これで安心!入院・介護のお金
―知らないと損する48のこと
- 畠中雅子,新美昌也 著
- 定価
- 1,628円(本体1,480円+税10%)
- 発売日
- 2018.4.12 2018.5.15
- 判型
- A5
- 頁数
- 208ページ
- ISBN
- 978-4-7741-9677-0 978-4-7741-9842-2
概要
本書は、手術が必要な病気にかかったり、要介護状態になるなど、医療や介護にかかる費用が増えてきたときに、支出を抑え、家計を守る・得する方法を解説するものです。公的医療・介護保険の枠内枠外で医療や介護に実際にかかる費用から、費用負担に備える民間医療・介護保険の選び方、費用負担を軽減する高額療養費・高額介護サービス費制度、確定申告の医療費控除、有料老人ホームのお金、傷病手当金や介護休業給付、財産を守るための成年後見制度までを、ある程度長期的なライフプランも考え、FPならではの視点でアドバイスします。
こんな方にオススメ
- 介護について考え始めた人、入院や介護のお金が気になる人、入院・介護に直面している人
目次
- はじめに
序章 入院や介護の費用は「老後資金の一部」として準備する
第1章 医療保険制度と医療にかかるお金
- 知っ得1 生涯にかかる医療費は平均2,700万円!
- 知っ得2 窓口負担の割合は年齢や所得で異なる
- 知っ得3 職業や年齢で公的医療保険が異なる
- 知っ得4 退職後の公的医療保険は保険料負担や保障内容で検討しよう
- 知っ得5 入院時には、医療費とは別に食事代や雑費もかかる
- 知っ得6 保険診療と併用できる保険外診療がある
- 知っ得7 先進医療は保険外だが保険診療と併用できる場合も
- 知っ得8 差額ベッドも保険外
- プラスワン・アドバイス
第2章 医療にかかるお金の負担を軽くする
- 知っ得9 最低限おさえておきたい医療費節約のポイント
- 知っ得10 支払った医療費を払い戻してもらえる高額療養費制度
- 知っ得11 難病等で受けられる医療費の助成がある
- 知っ得12 確定申告で税金(所得税)が戻る医療費控除
- 知っ得13 病気やケガで働けなくなったら傷病手当金を申請
- 知っ得14 海外で治療を受けた場合にお金が戻ることも
- 知っ得15 民間医療保険で入院の長期化に備える
- 知っ得16 がんや心筋梗塞など特定の病気に備える民間医療保険
- プラスワン・アドバイス
第3章 介護保険制度を上手に利用する
- 知っ得17 介護の相談はまず、地域包括支援センターへ
- 知っ得18 40~64歳では介護保険のサービスを利用できない場合もある
- 知っ得19 介護保険の保険料は住むところや所得で変わる
- 知っ得20 介護保険サービスを利用するには要介護認定が必要
- 知っ得21 快適介護生活はケアマネ次第
- プラスワン・アドバイス
第4章 在宅と施設での介護サービスにかかるお金
- 知っ得22 10年以上在宅介護が続くと600万円を超える介護費用が!
- 知っ得23 要介護度によって利用できるサービスはさまざま
- 知っ得24 介護保険でのサービス利用金額には上限がある
- 知っ得25 所得によって、介護サービスの自己負担割合が異なる
- 知っ得26 [自宅に訪問してもらうサービス]でかかるお金
- 知っ得27 [自宅から通って利用するサービス]でかかるお金
- 知っ得28 [短期間施設に泊まるサービス]でかかるお金
- 知っ得29 [生活環境を整えるサービス]でかかるお金
- 知っ得30 市区町村や民間の介護サービスを利用する
- 知っ得31 介護が必要になっても利用できる高齢者向け住まい
- 知っ得32 介護保険の施設で暮らすときのお金
- 知っ得33 サービス付き高齢者向け住宅と有料老人ホームはどちらが良いのか
- 知っ得34 知らないでは済まされない有料老人ホームのお金
- プラスワン・アドバイス
第5章 介護にかかるお金の負担を軽くする
- 知っ得35 サービス費を払い戻してもらえる高額介護(予防)サービス費
- 知っ得36 医療と介護の費用が高額になったら高額医療・高額介護合算療養費制度
- 知っ得37 サービス費の支払いを軽くできる場合もある
- 知っ得38 介護サービスでも確定申告の医療費控除の対象となるものがある
- 知っ得39 バリアフリーリフォームで減税
- 知っ得40 介護で仕事を辞めないために会社の制度を調べておく
- 知っ得41 介護休業と介護休暇、介護休業給付を活用する
- プラスワン・アドバイス
第6章 介護費用のねん出のしかた&財産の守りかた
- 知っ得42 民間介護保険で介護のお金に備える
- 知っ得43 民間介護保険はこう選ぶ
- 知っ得44 自宅を活用して介護資金をねん出する
- 知っ得45 判断力が衰えたら日常生活自立支援事業
- 知っ得46 悪質商法などの被害にあった場合は専用窓口へ
- 知っ得47 高齢者の財産管理には、成年後見制度を利用する
- 知っ得48 民事信託を活用する
- プラスワン・アドバイス
- おわりに
- キーワード索引
プロフィール
畠中雅子
新聞・雑誌・ウェブに20本前後の連載を持つほか、講演、相談業務、ひきこもりのお子さんがいるご家庭への生活設計アドバイスなども行う。高齢者施設への住み替え資金アドバイスを行う「高齢期のお金を考える会」を主宰。自身でも、250か所を超える高齢者施設を見学している。『50歳からのハッピーリタイア準備』(宮里惠子氏との共著、技術評論社)、『貯金1000万円以下でも老後は暮らせる!』(すばる舎)など、著書は60冊を超える。
新美昌也
2004年よりファイナンシャル・プランナー(CFP)として、相談業務、講演、執筆などを行う。民間介護保険に詳しいFPとして、新聞、雑誌などの取材に多数協力している。介護のお金をテーマにした講演会を、おもにカルチャーセンターや労働組合などで行っている。近著に『高齢者向け住まい&介護に備える入門ガイドブック~安心介護・住み替えを支える老後資金も!~』(共著、アール・シップ)がある。