生物ミステリー(生物ミステリー プロ)シリーズ古第三紀・新第三紀・第四紀の生物 上巻

[表紙]古第三紀・新第三紀・第四紀の生物 上巻

紙版発売

A5判/184ページ

定価2,948円(本体2,680円+税10%)

ISBN 978-4-7741-8252-0

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この本の概要

今回は,新生代を構成する三つの地質時代「古第三紀」「新第三紀」「第四紀」を2冊に分けて綴ります。
古第三紀を第1部,新第三紀を第2部,第四紀を第3部とし,三つの地質時代すべてにまたがる物語として第零部を設けてあります。
上巻では第零部と第1部を収録しています。

古生物シリーズ第九弾は,『古第三紀,新第三紀,第四紀の生物 上巻』。
長きにわたり世界に君臨した恐竜,海棲哺乳類がついに地球の表舞台から消え去り,舞台は哺乳類と鳥類への世界へ移ります。
恐竜の傍らで虎視眈々と変化を遂げた哺乳類と鳥類は,白亜紀末の激動をどう乗り越えたのか?
恐竜亡き後の世界に君臨できた理由は?
現代につながる新生代を舞台に,陸上,海中で繰り広げられる生物たちの姿に迫ります。

本書のここを見てほしい

  • 直近の研究成果も余すこと無く。マニアな方々も納得の情報量。
  • 世界各地の研究者・組織に協力を頂き,珍しい写真を豊富に掲載。
  • ネコ ネコ イヌ,そして巨獣。
  • 最新の見地による復元イラストが満載。見ているだけでもワクワクできます

こんな方におすすめ

  • 古生物ファン
  • 巨獣に震えたい方
  • ネコ ネコ イヌ。古代のクマもいます。これらが好きな方もオススメ

著者プロフィール

土屋健(つちやけん)

オフィス ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学,古生物学)。その後,科学雑誌『Newton』の記事編集者,サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し,現職。フリーランスとして,日本地質学会の一般向け広報誌『ジオルジュ』のデスク兼ライターを務めるほか,雑誌などの寄稿も多い。twitter(https://twitter.com/paleont_kt)では,古生物学や地質学に関連した和文ニュースの紹介を中心に平日毎朝ツイートしている。第9巻執筆時から新たにシェルティを家族に迎えた。愛犬たちとの散歩と昼寝が日課。近著に『白亜紀の生物 上巻』『白亜紀の生物 下巻』(ともに技術評論社),『「もしも?」の図鑑 古生物の飼い方』(実業之日本社),『ザ・パーフェクト』(誠文堂新光社)など。監修書に『ときめく化石図鑑』(著:土屋香,山と渓谷社)。
http://www.geo-palaeont.com/


群馬県立自然史博物館(ぐんまけんりつしぜんしはくぶつかん)

世界遺産「富岡製糸場」で知られる群馬県富岡市にあり,地球と生命の歴史,群馬県の豊かな自然を紹介している。1996年開館の「見て・触れて・発見できる」博物館。常設展示「地球の時代」には,全長15mのカマラサウルスの実物骨格やブラキオサウルスの全身骨格,ティランノサウルス実物大ロボット,トリケラトプスの産状復元と全身骨格などの恐竜をはじめ,三葉虫の進化系統樹やウミサソリ,皮膚の印象が残ったヒゲクジラ類化石やヤベオオツノジカの全身骨格などが展示されている。そのほかにも,群馬県の豊かな自然を再現したいくつものジオラマ,ダーウィン直筆の手紙,アウストラロピテクスなど化石人類のジオラマなどが並んでいる。企画展もも年に3回開催。
http://www.gmnh.pref.gunma.jp/