図解即戦力シリーズ図解即戦力
UMLのしくみと実装がこれ1冊でしっかりわかる教科書

[表紙]図解即戦力 UMLのしくみと実装がこれ1冊でしっかりわかる教科書

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A5判/224ページ

定価2,640円(本体2,400円+税10%)

ISBN 978-4-297-12866-1

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書籍の概要

この本の概要

UMLはオブジェクト指向技術を使ってシステムを設計する際に利用する図とその目的,及び記法を定めたものです。近年ではすっかり定着し,開発者同士の共通フォーマットとしての利用はもとより,システム開発の納品物に加えられるまでになってきました。本書はそんなUMLの全体像をイラストを使ってわかりやすく解説します。

こんな方におすすめ

  • UMLを利用してシステム開発を行いたい初心者(IT企業に関わる新人エンジニアおよび開発系営業)

本書のサンプル

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目次

1章 UMLの基礎知識

  • 01 概要 ~UML(統一モデリング言語)とは~
  • 02 歴史 ~UMLの起こり~
  • 03 バージョンアップ ~UMLの改善~
  • 04 モデリング ~UMLの根底となる考え方~

2章 オブジェクト指向

  • 01 オブジェクト指向とは
  • 02 オブジェクト・クラスの静的構造
  • 03 オブジェクト・クラス間の関係
  • 04 オブジェクト・クラスの動的構造
  • 05 オブジェクト指向の3大要素

3章 UMLの全体像

  • 01 UMLの図の種類と分類
  • 02 図の要素 ~UMLを構成する代表的な図形や線~
  • 03 共通メカニズム ~UMLの補足情報の記載~
  • 04 ツール ~UMLをより便利に扱う~

4章 UMLにおける構造図の基本文法

  • 01 オブジェクト図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 02 オブジェクト図 ~要素の関係性を示す関連線~
  • 03 クラス図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 04 クラス図 ~要素の関係性を示す関連線~
  • 05 合成構造図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 06 パッケージ図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 07 パッケージ図 ~要素の関係性を示す関連線~
  • 08 コンポーネント図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 09 コンポーネント図 ~要素の関係性を示す関連線~
  • 10 配置図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 11 配置図 ~要素の関係性を示す関連線~

5章 UMLにおける振る舞い図の基本文法

  • 01 ユースケース図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 02 アクティビティ図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 03 アクティビティ図 ~要素の関係性を示す関連線~
  • 04 アクティビティ図の要素図形 ~遷移を制御する制御ノード~
  • 05 アクティビティ図の区分 ~要素図形を分ける区分~
  • 06 ステートマシン図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 07 ステートマシン図 ~要素の関係性を示す関連線~

6章 UMLにおける相互作用図の基本文法

  • 01 コミュニケーション図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 02 コミュニケーション図 ~要素の関係性を示す関連線~
  • 03 シーケンス図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 04 シーケンス図 ~要素の関係性を示す関連線~
  • 05 シーケンス図 ~要素図形を分ける区分~
  • 06 相互作用概要図 ~図と図を構成する要素図形及び要素の関係性を示す関連線~
  • 07 タイミング図 ~図と図を構成する要素図形~
  • 08 タイミング図 ~要素の関係性を示す関連線~

7章 開発の標準化

  • 01 開発標準と開発工程
  • 02 要件定義 ~システム開発の目的を定める~
  • 03 設計 ~システム開発の方法を定める~
  • 04 製造 ~実際にシステムを作る~
  • 05 試験 ~作ったシステムを検証する~
  • 06 開発方式

8章 要件定義におけるUMLの作成

  • 01 要求の収集
  • 02 トップダウンアプローチ
  • 03 ボトムアップアプローチ①
  • 04 ボトムアップアプローチ②
  • 05 業務分析
  • 06 ユースケース分析

9章 設計におけるUMLの作成

  • 01 ハードウェアアーキテクチャ設計
  • 02 ソフトウェアアーキテクチャ設計
  • 03 クラス設計
  • 04 相互作用設計

10章 製造/試験におけるUMLの活用

  • 01 プログラミング
  • 02 環境構築
  • 03 機能試験の作成
  • 04 システム試験の作成

Appendix

  • 01 メタモデル ~UMLの定義~
  • 02 XMI ~XML形式でUMLを表現~

著者プロフィール

尾崎惇史(おざきあつし)

法政大学にて修士(情報科学),早稲田大学にて博士(スポーツ科学)を取得。IT企業で音声認識エンジンの研究開発に携わる。その後,スポーツテック事業の会社を立ち上げ,センサとスマートフォンを連動させたAI・IoTシステムを開発。プログラミング研修講師,UML研修講師を経て,現在は株式会社フルネスにてIT技術全般の教育に従事。