遅延ゼロのプロジェクト・マネジメント講座
――納期に追われるプロマネとリーダーが読む本

[表紙]遅延ゼロのプロジェクト・マネジメント講座 ――納期に追われるプロマネとリーダーが読む本

A5判/208ページ

定価(本体2,280円+税)

ISBN 978-4-297-11863-1

電子版

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書籍の概要

この本の概要

ITプロジェクトはその約75%に問題があると言われています。本書は,昨年まで大手メーカーやSIベンダで人気を博したマネージャー向け研修を書籍化したものです。納期の観点から,プロジェクト運営のあるべき姿,やるべき行動,さらに目から鱗のヒントを現場に則した形で解説します。PMBOKの教科書的な説明では語れない,明日から役に立つ発見が満載です。

こんな方におすすめ

  • 遅延やトラブルのないプロジェクト運営をしたいプロジェクトマネージャ,プロジェクトリーダー
  • マネージャー/リーダー向け研修の担当者
  • マネージャー職を目指すエンジニア

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目次

Part 1 理論編
第1章 さまざまな個性のプロジェクト

  • 1-1 プロジェクトと非プロジェクトの違い
  • 1-2 プロジェクトの4つの基本原則
  • 1-3 プロジェクトの使命
  • 1-4 リーダーかマネージャか
  • 1-5 リーダーシップとは
  • 1-6 プロジェクト・リーダーの資質
  • 1-7 プロジェクト・メンバーの資質
  • 1-8 コンセプチュアル・スキル(概念化能力)
  • 1-9 有形プロジェクトと無形プロジェクト
  • 1-10 開発プロジェクトと調査・研究プロジェクト
  • 1-11 ユーザー・プロジェクトと受注プロジェクト
  • 1-12 プロジェクトの構成員とステークホルダー

第2章 プロジェクト・リスクとトレードオフにあるもの

  • 2-1 プロジェクトの現実
  • 2-2 問題を持って終了したプロジェクト
  • 2-3 プロジェクト成功の阻害要因となるもの
  • 2-4 列車の運行と乗客の話
  • 2-5 納期と機能はトレードオフ
  • 2-6 納期と品質はトレードオフ

第3章 プロジェクトにおけるリスク理論

  • 3-1 リスクとは不確実性のこと
  • 3-2 リスク計算の謎
  • 3-3 リスク・ポートフォリオ
  • 3-4 プロジェクト・リスク一覧表
  • 3-5 仕様が膨らんだのはなぜ?
  • 3-6 問題児となるステークホルダー
  • 3-7 リスクの気配……起きている現象に気付く
  • 3-8 リスクは必ず予兆がある
  • 3-9 ハザードとインシデント
  • 3-10 対立関係を作るな
  • 3-11 「伝聞」と「推測」と「調整中」にご注意

第4章 納期遅延のメカニズム

  • 4-1 遅延は「1日ずつ」生じる
  • 4-2 遅延の原因を探る
  • 4-3 遅延の4つのパターン
  • 4-4 仕事のスピードが遅い
  • 4-5 手戻りは恐ろしい
  • 4-6 プロジェクトの立ち上がりで遅れる
  • 4-7 要求定義のリスク連鎖
  • 4-8 あいまいな要求が漏れる
  • 4-9 段取りの悪さ
  • 4-10 外部に依頼するときの落とし穴
  • 4-11 ハードウェア障害
  • 4-12 ソフトウェア・パッケージ・リリース遅延
  • 4-13 みんなで作るプロジェクト遅延

Part 2 実践編
第5章 プロジェクト計画の技術

  • 5-1 「WBS=作業項目の洗い出し」ではない
  • 5-2 WBSの考え方,しくみ
  • 5-3 プロジェクト計画
  • 5-4 WBS記述例
  • 5-5 ヘタクソなWBSの使い方
  • 5-6 プロジェクト計画の具体的な姿を見せる

