介してきたこの技術について,体系的に,そして最新の情報にアップデートしてお届けします。

ここでしか読めない,日本語での最新FreeBSD情報が満載

以上,新生デジタル版『FreeBSD Expert』についてご紹介しました。執筆はFreeBSDコミッターの後藤大地氏と,佐々木宣文氏です。

ぜひお買い求めいただき,ご自身のPCやiPadなどのタブレットで,いつでもどこでも電子出版体験できる『FreeBSD Expert』をお楽しみください。

※ 「FreeBSD Expert 2012」は電子版のみのご提供となります。

(Gihyo Digital Publishing:馮富久)

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