佐藤さんの属する開発部と知的財産部の2部門で,
今回は,
大切な改善ビジョン
今は,
佐藤さん:
「なんだか先が思いやられそうだな……」 加藤さん:
「言いだしっぺのお前がそう言うなって!」 赤西さん:
「そうですよ! みんなも本当は何とかしたいって思ってますよ, だよな, 美香!」 広瀬さん:
「もぉ, 下の名前で軽々しく呼ばないでよー。私, ちょっと思ったんだけど, 改善の必要性はみんなわかっていると思うの。改善をしたら, どうなるのかってイメージがわかないのかも。ほら, "所信表明"と言うかビジョンよ"ビジョン"!!」 佐藤さん:
「そう言えば…コンサルティング会社C社からも"ビジョン"は時間をかけてしっかり作れ! ってアドバイスもらってた……」 加藤さん:
「大事なこと忘れるなよー」 村瀬部長:
「過ぎてしまったことを言ってもしかたがないから, これから改善ビジョンを作ってみよう! 経営と同じでビジョンは大事なものだと思うぞ」
※組織図・
「あるべき姿」 と 「ありたい姿」
一般に,
図1をご覧ください。
ハード改革は,
一方,
ギャップ
この
「残す」 「変える」 「継続する」 …"変革のグランドデザイン"
ここで,
『グランドデザインとは, "残すこと"と"変えること"を決め, 継続し, 資産化していくこと』
チャートにすると,
- ①
「伝承 (残すこと)」と 「変革 (変えること)」を決める - ②変革
(変えること)」には, 「加えること」 と 「捨てること」 が存在する - ③継続する仕組みと企業文化を作ること
- ④資産化すること
たったこの4項目ですが,
改善ビジョンを作る際には,
改めて…組織の 「ハード」 と 「ソフト」
さて,
図3をご覧ください。
第5回の図2では,
少し,
"経営理念" "戦略" "ビジネスモデル"などはトップマネジメントが関与すべき事項であり,
- タテ方向:組織のヒエラルキー
(ハード), コミュニケーション:情報伝達 - ヨコ方向:プロセス
(ハード), コミュニケーション:情報共有 (ソフト)
改善ビジョンを作るに際して,