Ubuntu Serverの動作確認とアップデート
とりあえずSDカードに書き込んだUbuntu Serverを起動してみましょう。先ほど作成したmicroSDをRaspberry Pi 4に接続してください。原理上はRaspberry Pi 3でも動くはずですが,
Raspberry Piでデスクトップ環境を動かすためには次のデバイスが繋がっている必要があります。
- LANケーブル
- USB type-Cに対応したUSBケーブル
(充電用) - 片方がmicroHDMIに対応したHDMIケーブル
- HDMI対応のディスプレイ
- マウス
- キーボード
microHDMIは
無事に起動したら
cloud-initの完了メッセージが表示されたらアカウント名
デスクトップ化の前に,
$ sudo apt update $ sudo apt full-upgrade -y
もしくはunattended-upgradeによる自動アップデートが動いているかもしれないので,
Raspberry Pi上のUbuntu Serverのデスクトップ化ツール 「Desktopify」
それではRaspberry Pi上のUbuntuをデスクトップ化していきましょう。実は本質的には次のコマンドさえ実行すればUbuntuデスクトップがインストールされます。
$ sudo apt install ubuntu-desktop
ただし,
他にもサーバー版ではcloud-init経由で,
このあたりの
Desktopify自体はただのシンプルなシェルスクリプトです。サーバー版のUbuntu 20.
- Ubuntu
- Ubuntu MATE
- Ubuntu Budgie
- Ubuntu Kylin
- Ubuntu Studio
- Kubuntu
- Lubuntu
- Xubuntu
実際のところUbuntu MATEがメインターゲットで,
また,
このスクリプトは,
- ※3
- ライブ配信ではGitHubにプロジェクトページを作るところから始まっています。チュートリアルというよりは作業の様子を見せる類の配信で,
(おそらくシェルスクリプトにはあまり慣れていない) 配信者の試行錯誤の様子と視聴者が 「そこはそう修正するんじゃないんだ」 ともどかしくチャットでコメントしている様が楽しめます。あと, 作業の合間に配信機材の紹介も適宜行われているので, Ubuntuで配信する際の参考にもなるでしょう。
Desktopifyはまだパッケージ化されていないため,
$ git clone https://github.com/wimpysworld/desktopify.git $ cd desktopify
実行には管理者権限が必要です。また--de
」--oem
」
$ sudo ./desktopify --de ubuntu specified ubuntu desktop [+] Configuring your Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.2 [+] Will now install ubuntu-desktop and pi-bluetooth libgpiod-dev python3-libgpiod python3-gpiozero Reading package lists... Done Building dependency tree Reading state information... Done (中略) [+] Will now configure network
600MB前後のデータをダウンロード・
インストールが完了したらシステムを再起動しましょう。
$ sudo reboot
あとは普通のログイン画面が表示されるはずです。
ただしOEMモードを有効化していない場合,
- 「システム設定
(System Settings)」から 「地域と言語 (Region & Language)」を選択し, 「インストールされている言語の管理 (Manage Installed Languages)」を起動する - 「言語のインストールと削除
(Intall/ Remove Languages)」ボタンを押して, Japaneseにチェックを入れ, 「適用 (Apply)」ボタンを押す - 追加のパッケージのインストールを問われるので,
指示に従ってインストールする - 「メニューとウィンドウの言語
(Language for menus and windows)」にある 「日本語」 をドラッグアンドドロップで先頭に移動する - 一度ログアウトした上で,
再度ログインし, 「システム設定 (System Settings)」から 「地域と言語 (Region & Language)」を選択する - 「言語」
と 「フォーマット」 がそれぞれ日本語になっていることを確認し, なっていなければ変更する - 日本語キーボードなら入力ソースから
「英語」 を削除し 「日本語」 を追加する - さらに入力ソースに
「日本語 (Mozc)」を追加する - 「Super + Space」
で 「日本語 (Mozc)」を選択して日本語入力できることを確認する - 「日付と時刻」
からタイムゾーンを日本 (JST) に変更する
手順を詳細に書いているため大変そうに見えますが,
アプリケーション起動時に若干もたつきますが,
ただしグラフィックはllvmpipeで描画しているため,
あとGNOME Shell/