第6章 時間と品質をマネジメント

  • 6-1 急いては事を仕損じる……郵便局での出来事
  • 6-2 スピードアップと品質は両立するか
  • 6-3 ヘタクソな会議運営
  • 6-4 意思決定のゴミ箱モデル
  • 6-5 出張がたった5回の3ヵ月プロジェクト
  • 6-6 無駄ゼロの会議の進め方,考え方
  • 6-7 会議のマネジメント
  • 6-8 あるプロジェクト・リーダーとメンバーの会議
  • 6-9 異なる考えの調整技術
  • 6-10 日程は先の先まで押えておく
  • 6-11 使える配布資料と議事録の知恵
  • 6-12 プロジェクト・ドキュメントの管理術
  • 6-13 業務理解と学習
  • 6-14 プロジェクト辞書を作る
  • 6-15 作業トレーニング
  • 6-16 ミーティングプランに基づくマネジメント行動
  • 6-17 プロジェクト全体日程の作り方
  • 6-18 詳細日程を作る
  • 6-19 進捗会議がいらなくなった
  • 6-20 プロジェクトにかける負荷の理想形
  • 6-21 時間的リスクの確保は毎週20%

第7章 要求仕様と見積もりの技術……肥大化の防止

  • 7-1 ヘタクソな見積もり
  • 7-2 見積もり根拠の数量化
  • 7-3 さまざまな見積もり方法
  • 7-4 ソフトウェアの機能の数量化
  • 7-5 数量的な目標の共有
  • 7-6 IT受注プロジェクト予算の怪

第8章 良いコミュニケーションにする技術

  • 8-1 コミュニケーションに問題があるプロジェクトの行く末
  • 8-2 複数拠点問題
  • 8-3 コミュニケーションのボトルネックを発見する
  • 8-4 人と人との関係・近さに格差がある
  • 8-5 プロジェクトのオープンな場
  • 8-6 メールの功罪
  • 8-7 声によるコミュニケーションの復活
  • 8-8 役割分担のすき間(チーム内)
  • 8-9 役割分担のすき間(組織間)
  • 8-10 役割分担のすき間を作らないポイント

第9章 モチベーションとメンタルヘルスを維持する技術

  • 9-1 モチベーションとは
  • 9-2 モチベーションを上げるプロジェクト環境
  • 9-3 プロジェクト・メンバーのモチベーションが低いとき
  • 9-4 モチベーションを下げるリーダー/上げるリーダー
  • 9-5 メンタルヘルスの誤解
  • 9-6 メンタルストレスの兆候
  • 9-7 うつ病とストレス脆弱性モデル
  • 9-8 心の病の4つの原因
  • 9-9 極度の疲労によるうつ病

第10章 プロジェクト・リーダーの役割

  • 10-1 プロジェクト・リーダーの仕事
  • 10-2 コンフリクトを発見し解消する
  • 10-3 頭は下げるために付いている
  • 10-4 リスクに強いチーム作り

第11章 それでも遅延が生じたら

  • 11-1 プロジェクト危機への準備
  • 11-2 問題プロジェクトの立て直しの条件
  • 11-3 悪いシナリオを受け容れる
  • 11-4 遅延対応策① 納期延長,スケジュール変更
  • 11-5 遅延対応策② スキル投入(クリティカルパス法)
  • 11-6 遅延対応策③ 人員投入
  • 11-7 遅延対応策④ 火消し
  • 11-8 安易にやってはいけないこと
  • 11-9 プロジェクト危機への対応行動
  • 11-10 遅延を予防する“13項目”

著者プロフィール

木村哲(きむらてつ)

元大手SI会社のチーフコンサルタント。1980年にIT業界に入り2000年よりコンサルティング事業に従事。立場をそれまでのRFPを受けて提案する側から,要求定義,RFP作成をする発注側に転じる。発注する側と受ける側の両方の視点に立ったプロジェクトマネジメントを得意とする。著書は『本当に使える要求定義』(日経BP,2006)のほか,『電子工作・自作オーディオ Tips&トラブルシューティング・ブック』(技術評論社,2020)などがある。