動画の文法
~トップ・プロが教える「伝わる動画」の作り方

書籍の概要

この本の概要

シーンの基本構造からテロップの入れ方まで

  • 「見よう見まねで編集をしているが,これでいいのか本当のところは不安……」
  • 「動画を見せても,わけがわからないと言われてしまう」

……動画の意図を正しく伝えるためには,「文法」の理解が必要不可欠です。

映画やTV,YouTubeやプレゼン用動画などで普遍的に活用できる「動画編集のルール」を,NHKで1万番組以上制作・編集,新規契約を殺到させ"スポットの神様"と呼ばれた著者が体系化!

制作側は勿論,動画を発注する側だって,文法を知らないとNGも出せません!(根拠なくNGを出すのはパワハラになります)

こんな方におすすめ

  • より上を目指す,もしくは自分のスキルチェックをしたいプロの方
  • エフェクトの使い方ではなく,「本当の動画編集」を知りたい方
  • 動画が「おもしろい」とはどういうことなのかを知りたい方

本書のサンプル

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動画編集にはルールがある
動画編集にはルールがある
『動画の文法 ~トップ・プロが教える「伝わる」動画の作り方』より,そのルールを一つだけお教えします。

目次

  • 動画編集にはルールがある

Chapter1 編集と文法

  • Chapter1 > 1 編集の基本を知ろう
  • 息抜きコラム 究極の目的は視聴者を退屈させないこと
  • Chapter1 > 2 文法のお時間1時限目 すべての基本は「主+動作+対象」
  • 息抜きコラム 正しい感性の育て方
  • Chapter1 > 3 文法のお時間2時限目 「主と動作」は1カットで ~動画の原理~
  • 息抜きコラム 教えるためにこそ文法がある
  • Chapter1 > 4 文法のお時間3時限目 リアクション(演技)と組み合わせる
  • 息抜きコラム 「動画は見るもの,見せるもの」
  • Chapter1 > 5 文法のお時間4時限目 シーンの構造

Chapter2 コラージュとモンタージュ

  • Chapter2 > 1 つながっている・つながっていない
  • Chapter2 > 2 つながっていないつなぎ方(コラージュ編集)
  • 息抜きコラム おまけワークショップ
  • Chapter2 > 3 つながっているつなぎ方(モンタージュ編集)
  • Chapter2 > 4 モンタージュ編集のやり方
  • Chapter2 > 5 モンタージュとコラージュの使い分け
  • 息抜きコラム モンタージュという言葉について考える

Chapter3 ストーリーをつづるために

  • Chapter3 > 1 ストーリー
  • Chapter3 > 2 主人公の紹介
  • Chapter3 > 3 シーンの内訳
  • Chapter3 > 4 カットの順番を変えるワケ
  • Chapter3 > 5 カットの長さの決め方

Chapter4 カメラの都合

  • Chapter4 > 1 イマジナリー・ライン
  • Chapter4 > 2 イマジナリー・ラインをもう少し深く考える
  • 息抜きコラム MCに横を向いてしゃべらせるのはクビになるほどの案件です
  • Chapter4 > 3 サイズ,アングル,リズム,テンポ?
  • 息抜きコラム サイズ・アングルの役割

Chapter5 編集の禁止事項(やってはいけない編集とその回避の仕方)

  • Chapter5 > 1 ジャンプ・カットとその回避法
  • Chapter5 > 2 同ポジ
  • 息抜きコラム 番外編:同ポジを切る
  • Chapter5 > 3 ダメ,絶対

Chapter6 基本を超えた編集技法

  • Chapter6 > 1 省略法
  • 息抜きコラム 動画のターゲット
  • Chapter6 > 2 倒置法
  • Chapter6 > 3 マッチ・カット
  • Chapter6 > 4 ラップ
  • Chapter6 > 5 フラッシュ・バックとコンフリクト・モンタージュ

Chapter7 動画の種類と特性

  • Chapter7 > 1 動画の種類と特性
  • 息抜きコラム 中継について

Chapter8 言葉について

  • Chapter8 > 1 動画で使うべき日本語
  • Chapter8 > 2 テロップについて

Chapter9 動画の周辺知識

  • Chapter9 > 1 音の編集
  • Chapter9 > 2 カラー・グレーディングについて
  • Chapter9 > 3 動画制作のワークフロー
  • あとがき
  • 付録用語集

著者プロフィール

神井護(かみいまもる)

本名 荒磯昌史(あらいそまさし)。1964年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。父親は,日本初のCMタレントで「ズバリ!当てましょう」の司会やナショナル(現パナソニック)のCMなどで活躍した俳優・司会者の泉大助。
映像制作歴40年以上,NHKでのディレクター歴=(番組宣伝という広告動画の制作歴)25年。1995年~98年ごろはBS1,BS2の2波の先物番宣すべてを1人で担当。NHKらしからぬ番宣で,「ブーム」といえるほど新規契約者を殺到 * させたことから「スポット(短尺番組)の神様」とあだ名され,NHK会長賞(海老沢会長)も受賞。
当時の番組制作本数は年間1,000本弱程度,25年間でオンエアされた番組総本数は少なく見積もっても10,000本を越える。

*この時期にBS契約者は1,000万世帯を大きく突破。ちなみに当時は全国4,000万世帯と言われていた。