技評SE新書シリーズソフトウェア開発で伸びる人,伸びない人

[表紙]ソフトウェア開発で伸びる人,伸びない人

紙版発売

新書判/212ページ

定価924円(本体840円+税10%)

ISBN 4-7741-2653-5

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書籍の概要

この本の概要

実力をつけて伸びていく人と,素質に恵まれながら伸び悩む人の違いはどこにあるのか? 学歴とソフトウェア開発の関係は? 開発者やコンサルタントとして多くの技術者と接してきた著者が,伸びる人・伸びない人の特徴を分析し,ソフトウェア開発者として成功するための条件を明らかにします。

こんな方におすすめ

  • これからSEになろうと考えている大学生
  • SEに転職しようと考えている人
  • SEになりたての人
  • SEとして楽しく仕事をしていきたい人

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SE新書創刊1周年記念,著者メッセージ
SE,プログラマー,プロジェクトマネジャーの皆様に大好評いただいております「技評SE新書」に,待望の創刊第4弾が登場しました。創刊1周年を迎え,ますますロングセラーとなっております技評SE新書シリーズの執筆者の方々にお話を伺いました。

目次

まえがき

■第一部 ソフトウェア開発で伸びる人,伸びない人

第1章 よくある疑問

  • 現場の素朴な疑問/企業にとって扱いやすい人と優れた技術者は違う?/優等生は優れた技術者になる?/
  • 常識ってなんだろう?/技術力があれば伸びていく?/技術者ってサラリーマン?

第2章 ソフトウェア開発で伸びない人

  • 一 「伸びる・伸びない」は姿勢と習慣から
    • 伸びる人・伸びない人チェックリスト/伸びない素養と原因
  • 二 プライド
    • 「わかりません」と言えない人/「難しい」と言って放棄する人/説明する機会を避ける人/良いプライド,悪いプライド
  • 三 解決策偏重
    • 伸びない人は「銀の弾丸」を捜し求める/目的を押さえることが重要
  • 四 正解はひとつ主義
    • 伸びない人はテンプレートが好き/設計品質の検証ポイント/唯一絶対の正解はない
  • 五 受け身
    • 受け身な技術者が起こすトラブルの数々/保守における問題/開発で発生する問題/
    • 受け身な技術者はスキルアップとは無縁/「上司に受けるように言われてきました」/価値判断の基準が偏る危険
  • 六 階級闘争
    • 適材適所より年功序列?/伸びない人ほど年功序列が好き/伸びる人は「強み」を重視する

第3章 ソフトウェア開発で伸びる人

  • 一 伸びる人の特徴
    • まずは素直にやってみること/年齢は関係ない
  • 二 伸びる人の共通スキル
    • 基礎スキル(Personal Architecture)/伸びる人の7つの要素
  • 三 言語力
    • 国語力/英語力/抽象概念/論理的思考と文章作成スキル
  • 四 目的指向
    • 「何のために」やるのか/優れた技術者に共通する3つのステップ
  • 五 構造力
    • 「塊」でシステムをとらえる力/「保守」の経験が役に立つ
  • 六 日々の習慣
    • 継続的な読書/好奇心
  • 七 人との関係
    • コミュニケーション力/協調性
  • 八 美的センス
    • 美しいものは「シンプル」である/美しいソフトウェアは保守・拡張性に優れる
  • 九 プロ意識
    • 対価に見合った仕事をしているか/プロとして何ができるのか
  • 十 「惜しい」技術者〜70点プレーヤー
    • 設計するのは何のため?/重要なのは納期だけ?
  • 十一 さらに伸びていくために
    • 目標を持とう/競争相手は他人ではない/教えてもらうだけでは身につかない

第4章 これからのソフトウェア技術者

  • 一 問われる専門性と役割
    • 20世紀的手法はもはや限界/専門分野を知っているだけでは足りない/自分の適性を知る方法
  • 二 技術はできて当たり前の管理職
    • 管理者は技術者ではない?/技術力の低下が管理力の低下を招く

■第二部 ソフトウェア開発で幸せになれる人,なれない人

第5章 ソフトウェア開発で幸せになれない人

  • 一 あなたは幸せになれる人?
    • 幸せになれる? なれない? チェックリスト/幸せになれない要素と原因
  • 二 会社依存症
    • 会社に行く人/上司に気に入られたがる人
  • 三 課題待ち症候群
    • 言われたことだけやる人/学生気分の人/仕事のせいにする人/とにかくやればいいと考えている人
  • 四 減点主義
    • 表面だけ取り繕う人/わざと曖昧な仕様書を書く人
  • 五 過剰期待
    • 他人に期待しすぎる人/努力家タイプの落とし穴
  • 六 ネガティブ思考
    • できない理由を羅列する人/リスク管理はネガティブ思考?
  • 七 井の中の蛙
    • 自分の部署しか知らない人/管理職として最も危険なタイプ

第6章 ソフトウェア開発で幸せになれる人

  • 一 会社と仕事を別の実体と考える人
    • 仕事は自分で工夫する余地がある/幸せになれる人は「仕事の楽しさ」を重視する/会社に対する滅私奉公は時代遅れ/ストレスに強くなる
  • 二 問題と人を分けて考える人
    • 仕事の相性と人間の相性は別/プロダクトに対する客観性を持つ/裏と表,本音と建前
  • 三 粘り強く考える人
    • 選択肢をたくさん考える/次につながる楽しみ/目的と手段を区別する
  • 四 他人への期待を明らかにする人
    • 対人ストレスのナンバーワン〜暗黙の期待/期待値を下げてもだめな場合
  • 五 肯定形の言葉を使う人
    • 思考は言葉に表れる/わかりやすい言葉を使う
  • 六 業界における自分の位置を知る人
    • 評価は時価/ネットワークを広げる

第7章 技術者としての幸せとは

  • クリエイティブであること/楽しい仕事と,仕事を楽しくすることの違い/プランニ
  • ングのスキルを上げる/
  • 底まで落ちたら這い上がればいい/会社や他人に依存しない/組織や他人にコントロールされない

あとがき

著者プロフィール

荒井玲子(あらいれいこ)

1991年から,日本国内企業へのオブジェクト指向技術普及活動に携わる。富士ゼロックス情報システム(株),日本ラショナルソフトウェア(株)にてオブジェクト指向の導入,研究開発,人材育成を軸に活動。プロセスエンジニア,シニアアーキテクトとして,プロジェクトにおけるオブジェクト指向技術の適用実績を持つ。著書に,『UMLによるオブジェクト指向モデリングセルフレビューノート』(ディー・アート),『ソフトウェア開発で伸びる人,伸びない人』『UMLは手段』(技術評論社)がある。

著書