知りたい!サイエンスシリーズ正多面体は本当に5種類か
~やわらかい幾何はすべてここからはじまる~
~やわらかい幾何はすべてここからはじまる~
2020年6月12日紙版発売
2020年6月12日電子版発売
小林吹代 著
四六判/200ページ
定価1,848円(本体1,680円+税10%)
ISBN 978-4-297-11385-8
書籍の概要
この本の概要
正多面体は,正四面体,正六面体,正八面体,正十二面体,正二十面体の5つしかないと言いますが,果たして本当でしょうか? どうやって確かめるのでしょうか。
本書では,そもそも平面ってなに? 曲がるの? といった素朴な疑問から丁寧に解消していき,正多面体からやわらかい幾何であるトポロジーへと平面や立体の話題を自然につなげていきます。実は,1つ穴のトーラス,2つ穴のトーラスなどは正多面体ですべて説明がつくのです。身近にある紙などを使って実際に図形を作って試してみることもできるコラムも設けますので,楽しみながら多面体,その先にある非ユークリッドを学ぶことができます。
こんな方におすすめ
- 図形,幾何に興味がある人,三角形の内角の和は本当に180度?オイラーの多面体定理は本当に成立するの?といった疑問を持っている方々
本書のサンプル
本書の紙面イメージは次のとおりです。画像をクリックすることで拡大して確認することができます。
この本に関連する書籍
-
数学も英語も強くなる! 直訳では伝わらない意外な数学英語たち
英語の数学用語(数学英語)の中で,入門から実用まで詳しく丁寧に紹介します。四則演算の表し方などの基本から,直訳では伝わらない,辞書で見つからない,日本ではあ...
-
低次元の幾何からポアンカレ予想へ ~世紀の難問が解決されるまで~
メビウスの帯,クラインの壺,オイラーの多面体定理,ポアンカレ予想など有名な幾何学をとりあげ,多様体の魅力に迫ります。 ポアンカレ予想は位相幾何学の予想の1つで...
-
ユークリッド原論を読み解く〜数学の大ロングセラーになったわけ〜
『ユークリッド原論』は2000年以上も読み継がれてきた言わずと知れた数学の大ベストセラーです。なぜ大ベストセラーになったのでしょうか。 本書では,定義,公理,公...