Ubuntu Weekly Recipe

第82回 DELL Vostro 1720でUbuntuを使う(後編)

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前回DELL Vostro 1720に導入したUbuntuですが,初期状態では気に入らない挙動や,足りないソフトウェアがまだまだあります。

今週は前回に引き続き,Vostro 1720で筆者が実際に行っている設定とカスタマイズを紹介します。Ubuntuデスクトップを構築する一例として,参考になれば幸いです。

Ubuntuの基本的な設定

制限つきドライバの導入

まずUbuntuにログインを行うと,おなじみの起動音とともに1920x1200の解像度でデスクトップが現れます。起動音が正常に聞こえるということからも,標準でサウンドデバイスを正しく認識していることが解ります。試しに本体のホットキーで音量の調節を行ってみると,画面右上に通知が表示され,ボリュームを表すバーが伸縮しました。どうやらホットキーも問題なく動作しているようです。

画面の解像度自体は最初から正しく1920x1200に設定されていますが,筆者のモデルはnVidiaのGeForce 9600を搭載しているため,3Dアクセラレーションを使用するには制限つきドライバを有効にする必要があります。パネルのメニューから「システム」 => 「システム管理」 => 「ハードウェアドライバ」と辿り,NVIDIAの高性能グラフィックドライバを有効にします。

図1 NVIDIAの高性能グラフィックドライバを有効にする

図1 NVIDIAの高性能グラフィックドライバを有効にする

ディレクトリ名の変更

Ubuntuではホームディレクトリ下に"デスクトップ"や"画像"といったディレクトリが存在します。これは異なるデスクトップ環境でも統一感を持って利用できるようにしようというPortland Projectの成果のひとつですが,日本語のディレクトリ名はコマンドで指定しづらいこともあり,英語名に変更したい人も多いかと思われます。

ディレクトリ名を変更したい場合は,端末から以下のコマンドを実行し,"Don't ask me this again"にチェックを入れた上で"Update Names"をクリックしてください。

$ LANG=C xdg-user-dirs-gtk-update

図2 ディレクトリ名を英語名に設定する

図2 ディレクトリ名を英語名に設定する

なお,名前を変更するディレクトリ内にファイルがあるとリネームに失敗することがあるため,この作業は初ログイン後すぐにやっておくとよいでしょう。

余談ですがMacOS Xでは,"ファイルシステム上のディレクトリ名は半角英字"で,"Finderからブラウズした場合はディレクトリ名は日本語で表示される"という実装になっているため,端末からも使用しやすくなっています。

キーバインドの変更

筆者はAキーの左隣にCtrlキーがないと生きていけない人種なので,一般的な英語キーボードの場合はCapsキーをCtrlキーに置き換える作業が必須となっています。

パネルのメニューから「システム」 => 「設定」 => 「キーボード」と辿り,レイアウトのオプションを変更します。具体的には"Ctrlキーの位置"を"Make CapsLock an additional Ctrl"に変更します。筆者はCapsキーをもう一つのCtrlにしてしまっていますが,CapsキーとCtrlキーを入れ替えたい場合は"Swap Ctrl and CapsLock"を選択してください。

図3 Aキーの左隣をCtrlキーにする

図3 Aキーの左隣をCtrlキーにする

さらに筆者は,Emacsキーバインドが体に染み付いてしまっているため,Gnomeのキーテーマを変更しています。端末から以下のコマンドを実行して設定エディタを起動し,/desktop/gnome/interface/gtk_key-themeの値を"Emacs"に変更します。

$ gconf-editor

図4 Gnomeのキーテーマを"Emacs"に設定する

図4 Gnomeのキーテーマを

著者プロフィール

水野源(みずのはじめ)

Ubuntu Japanese Teamメンバー。理想のフリーデスクトップ環境を求めて東へ西へ……のはずが,気がついたら北の大地で就職していたインフラ寄りのエンジニア。株式会社インフィニットループ所属。

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