バク論シリーズ「食べる力」が日本を変える
2012年9月26日紙版発売
池田清彦 監修
A5判/176ページ
定価1,738円(本体1,580円+税10%)
ISBN 978-4-7741-5300-1
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書籍の概要
この本の概要
「タニタ」のレシピ本がヒットするなど企業が運営する社員食堂に注目が集まったり,「子どものランチ」である学校給食への関心が高まっています。いまや「食べることで健全な心と体をつくる」ことは社会の関心事と言っても間違いありません。本書ではこうした社員食堂や給食のいまをレポートしつつ,根源にある「食べることとはどういうことか?」「何を食べたら健康になれるか?」「経済のなかで食をどう位置付けるか?」……生物学,栄養学,医学,経済学など各分野の皆さんのメッセージを紹介することで,食にまつわる全体像を浮き彫りにしていきます。
こんな方におすすめ
- 健康と食に関心のある方
- 食ベ物についてカガクの目線で興味のある方
- 食を取巻く環境について興味のある方
目次
1時間目 「ランチ力」が成長の鍵!
- 【プロローグ】からだは情報である!
- 【第1部】進化する社員食堂,新潮流は第3の「日米ミックス型」
- 【第2部】“日本一おいしい給食”が未来の日本をつくる!
2時間目 「食と健康」について深めるカガクの時間
- 【小泉武夫】発酵食品が教えてくれる「美食」「ご馳走」の本当の意味
- 【高橋迪雄】「肉食動物」ヒトは何を食べて,どう生き延びてきたのか?
- 【灰本 元】ヒトにとってコメ・ムギはどこまで必要なのか?
- 【山田豊文】分子栄養学からひも解く細胞から元気になる「理想の食事」
- 【中西準子】「食の安全」を科学はどう捉えるのか?
3時間目 「食を支える世界」を見渡すケーザイの時間
- 【辻村英之】「一杯のコーヒー」の値段はどうやって決まるのか?
- 【濱野吉秀】激変する世界のワイン市場「中国ワイン」が世界を制する日
- 【浅川芳裕】日本が「農業貧国」ではないこれだけの理由
- 【内田 樹】多様な食文化を保証する消費者の「非市場的ふるまい」とは?
巻末インタビュー【池田清彦】
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