tanQブックスシリーズ献体
―遺体を捧げる現場で何が行われているのか

[表紙]献体―遺体を捧げる現場で何が行われているのか

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四六判/200ページ

定価1,628円(本体1,480円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4699-7

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この本の概要

医療従事者の教育のために,解剖体として遺体を捧げる「献体」。この献体を希望する人が増加し,密かに世間の注目を集めている。

献体をするにはどうすればいいのだろうか? 献体登録をすると報奨金がもらえるのか? その瞬間,遺族は何をすればよいのだろうか? 遺体はどう扱われ,どのような状態で戻ってくるのだろうか? 日本人の死生観は,なぜ海外と違うのだろうか?

デリケートなテーマだけに,語られることが少なかった献体。本書は,その現状を真正面から伝える初めての書籍である。

こんな方におすすめ

  • 献体,医学部に興味のある方
  • 自分の死について見つめ直してみたい方
  • 死後の始末に悩んでいる方

著者プロフィール

坂井建雄(さかいたつお)

順天堂大学医学部教授(解剖学・生体構造科学)。1953年大阪府生まれ。1978年東京大学医学部医学科卒業。ハイデルベルク大学研究員,東京大学医学部解剖学助教授を経て,1990年から現職。おもな研究・活動領域は,解剖学,腎臓と血管系の細胞生物学,献体と解剖学の普及,医学と解剖学の歴史。主な著書は,『からだの自然誌』(東京大学出版会),『からだの百科事典』(編,朝倉書店),『人体の正常構造と機能』(監修・著,日本医事新報社),『プロメテウス解剖学アトラス』(監訳,医学書院),『人体観の歴史』(岩波書店)など多数。