技評SE新書シリーズUMLは手段
2006年10月25日紙版発売
荒井玲子 著
新書判/200ページ
定価924円(本体840円+税10%)
ISBN 4-7741-2937-2
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書籍の概要
この本の概要
UMLで成功するプロジェクトと失敗するプロジェクトでは,何が違うのか? その答えはUMLの位置づけにあった! オブジェクト指向の第一人者が,UMLを使いこなすための条件を明らかにする,実践的UML論。
こんな方におすすめ
- UMLの何が嬉しいのか疑問に思っている人
- UMLで失敗しない方法を知りたい人
- アーキテクトという役割に興味を持っている人
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- SE新書創刊1周年記念,著者メッセージ
- SE,プログラマー,プロジェクトマネジャーの皆様に大好評いただいております「技評SE新書」に,待望の創刊第4弾が登場しました。創刊1周年を迎え,ますますロングセラーとなっております技評SE新書シリーズの執筆者の方々にお話を伺いました。
目次
- まえがき
■第一部 UMLは手段
第1章 なぜUMLで失敗するのか
- 一 代表的な現場の声
- 普及が進むUML/何がいいのかわからない
- 二 UMLとの接触
- これからはUML/広がる夢
- 三 UMLの研修
- 社内研修/プロジェクトメンバーの反応
- 四 UMLの適用
- 設計/実装/テスト
- 五 プロジェクトの結果
- 何が嬉しいのか/深いため息
- 六 失敗の原因は何か
第2章 負け組パターンを分析する
- 一 「UMLとの接触」での失敗原因
- (1)受動的理由による導入/(2)トレーニングやツールへの過剰な期待
- 二 「UMLの研修」での失敗原因
- (3)レベル設定の欠如/(4)技術の違いに対する認識不足
- 三 「UMLの適用」での失敗原因
- (5)UMLと設計方法論を混同/(6)メンターの不在/(7)UMLと開発プロセスの分離
- 四 これをやったら負け組になる
- 目的なき導入/UMLと設計方法論を混同/UMLと開発プロセスの分離/目標なきトレーニング
第3章 勝ち組はここが違う
- 一 勝ち組に共通する成功パターン
- 目的と手段/成功のポイント
- 二 目的の明確化
- UML適用の動機(期待する効果)/開発工程のどこに適用したいのか
- 三 企業ニーズに合わせたUML適用と技術者育成
- 資産構築技術者/第一線技術者/構築技術者/企業ニーズと現状のミスマッチ
- 四 企業ニーズに合わせた表記のフィルタリング
- 記述粒度はフィルタリングできる/ポイントはコアコンピタンスとテスト
第4章 コアコンピタンス経営によるUML戦略
- 一 システム開発における開発プロセス
- 二 コアコンピタンス別UML適用法
- 専門重視型/ソフトウェア開発型/IT資産構築型/保守運用型
- 三 残る課題
- モデラーの発掘/三つのタイプの技術者への誤解
- 四 企業ニーズに合わせてUMLを適用するには
- 目的の明確化/コアコンピタンスの認識/適材適所の技術者配置と育成/UMLの適用プランを立てる
■第二部 アーキテクトに未来を賭けた
第1章 システムトラブルはなぜ繰り返されるのか
- 一 不足する業務系アーキテクト
- 二 こんなトラブルが起きていませんか?
- よくあるシステムトラブル/トラブルの原因
- 三 なぜこのようなトラブルが起きるのか
- メインフレームは「守られた開発」/分散システムは「自由度の高い開発」/アーキテクト不在がトラブルの原因
第2章 アーキテクトに向いている人,向いていない人
- 一 アーキテクトの素養
- チェックリスト/アーキテクトに必要なスキル
- 二 ピープルスキル
- 協調関係を築く/リーダーシップとマネジメント/話し上手より聞き上手/仕事をふるのが得意/オーラを持つ/チャレンジャブルである
- 三 テクニカルスキル
- 技術力/適用力/スキルアップ時間の確保
- 四 コミュニケーションスキル
- 聞くこと,伝えること/コミュニケーション手段
- 五 変化予測力
- 技術と社会/良品を見分ける力
- 六 美的センス
- シンプルこそ美しい/形は機能に従う
第3章 間違いだらけのアーキテクト選び
- 一 適任者がいない
- 二 間違った選抜基準
- 開発経験が長いだけの技術者/ルーティンワークをしている技術者/分散系システムのプログラマー・設計者/最新技術だけが好きな技術者
- 三 アーキテクト候補のいる場所
- 大規模化の弊害/「そんなものがあるなら見せてみろ」/正しいアーキテクト候補とは/ミドルの開発経験者/保守開発の経験者
第4章 アーキテクトを育成する
- 一 訓練が必要
- 基本的な誤り/「教育」と「訓練」
- 二 基礎訓練
- ステップ1:アセスメントとポジショニング/ステップ2:道具を使えるようになる/
- ステップ3:見習い/ステップ4:定期的なフィードバック
- 三 自己成長のサイクルに乗ったアーキテクト
- あとがき
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